テンポラリログファイルの作成時に指定した、ログインデックス域、BIログ域、AIログ域を異なるローデバイスに作成することにより、ローデバイスへの負荷を分散することができます。
ローデバイスの変更は、以下の運用形態により異なります。
アーカイブログ運用を行っている場合
ローデバイスを変更する場合は、テンポラリログファイルの再作成を行ってください。このとき、Symfoware/RDBは正常停止状態でなければなりません。テンポラリログファイルの再作成は、rdblogコマンドで行います。スケーラブルログ運用を行っている場合は、rdblogコマンドのgオプションでロググループ名を指定して行います。
参照
rdblogコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
媒体の変更は、以下の手順で行います。
ローデバイスの作成
テンポラリログファイルの状態確認
テンポラリログファイルの再作成
- 1) ローデバイスの作成
新しくテンポラリログファイルを作成するためのローデバイスを作成します。既存のローデバイスを利用する場合は、この操作は不要です。
- 2) テンポラリログファイルの状態確認
rdblogコマンドのVオプションおよびtオプションで、テンポラリログファイルの状態が未使用(Statusが“---”)であることを確認してください。
- 3) テンポラリログファイルの再作成
テンポラリログファイルの再作成は、rdblogコマンドのGオプション、tオプションおよびrオプションで行います。
- 例
ログインデックス域を/dev_symfoware/raw6、BIログ域を/dev_symfoware/raw7、AIログ域を/dev_symfoware/raw8に作成し、負荷分散する場合
$ rdblog -G -t -r -c 10M /dev_symfoware/raw6 /dev_symfoware/raw7
/dev_symfoware/raw8 30M 30M 20
アーカイブログ運用を行っていない場合
ローデバイスを変更する場合は、既存のテンポラリログファイルを削除したあと、作成を行ってください。このとき、Symfoware/RDBは正常停止状態でなければなりません。テンポラリログファイルの削除および作成は、rdblogコマンドで行います。スケーラブルログ運用を行っている場合は、rdblogコマンドのgオプションでロググループ名を指定して行います。
参照
rdblogコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
媒体の変更は、以下の手順で行います。
テンポラリログファイルの削除
ローデバイスの作成
テンポラリログファイルの作成
- 1) テンポラリログファイルの削除
既存のテンポラリログファイルの削除は、rdblogコマンドのDオプションおよびtオプションで行います。
- 例
現在のテンポラリログファイルを削除する場合
$ rdblog -D -t
- 2) ローデバイスの作成
新しくテンポラリログファイルを作成するためのローデバイスを作成します。既存のローデバイスを利用する場合は、この操作は不要です。
- 3) テンポラリログファイルの作成
テンポラリログファイルの作成は、rdblogコマンドのGオプションおよびtオプションで行います。
- 例
ログインデックス域を/dev_symfoware/raw6、BIログ域を/dev_symfoware/raw7、AIログ域を/dev_symfoware/raw8に作成し、負荷分散する場合
$ rdblog -G -t -c 10M /dev_symfoware/raw6 /dev_symfoware/raw7
/dev_symfoware/raw8 30M 30M 20