ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V11.1.0 アプリケーション開発ガイド(.NET Data Provider編)
FUJITSU Software

B.1 eventlogキーワード

eventlogキーワードには、以下のオプションを指定することができます。

eventlogキーワードの指定形式とオプションの詳細を説明します。

指定形式

eventlog=(出力モード[,出力レベル][,ログの出力先])

記述例

出力レベルが“Debug”で、ログの出力先が“C:\log”の場合

eventlog=(ON,Debug,C:\log)

オプション

eventlogキーワードのオプションの詳細を以下に示します。

表B.1 eventlogキーワードの詳細

オプション

初期

説明

出力モード

なし

ログの取得の有無を指定します。
ON:ログを取得します。
OFF:ログを取得しません。

出力レベル

Error

ログの出力レベルを指定します。
Error:APIの開始時刻と終了時刻、開始から終了までの経過時間、およびエラーメッセージを取得します。
Debug:“Error”の情報に加えて、実行するクラス名や入力パラメタ名などの性能情報を取得します。
出力レベルの詳細は、“表B.2 出力情報と出力レベルの対応関係”を参照してください。

ログの出力先

Symfoware .NET Data Providerインストールディレクトリ\Log

ログの出力先フォルダのパスを指定します。絶対パスで指定してください。(注)

注)出力先には、実在するフォルダを指定してください。指定した出力先フォルダが存在しない場合、エラーになります。


出力レベルごとの出力情報は以下のとおりです。

表B.2 出力情報と出力レベルの対応関係

出力情報

出力レベル

Error

Debug

開始時刻

○(注)

クラス名

-

メソッド名

-

入力パラメタ名

-

各クラスのプロパティ情報

-

戻り値

-

エラーメッセージ

終了時刻(経過時間)

○(注)

○:出力あり
- :出力なし
注) エラーメッセージが出力された場合のみ、取得します。


以下に、出力情報の出力形式を示します。

表B.3 出力情報の詳細

出力情報

出力形式

開始時刻

Begin: YYYY-MM-DD HH:MM:SS.MMS

クラス名

Class: クラス名

メソッド名

Method: メソッド名

入力パラメタ名

Input Variables:
パラメタ名: 値 (注1)

各クラスのプロパティ情報

各クラスに指定されているプロパティ情報、およびキーワード情報を以下の形式で出力します。実行するSQL文はプロパティ情報として出力します。

クラス名 Environment:
プロパティ名 = プロパティの値
キーワード名 = キーワードの値 (注2)

戻り値

Return: 戻り値 (注3)

エラーメッセージ

Error: エラーメッセージ

終了時刻(経過時間)

End: YYYY-MM-DD HH:MM:SS.MMS (HH:MM:SS.sss)

注1) パラメタがない場合は、“void”を出力します。
注2) ConnectionStringプロパティの接続先情報のユーザIDとパスワードは、*(アスタリスク)で出力します。
注3) 戻り値がオブジェクトの場合、オブジェクトのクラス名を返します。また、戻り値がない場合は、“void”を出力します。エラーが発生した場合、戻り値は出力されません。