以下の異常が発生した場合に監査ログデータベースをリカバリする方法について説明します。
監査ログのディスクに入出力障害が発生した場合
監査ログが満杯の場合
監査ログ用ロググループのテンポラリログファイル破壊の場合
システムロググループのテンポラリログファイル破壊の場合
起動時の監査ログデータベースのデバイスがアクセス禁止状態の場合
監査ログエレメントのロールバック不可閉塞が発生した場合
監査ログデータベースに異常が発生した場合は、メッセージログファイルとrdbauditコマンドによりエレメントの状態を確認し、異常の原因を取り除く必要があります。
監査ログデータベースに媒体障害が発生した場合は、以下のメッセージが出力されて監査ログエレメントはアクセス禁止状態となり、Symfoware/RDBが自動的に監査ログエレメントを切り替えます。すべての監査ログエレメントがアクセス禁止状態となった場合、Symfoware/RDBの強制停止または監査ログの取得停止となるため、すみやかに監査ログエレメントをリカバリしなければなりません。
qdg13460u 監査ログエレメント番号'1'番で入出力障害が発生しました qdg13456I 監査ログエレメントを切り替えました 番号='1'
異常の原因の確認は、rdbauditコマンドで行います。監査ログエレメントがあるディスクが異常の場合、またはテンポラリログファイルが異常の場合には、エレメントの組み込み操作が必要になります。それ以外は、監査ログ自体に異常はなく、二次的に更新処理が異常になっているだけなので、原因を取り除けば処理が続行可能な状態になります。