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Interstage Service Integrator V9.5.0 解説書
FUJITSU Software

1.1.2 メッセージの変換

ISIでは、インタフェース調整機能としてメッセージを変換する機能を提供しています。インタフェース調整機能を使用することにより、コーディングレスでサービス間のメッセージの違いを吸収することができます。

図1.1 インタフェースの調整担当者の負荷軽減の仕組み

コーディングレス

プログラムやスクリプトを作成することなく、固定長メッセージの変換、および固定長メッセージとXMLメッセージの相互変換が可能です。

多様なフォーマット形式

固定長メッセージは、企業や団体で使用されているフォーマットの代表的なものを入出力として扱うことができます。
具体的には、「一般フォーマット」、「複数一般フォーマット」、「伝票形式フォーマット」、「行終端可変長フォーマット」、「繰返し数指定可変長フォーマット」の5種類のフォーマットが扱えます。
XMLメッセージは、整形式(well-formed)XML文書を扱えます。XML Schema、XML名前空間に対応したものも扱うことができます。

多様なフォーマット変換

固定長メッセージのフォーマット変換では、値を単純にコピーするだけでなく、一部分だけのコピー、四則演算結果の出力、条件式による出力値の変更、コード値変換、異なる属性へのコピーなどの変換を行えます。
さらに、プログラムを別途作成することによって特別な処理結果を出力することもできます。

クライアント上でのシミュレーション

固定長メッセージのフォーマット変換は、サーバ環境を構築することなく、クライアント上でフォーマット変換をシミュレーションすることができます。
シミュレーション結果は画面上で確認できます。

文字コード変換

メッセージの文字コードを変換できます。

CSV変換

CSV形式のメッセージを入出力できます。

ファイル抽出

メッセージ内の複数のレコードから、特定のレコードだけを抽出できます。