TableAdapterクエリでは、DataTableに値を設定したり (Fill クエリと FillBy クエリ)、クエリが返すデータを読み込んだ新しいDataTableを返したり (GetData クエリと GetDataBy クエリ)することができます。作成済みのTableAdapterにクエリを追加する手順を説明します。
データセットデザイナーでデータセットを開きます。
対象のTableAdapterを右クリックし、[追加]の[クエリ]を選択して、TableAdapterクエリの構成ウィザードを開きます。
[コマンドの種類を選択します]画面で、TableAdapterクエリでデータベースにアクセスする方法を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
[クエリの種類の選択]画面で、使用するSQLクエリの種類を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
以下のどちらかの方法で、SQLステートメントを入力します。
画面上で直接入力する
QueryBuilderで自動生成する
[クエリビルダー]ボタンをクリックするとQueryBuilderを起動できます。詳細は“付録E QueryBuilder”を参照してください。
SQLステートメントを入力後、[次へ]ボタンをクリックします。
生成するメソッドを選択します。
ウィザードの結果画面に、生成したメソッドの一覧が表示されます。
ウィザードが完了し、TableAdapter にクエリが追加されます。
注意
[単一の値を返すSELECT]を選択した場合、[接続の追加]画面に指定したスキーマとは異なるスキーマ名のTableAdapterを作成できません。
ポイント
[データのプレビュー]ダイアログ ボックスを使用して、TableAdapterに追加したクエリの実行結果を参照できます。
DataTable、Query、またはTableAdapterを右クリックして、[データのプレビュー]を選択すると、データのプレビュー画面が表示されます。この画面で[プレビュー]ボタンをクリックすると、クエリの実行結果が表示されます。
ただし、以下の注意事項があります。
BLOB型の列のデータが画像以外の場合、正常に表示できません。
ストアドプロシージャを選択してTableAdapterを作成した場合、パラメタの順番を入れ替えて[プレビュー]ボタンをクリックするとエラーになります。