共通メッセージからの情報取得する方法には、以下の種類があります。メディエータファンクションのパラメタに、ペイロードの一部の値を設定したい場合は、事前に共通メッセージからの情報取得を利用して、取り出した値を共通メッセージのヘッダパラメタに格納しておきます。
XMLメッセージから情報取得(XML Emerger)
固定長メッセージから情報取得(FLAT Emerger)
XMLメッセージからの情報取得(XML Emerger)
XML Emergerを利用して、XMLメッセージから必要な情報を取り出し、共通メッセージのヘッダに格納します。
XML Emergerの主な機能は、以下のとおりです。なお、XML Emergerの操作対象は、共通メッセージ内のペイロード部分の整形式XML文書です。
XPathによる要素、属性の位置の指定
格納する共通メッセージのヘッダパラメタキー名を自由に設定
図2.27 XML Emergerの機能
ポイント
同時に複数の値を取り出すことができます。
注意
XPathは、絶対パスで指定してください。
固定長メッセージからの情報取得(FLAT Emerger)
FLAT Emergerを利用して、固定長メッセージから必要な情報を取り出し、共通メッセージ内のヘッダに格納します。
FLAT Emergerの主な機能は、以下のとおりです。なお、FLAT Emergerの操作対象は、共通メッセージ内のペイロード部分のFLATフォーマットデータです。
取り出す値の位置(バイト数)、桁数(バイト数)の指定
格納する共通メッセージのヘッダパラメタキー名を自由に設定
図2.28 FLAT Emerger
注意
同時に複数の値を取り出すことはできません。
バイナリデータの取得はできません。