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Symfoware Server V11.1.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

9.2.2 媒体の変更

テンポラリログファイルの作成時に指定した、ログインデックス域、BIログ域、AIログ域を異なるローデバイスに作成することにより、ローデバイスへの負荷を分散することができます。

ローデバイスの変更は、以下の運用形態により異なります。

アーカイブログ運用を行っている場合

ローデバイスを変更する場合は、テンポラリログファイルの再作成を行ってください。このとき、Symfoware/RDBは正常停止状態でなければなりません。テンポラリログファイルの再作成は、rdblogコマンドで行います。スケーラブルログ運用を行っている場合は、rdblogコマンドのgオプションでロググループ名を指定して行います。

参照

rdblogコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

媒体の変更は、以下の手順で行います。

  1. ローデバイスの作成

  2. テンポラリログファイルの状態確認

  3. テンポラリログファイルの再作成

1) ローデバイスの作成

新しくテンポラリログファイルを作成するためのローデバイスを作成します。既存のローデバイスを利用する場合は、この操作は不要です。

2) テンポラリログファイルの状態確認

rdblogコマンドのVオプションおよびtオプションで、テンポラリログファイルの状態が未使用(Statusが“---”)であることを確認してください。

3) テンポラリログファイルの再作成

テンポラリログファイルの再作成は、rdblogコマンドのGオプション、tオプションおよびrオプションで行います。

ログインデックス域を/dev_symfoware/raw6、BIログ域を/dev_symfoware/raw7、AIログ域を/dev_symfoware/raw8に作成し、負荷分散する場合

$ rdblog -G -t -r -c 10M /dev_symfoware/raw6 /dev_symfoware/raw7
         /dev_symfoware/raw8 30M 30M 20 

アーカイブログ運用を行っていない場合

ローデバイスを変更する場合は、既存のテンポラリログファイルを削除したあと、作成を行ってください。このとき、Symfoware/RDBは正常停止状態でなければなりません。テンポラリログファイルの削除および作成は、rdblogコマンドで行います。スケーラブルログ運用を行っている場合は、rdblogコマンドのgオプションでロググループ名を指定して行います。

参照

rdblogコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

媒体の変更は、以下の手順で行います。

  1. テンポラリログファイルの削除

  2. ローデバイスの作成

  3. テンポラリログファイルの作成

1) テンポラリログファイルの削除

既存のテンポラリログファイルの削除は、rdblogコマンドのDオプションおよびtオプションで行います。

現在のテンポラリログファイルを削除する場合

$ rdblog -D -t 
2) ローデバイスの作成

新しくテンポラリログファイルを作成するためのローデバイスを作成します。既存のローデバイスを利用する場合は、この操作は不要です。

3) テンポラリログファイルの作成

テンポラリログファイルの作成は、rdblogコマンドのGオプションおよびtオプションで行います。

ログインデックス域を/dev_symfoware/raw6、BIログ域を/dev_symfoware/raw7、AIログ域を/dev_symfoware/raw8に作成し、負荷分散する場合

$ rdblog -G -t -c 10M /dev_symfoware/raw6 /dev_symfoware/raw7
         /dev_symfoware/raw8 30M 30M 20