運用中に不要となった共用バッファプールや、共用バッファプールのページ数の変更を行うような場合には、共用バッファプールの閉鎖を行います。共用バッファプールを、rdbdrbfコマンドにより閉鎖します。
閉鎖が必要なすべての共用バッファプールに対して、共用バッファプールの閉鎖処理を行ってください。共用バッファプールを閉鎖する方法には、以下の2つの方法があります。
1つずつ共用バッファプールを閉鎖する方法
複数の共用バッファプールを一括して閉鎖する方法
複数の共用バッファプールを処理する場合は、“複数の共用バッファプールを一括して閉鎖する方法”を実行した方が、高速に閉鎖できます。
参照
rdbdrbfコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
次の指定形式により、rdbdrbfコマンドで1つの共用バッファプールを閉鎖することができます。
rdbdrbf [-a] 共用バッファ識別子 [ページ長 [ページ長] ・・・]
指定した共用バッファ識別子内のすべてのページ長の共用バッファを閉鎖します。
次の指定形式により、rdbdrbfコマンドで複数の共用バッファプールを一度に閉鎖することができます。
rdbdrbf -f{ファイル名|- }
複数の共用バッファの閉鎖情報を記述したファイル名を指定します。ファイル名の代わりに“-”を指定すると、標準入力からの読込みとなります。
指定するファイル内には、次の記述形式で各共用バッファプールの情報を定義します。ページ長よりも後ろの記述は、指定されても無視するため、rdbcrbfコマンドで使用したファイルをそのまま流用することも可能です。
# コメント 共用バッファ識別子 ページ長
記述内容は、コマンドのオプションに指定した場合と同じです。記述内容の意味は、“1つずつ共用バッファプールを閉鎖する方法”の各オプションの説明を参照してください。
複数の共用バッファプールの閉鎖情報を記述したファイルの例を以下に示します。
POOL1 8K POOL3 1K POOL3 2K