ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V11.1.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

8.4 既存のDSOにDSIを追加補充する容量拡張

既存のDSOにDSIを追加補充する容量拡張は、DSO定義で分割条件が指定されている場合に行うことができます。

DSIの追加補充による容量拡張の作業の流れは、以下のようになります。

  1. ローデバイスの確保

    データベーススペースを作成するためのローデバイスを確保します。既存のデータベーススペースを利用する場合には、この操作は不要です。

  2. 追加データベーススペースの作成

    1で確保したローデバイス上に、データベーススペースをrdbddlexコマンドのCREATE DBSPACE文で作成します。既存のデータベーススペースを利用する場合には、この操作は不要です。

  3. 追加DSIの作成

    2で作成したデータベーススペース上に、rdbddlexコマンドのCREATE DSI文で、追加DSIを作成します。

  4. 追加DSIの領域の初期化

    rdbfmtコマンドを使用して、追加DSIの領域を初期化します。追加DSIの領域の初期化にはrdbfmtコマンドでiオプションを指定します。

  5. DSIのバックアップ

    rdbdmpコマンドを使用してDSIをバックアップします。

なお、このDSIの追加補充の場合、既存のDSIの分割キー値とは異なる(新規の)分割キー値を持つDSIを割り当てることになります。

以下に、既存のDSOにDSIを追加補充することで、データベースの容量を拡張する例を示します。この例は、発注表に対応する発注表DSOに関東発注表DSIを追加補充し容量を拡張する例です。なお、データベーススペースDBSP_4はローデバイス/dev_symfoware/raw13上に作成されるものとします。

図8.3 既存のDSOにDSIを追加補充する容量拡張

DBSP: データベーススペース