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Symfoware Server V11.1.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

11.9.1 コネクションの接続がエラーになる場合の対処

コネクションの接続が、システムメッセージ“qdg12147e”を出力してエラーになった場合は、システム用の動作環境ファイルのMAX_CONNECT_SYSおよびMAX_CONNECT_TCPの値が正しいかどうかを確認してください。

MAX_CONNECT_SYSおよびMAX_CONNECT_TCPの値が正しく設定されている場合には、使用されていないコネクションが存在している可能性があります。この場合は、rdbtermコマンドにより、不要なコネクションを切断することで、新しいコネクションの接続が可能になります。不要なコネクションかどうかは、rdbcninfコマンドのトランザクション状態(Tran)やアイドル時間(Idle)を基に、長時間アプリケーションからの要求のないコネクションを特定します。

操作例
rdb: ERROR: qdg12147e:通信処理において異常が発生しました:'JYP1052E 接続できる
     通信の最大数を越えました.通信種別 =“SYS”’ (システム名=rdbsys1)

$ rdbcninf -s 

RDBII rdbcninf DATE:2007/04/14 TIME:11/36/00 

Local Connection Status(exec/term/free/total) : 0/ 0/ 5/ 5 

Remote Connection Status(exec/term/free/total) : 5/ 0/ 0/ 5 

Status  Idle   Tran   Type    Connection-Info 
EXEC    00:00  ACT    TCP/IP  10.124.4.123/19562/1 
EXEC    00:00  ACT    TCP/IP  10.124.4.123/19562/2 
EXEC    00:00  ACT    TCP/IP  10.124.4.123/19562/3 
EXEC   131:32  INACT  TCP/IP  10.124.4.234/19598/1 
EXEC   125:58  INACT  TCP/IP  10.124.4.234/19616/1 

注意

ローカル接続を行っているアプリケーションとの接続を、rdbtermコマンドにより切断した場合は、資源の占有解除は直ちに行われます。しかし、アプリケーションとの通信で使用している共用メモリなどの通信用環境の回収は、アプリケーションのプロセス終了または次のSQL文が実行されると行われます。