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Symfoware Server V11.1.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

5.1 ダンプレス機能と同期復元機能

インデックスのDSIに対してリカバリを行う場合には、表のDSIとインデックスのDSIの一致性を保証する必要があります。一致性を保証する方法には、以下の機能があります。

なお、同期復元機能は、表のDSIをリカバリする場合には必ず選択されます。

ダンプレス機能および同期復元機能の選択条件を以下に示します。

機能

破壊媒体

退避データ

ダンプレス機能

インデックスのDSI

不要

同期復元機能

表のDSI

表のDSIの退避データが必要

ダンプレス機能および同期復元機能実行時の、表のDSIおよびインデックスのDSIの実行条件を以下に示します。

機能

表のDSI

インデックスのDSI

ダンプレス機能

参照更新抑止

アクセス禁止

同期復元機能

アクセス禁止

不要

ダンプレス機能

表のDSIの内容からインデックスのDSIをリカバリします。ダンプレス機能を利用する場合は、インデックスのDSIに対してアクセス禁止が設定されている必要があります。また、アプリケーションなどによる表のDSIに対しての更新を抑止する目的で、参照更新抑止の設定を行う必要があります。ダンプレス機能は、rdbrcvコマンドのf baseオプションで行います。

参照

rdbrcvコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

ダンプレス機能の概要を以下に示します。

同期復元機能

退避データを使用して表のDSIをリカバリしたあと、リカバリした表のDSIの内容から表のDSIに対して定義されているすべてのインデックスのDSIを自動的にリカバリします。ただしXML格納構造のインデックスのDSIは対象外になります。また、表のDSIに対してアクセス禁止が設定されている必要があります。

参照

rdbrcvコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

同期復元機能の概要を以下に示します。