ページの先頭行へ戻る
Interstage Service Integrator V9.5.0 解説書
FUJITSU Software

2.4.5 共通メッセージからの情報取得

共通メッセージからの情報取得する方法には、以下の種類があります。メディエータファンクションのパラメタに、ペイロードの一部の値を設定したい場合は、事前に共通メッセージからの情報取得を利用して、取り出した値を共通メッセージのヘッダパラメタに格納しておきます。

XMLメッセージからの情報取得(XML Emerger)

XML Emergerを利用して、XMLメッセージから必要な情報を取り出し、共通メッセージのヘッダに格納します。
XML Emergerの主な機能は、以下のとおりです。なお、XML Emergerの操作対象は、共通メッセージ内のペイロード部分の整形式XML文書です。

図2.27 XML Emergerの機能

ポイント

同時に複数の値を取り出すことができます。

注意

XPathは、絶対パスで指定してください。

固定長メッセージからの情報取得(FLAT Emerger)

FLAT Emergerを利用して、固定長メッセージから必要な情報を取り出し、共通メッセージ内のヘッダに格納します。
FLAT Emergerの主な機能は、以下のとおりです。なお、FLAT Emergerの操作対象は、共通メッセージ内のペイロード部分のFLATフォーマットデータです。

図2.28 FLAT Emerger

注意

  • 同時に複数の値を取り出すことはできません。

  • バイナリデータの取得はできません。