RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルに入出力障害が発生した場合、システムメッセージ“qdg03121u”、“qdg03420u”または“qdg13273u”が出力されます。この場合は、rdbrcvdicコマンドによりRDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルのリカバリを行ってください。
RDBディレクトリファイルには、以下の2種類があります。
ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル
RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイル
スケーラブルディレクトリ機能を利用すると、さらに以下のRDBディレクトリファイルを作成することができます。
ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル
それぞれのRDBディレクトリファイルが保持する情報については、“2.6 スケーラブルディレクトリ”を参照してください。
RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルのリカバリは、基本的には以下の5種類の方法があります。
RDBディクショナリとRDBディレクトリファイルのリカバリ
RDBディクショナリとRDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルのリカバリ
RDBディレクトリファイルのリカバリ
RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルのみをリカバリ
ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルのリカバリ
ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルを高速にリカバリする方法として、以下の方法もあります。
インクリメンタルリカバリによるリカバリ
異常が発生したファイルや運用形態などから、適切なリカバリ方法を選択し、リカバリを行ってください。リカバリ方法の選択の目安を以下に示します。
リカバリする資源 | リカバリバターン | リカバリ方法の参照先 |
---|---|---|
RDBディクショナリ | (2) | |
DIR_FILE1 | (3) | |
DIR_FILE2 | (4) | |
DIR_FILE | (5) | |
RDBディクショナリとDIR_FILE1 | (1) | |
RDBディクショナリとDIR_FILE2 | (2) | |
RDBディクショナリとDIR_FILE | (1) | |
DIR_FILE1とDIR_FILE2 | (3) | |
DIR_FILE1とDIR_FILE | (3) | |
DIR_FILE2とDIR_FILE | (3) | |
RDBディクショナリとDIR_FILE1とDIR_FILE2 | (1) | |
RDBディクショナリとDIR_FILE1とDIR_FILE | (1) | |
RDBディクショナリとDIR_FILE2とDIR_FILE | (1) | |
DIR_FILE1とDIR_FILE2とDIR_FILE | (3) | |
RDBディクショナリとDIR_FILE1とDIR_FILE2とDIR_FILE | (1) |
DIR_FILE1 : ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル
DIR_FILE2 : RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイル
DIR_FILE : ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル
RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルのリカバリには、Symfoware/RDB運用中に行う方法と、Symfoware/RDB停止中に行う方法があります。Symfoware/RDB運用中のリカバリは、Symfoware Server Enterprise Extended Editionで利用できます。