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Symfoware Server V11.1.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

11.11 監査ログデータベースのリカバリ

以下の異常が発生した場合に監査ログデータベースをリカバリする方法について説明します。

監査ログデータベースに異常が発生した場合は、メッセージログファイルとrdbauditコマンドによりエレメントの状態を確認し、異常の原因を取り除く必要があります。

監査ログデータベースに媒体障害が発生した場合は、以下のメッセージが出力されて監査ログエレメントはアクセス禁止状態となり、Symfoware/RDBが自動的に監査ログエレメントを切り替えます。すべての監査ログエレメントがアクセス禁止状態となった場合、Symfoware/RDBの強制停止または監査ログの取得停止となるため、すみやかに監査ログエレメントをリカバリしなければなりません。

qdg13460u  監査ログエレメント番号'1'番で入出力障害が発生しました
qdg13456I  監査ログエレメントを切り替えました 番号='1'

異常の原因の確認は、rdbauditコマンドで行います。監査ログエレメントがあるディスクが異常の場合、またはテンポラリログファイルが異常の場合には、エレメントの組み込み操作が必要になります。それ以外は、監査ログ自体に異常はなく、二次的に更新処理が異常になっているだけなので、原因を取り除けば処理が続行可能な状態になります。