ここでは、Java EE 6ワークベンチでの開発でJDK 6を用いるための手順を説明します。
Java EE 6ワークベンチをJDK 6を用いて起動するには、以下の手順に従ってください。
コマンドプロンプトを開き、Java EE 6開発機能のインストールフォルダに移動します。
[Java EE 6開発機能のインストールフォルダ]
<製品のインストールフォルダ>\IDE\1101_WB36\eclipse
isstudio.exeを以下のように-vmオプションをつけて実行します。
> isstudio.exe -vm (JDK 6のインストールフォルダ)\jre\bin
[ワークスペースの選択]画面では、新しいワークスペースフォルダを選択することを推奨します。
もし、既存のワークスペースを選択した場合には、次の"既存のワークスペースの設定変更"の手順に従ってください。
Java EE 6ワークベンチ起動時に既存のワークスペースを選択した場合、以下の手順に従ってJDK 6を使用するための設定変更を行ってください。
[インストール済みのJRE]にJDK 6を追加します。
ワークベンチのメニューから[ウィンドウ] > [設定]を選択します。
[設定]ダイアログボックスの左のペインで[Java] > [インストール済みのJRE]を選択します。
右の[インストール済みのJRE]画面で[追加]をクリックします。
[JREの型]画面では"標準VM"を選択して[次へ]をクリックします。
[JRE定義]画面では[JREホーム]に、JDK 6のインストールフォルダを指定します。
[JRE名]に"JDK6"と表示され、[JREシステムライブラリ]にJDK 6のライブラリのJARファイル一覧が表示されます。[完了]をクリックして画面を閉じます。
[インストール済みのJRE]の一覧に"JDK6"が追加されます。
"JDK6"のチェックボックスにチェックを付け、JDK 6をデフォルトのJDKにします。[OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じます。
既存のプロジェクトが使用するJDKをJDK 6に変更します。
変更するプロジェクトをプロジェクトエクスプローラなどで選択し、ポップアップメニューから[プロパティ]を選択します。
[プロパティ]ダイアログボックスの左のペインで[Javaのビルドパス]を選択します。
右に[Javaのビルドパス]ページが表示されるので[ライブラリ]タブを選択します。
一覧の中から"JREシステムライブラリ[JavaSE-1.7]"を選択し、[編集]をクリックします。
[JREシステムライブラリ]画面で"実行環境"を"JavaSE-1.6(JDK6)"に変更して[完了]をクリックします。
[OK]をクリックして[プロパティ]ダイアログボックスを閉じます。
JDK 6を利用して開発したアプリケーションをJava EE 6実行環境に配備して動作確認する場合はJava EE 6実行環境をJDK 6用に初期化する必要があります。初期化後は作成していたInterstage Java EE 6 DASサービスや、配備していたアプリケーションはすべて削除されます。必要に応じて初期化後にInterstage Java EE 6 DASサービスの再作成、アプリケーションの再配備を行ってください。
初期化は以下の手順で実施します。
No. | 操作手順 | 参照ドキュメント |
---|---|---|
1 | アプリケーションサーバの資源をバックアップします。 注) 本製品に同梱のInterstage Application ServerでJ2EEおよびJava EE 5の機能を利用している場合、必要に応じて作業してください。 | "Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)" > "資源のバックアップ/移出" |
2 | アプリケーションサーバをアンインストールします。 | "Interstage Studio インストールガイド" > "インストール作業" > "上書きインストール" |
3 | APSフォルダ配下の必要なファイルを退避した後に、APSフォルダを削除します。 とした場合は、C:\Interstage\APSフォルダ) | - |
4 | アプリケーションサーバをインストールします。[Java EE 6機能で使用するJDKの選択]画面ではJDK6を選択します。 | "Interstage Studio インストールガイド" > "インストール作業" > "上書きインストール" |
5 | バックアップした資源を復旧します。 注) 本製品に同梱のInterstage Application ServerでJ2EEおよびJava EE 5の機能を利用している場合、必要に応じて作業してください。 | "Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)" > "資源のリストア/移入" |
ポイント
JDK 6を用いた開発を行った後に、JDK 7を用いた開発を行う場合は、以下の手順で設定を戻してください。
Java EE 6ワークベンチの起動は通常どおり、アプリ画面(Windows 8およびWindows Server 2012の場合)およびスタートメニュー(その他のWindowsの場合)から行ってください。
既存のワークスペースをJDK 6用に設定変更していた場合は、JDK 7用に設定を戻してください。
[インストール済みJRE]の一覧では、"JDK7"のチェックボックスにチェックを付け、JDK 7をデフォルトのJDKにします。
既存のプロジェクトでは、[JREシステムライブラリ]画面で"代替JRE"を"JDK7"に変更します。
既存のプロジェクトは[Javaコンパイラ]画面で[コンパイラ準拠レベル]を[1.7]に変更します。
Java EE 6実行環境をJDK 7用に初期化してください。操作方法は、"初期化の方法"と同様です。アプリケーションサーバをインストールする時に[Java EE 6機能で使用するJDKの選択]画面でJDK7を選択してください。