Windows Vista、Windows 7、およびWindows 8での運用の注意について説明します。
文字コードについての注意事項は、“JIS X 0213:2004環境を利用する場合の注意事項【Windows】”を参照してください。
運用管理クライアント
運用管理クライアントを使用する場合、以下の点に注意してください。
DmReferenceグループに所属するローカルユーザで、Windows端末にログオンすることを推奨します。(Administratorsグループにだけ所属するローカルユーザでは、運用管理クライアントを使用できません。)
詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“Systemwalkerの利用者権限を定義する”において、“運用管理クライアントがインストールされたWindows端末にログオンする場合の注意事項”を参照してください。
ただし、以下の場合には、ログオンするローカルユーザに別途設定が必要になります。
[システム監視クライアント設定]画面を使用する場合
Administratorsグループに所属するローカルユーザでWindows端末にログオンする必要があります。
詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“イベント監視の監視条件を設定する”を参照してください。
資源配付の機能を使用する場合
必要に応じた権限のローカルユーザでWindows端末にログオンする必要があります。
詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編”の“画面のアクセス権を定義する”を参照してください。
各種コマンドを使用する場合
必要に応じた権限のローカルユーザでログオンする必要があります。
詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”の“コマンドリファレンス”を参照してください。
資源配付
Windows Vista、Windows 7、およびWindows 8では、資源配付機能を使用する場合、以下の注意があります。
資源配付サービスの設定を「デスクトップとの対話をサービスに許可」を選択した場合、OSから「対話型サービスダイアログの検出」が表示されます。資源配付のプログラム画面を確認する必要がある場合は、以下の対処を実施してください。
【対処方法】
OSのダイアログに対し、「メッセージを表示する」を選択
資源配付サービスの画面が表示され、資源配付サービスの処理画面の確認が完了した場合、OSからの対話型サービスダイアログに対し「今すぐ戻る」を選択しデスクトップの表示へ戻ります。
OSのダイアログに対し、「メッセージを表示する」を選択しない
ユーザ対話を必要とする前バッチ/後バッチなどを配付している場合
資源配付は処理待ちとなります。(デスクトップとの対話をサービスに許可を選択しない状態)
ユーザ対話を必要としない場合
資源配付サービスのプロセス終了に伴い、OSから「対話型サービスダイアログの検出」ダイアログも終了します。
システム監視
イベントログへの出力文字列に、JIS X 0213:2004で新規に追加された文字を含む場合、そのメッセージを正しく監視できません。
ログファイル監視機能を使用して対象のログファイルの内容に、JIS X 0213:2004で新規に追加された文字を含む場合、そのログを正しく監視できません。
リモートコマンド発行におけるコマンド文字列(コマンド名、パラメタ)やその応答文字列に、JIS X 0213:2004で新規に追加された文字を含む場合、正しく実行できません。
リモート操作
JIS X 0213:2004で新規に追加された文字を含むユーザ/グループでWindows にログオンし、リモート操作クライアントを除くリモート操作の機能を使用することができません。
ソフトウェア修正管理機能
Windows Vista、Windows 7、およびWindows 8でcmgetal(最新修正情報取得コマンド)、またはcmdlmod(修正ダウンロードコマンド)を使用する場合、コマンドプロンプトを「管理者として実行」に選択して起動(※)し、権限昇格後のコマンドプロンプトにてコマンドを実行してください。
※:起動時にWindows Vista、Windows 7、およびWindows 8による権限昇格画面が表示されます。