監査ログエレメントの満杯事象が発生し、さらに切替え先の監査ログエレメントが見つからない場合、監査ログパラメタ“AUDIT_LOG_FULL”の設定時に選択した、以下のパラメタにより、満杯時の対処が異なります。
Symfoware/RDBを強制停止します。
一番古い監査ログエレメントを再利用します。
一番古い監査ログエレメントが自動的に初期化されて、そこに新しい監査ログが採取されます。上書きされた監査ログエレメント以外の使用済の監査ログエレメントは、rdbunladtコマンドでバックアップし、次の上書きで監査ログが失われないようにしてください。
参照
rdbunladtコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
また、バックアップした監査ログまたは監査ログデータベース上の監査ログから、異常の原因を調査してください。監査ログの参照方法の詳細については、“10.4 監査ログの参照”を参照してください。
監査ログの取得を停止して、メッセージログファイルに出力します。
満杯となった監査ログエレメントは、rdbunladtコマンドでバックアップおよび初期化を行い、監査ログの満杯事象を取り除いてください。監査ログエレメントのバックアップおよび初期化の詳細については、“7.11.1 監査ログデータベースのバックアップと初期化”を参照してください。
また、バックアップした監査ログは、別の表に格納して、異常の原因を調査してください。監査ログの参照方法の詳細については、“10.4.2 バックアップした監査ログを別の表に格納して検索”を参照してください。
ここでは、運用が中断した場合の対処を説明します。
監査ログが満杯になった事象を検出した時点で、メッセージログファイルにメッセージが出力され、Symfoware/RDBは強制的に停止されます。管理者は、異常の原因を特定したあとに、監査ログのバックアップを行い、運用を再開する必要があります。
Symfoware/RDBを起動します。
監査ログのバックアップおよび初期化を行います。
バックアップおよび初期化は、rdbunladtコマンドのmbオプションで行います。
バックアップした監査ログを別の表に格納して異常の原因を調査します。
監査ログの参照方法の詳細については、“10.4.2 バックアップした監査ログを別の表に格納して検索”を参照してください。
rdb: ERROR: qdg13461I: 監査ログの取得が不可能なためRDBII強制停止を 行います(システム名=rdbsys1) $ rdbstart $ rdbunladt -mb -o 1 /rdb2/audit/audit20070420_1.dat $ rdbunladt -mb -o 2 /rdb2/audit/audit20070420_2.dat $ rdbunladt -mb -o 3 /rdb2/audit/audit20070420_3.dat 異常の原因を調査します。
注意
監査ログが満杯の時は、監査ログの取得が不可能なため運用を行うことができません。
rdbunladtコマンドで監査ログのバックアップおよび初期化を行うと運用を再開することができます。
監査ログのバックアップが完了するまでの間は、以下のコマンド以外は実行することができません。
rdbaudit
rdbrcvadt
rdbunladt