Systemwalker Service Catalog Managerでのサービスの利用の料金は、サービスごと、サービス利用部門ごと、購入済サービスごとに定義された料金設定に基づいて計算されます。
サービス提供部門は、特定期間の1つ以上のサービス利用部門の請求データをエクスポートできます。また、サービス提供部門は、自分のサービスをサービス仲介部門経由で購入したサービス利用部門の請求データにもアクセスできます。エクスポートしたデータは経理システムなどに回送し、さらに処理を行います。
エクスポートした結果はXMLファイルに格納されます。これを請求データファイルと呼びます。請求データファイルのフォーマットは、XMLスキーマファイルのBillingResult.xsdに準拠します。このファイルは、Systemwalker Service Catalog Managerのインテグレーションパッケージに含まれています。
請求データファイルの名前は、<日付>BillingData.xmlです。<日付>の部分は、作成日を示します。
この付録では、請求データファイルに含まれる要素と属性の意味について説明します。
BillingDetails
請求データファイルのトップレベルのコンテナ要素です。購入済サービスごとに、請求ファイルにBillingDetails要素が追加されます。
BillingDetails要素には、以下の下位要素が格納されます。
Period (“Periodp”を参照)
OrganizationDetails (“OrganizationDetails”を参照)
Subscriptions (“Subscriptions”を参照)
OverallCosts (“OverallCosts”を参照)
BillingDetails要素には、以下の属性があります。
key - (オプション、データ型: long) 一意のIDです。たとえば、会計システムで請求データと請求書を関連付けるために使用します。請求データのkeyは請求書に印字されます。サービス提供部門とサービス利用部門は、請求データのkeyを、既存の請求書や購入済サービスについての詳細レポートを作成するために使用することができます。サービス提供部門は、請求レポートからkeyを取得することができます。また、サービス利用部門は、対応する請求書から請求データのkeyを取得することができます。
timezone - (必須。データ型: string) UTC標準時に基づくタイムゾーン。請求データの計算に使用されます。タイムゾーンは有料の価格モデルの場合に有効です(“PriceModel”を参照)。
Periodp
請求期間を示します。
Period要素には、以下の属性があります。
startDate - (データ型: long) 期間の開始時刻。開始時刻は、ミリ秒で示されます。計算の起点になる時刻は、1970年1月1日の0時0分です。
startDateIsoFormat - (オプション。データ型: dateTime) startDate同等です。ただし、ISO 8601フォーマット(YYYY-MM-DDThh:mm:ss.fffZ)で示されます。
endDate - (データ型: long) 期間の終了時刻。終了時刻は、ミリ秒で示されます。計算の起点になる時刻は、1970年1月1日の0時0分です。
endDateIsoFormat - (オプション。データ型: dateTime) endDateと同等です。ただし、ISO 8601フォーマット(YYYY-MM-DDThh:mm:ss.fffZ)で示されます。
例:
<Period startDateIsoFormat="2012-08-31T22:00:00.000Z" startDate="1346450400000"
endDateIsoFormat="2012-09-30T22:00:00.000Z" endDate="1349042400000"/>
OrganizationDetails
エクスポートした請求データの対象になっているサービス利用部門の詳細情報を提供します。
OrganizationDetails要素には、以下の下位要素が格納されます。
組織のE-mailアドレスを示します。(データ型: string).
Name
組織の名前を示します。(データ型: string)
Address
組織の住所を示します。(データ型: string).
Paymenttype
組織が利用している購入済サービスに対する支払種別を示します。(データ型: string).
例:
<BillingDetails key="10002"> ... <OrganizationDetails>
<Email>info@company.com</Email>
<Name>company</Name>
<Address>Street</Address>
<Paymenttype>INVOICE</Paymenttype>
</OrganizationDetails>
... </BillingDetails>
Subscriptions
現在に請求期間においてサービス利用部門が利用した購入済サービスに対する請求データが格納されます。
Subscriptions要素には、組織が利用した購入済サービスごとにSubscription要素が格納されます。この要素では、関連する購入済サービスの料金とカスタム属性が示されます。Subscription要素のPriceModel要素には、購入済サービスの料金設定に対する請求データが格納されます。
Subscription要素には、以下の属性があります。
id - (必須。データ型: string) 一意の購入済サービス名。
purchaseOrderNumber - (データ型: string) サービスを購入する際にサービス利用部門により指定された、オプションの参照番号。
例:
<BillingDetails key="10002"> ... <Subscriptions>
<Subscription id="Mega Office Basic" purchaseOrderNumber="12345">
<PriceModels>
<PriceModel id="14001">
...
</PriceModel>
</PriceModels>
</Subscription>
</Subscriptions>
... </BillingDetails>
Udas
組織や購入済サービスについての追加情報を保存するための、カスタム属性が格納されます。これは、たとえば、サービス利用部門からの収入が算入されるプロフィットセンターを示すために使用します。
OrganizationDetails要素とSusbscriptionDetails要素は、Udas要素を含むことができます。
Udas要素には、各カスタム属性に対応するUda要素が格納されます。
A Uda要素には、以下の属性があります。
id - (必須。データ型: string) カスタム属性のID。
value - (必須。データ型: string) カスタム属性の値。
例:
<BillingDetails key="10002"> ... <Subscriptions> <Subscription id="Mega Office Basic" purchaseOrderNumber="12345"> ... <Udas>
<Uda id="Profit Center" value="My Company"/>
</Udas>
</Subscription> </Subscriptions> ... </BillingDetails>
PriceModel
購入済サービスの利用料金を計算するために使用した、請求データに対する料金設定が格納されます。
PriceModel要素は、すべてのSubscription要素に含まれています。PriceModel要素には、以下の下位要素が格納されます。
UsagePeriod (“UsagePeriod”を参照)
GatheredEvents (“GatheredEvents”を参照)
PeriodFee (“PeriodFee”を参照)
UserAssignmentCosts (“UserAssignmentCosts”を参照)
OneTimeFee (“OneTimeFee”を参照)
PriceModelCosts (“PriceModelCosts”を参照)
Parameters (“Parameters”を参照)
PriceModel要素には、以下の属性があります。
type - (必須。データ型: string) 価格モデルの計算オプション。以下のいずれかの値が設定されます:FREE_OF_CHARGE(無償), PRO_RATA(期間比例方式), PER_UNIT(期間固定方式)
calculationMode - (必須。データ型: string)価格モデルの計算オプション。以下のいずれかの値が設定されます。
FREE_OF_CHARGE (サービスが無料の場合)
PRO_RATA (料金がサービスを使用した時間によって厳密に計算される場合。時間の単位はミリ秒です)。
PER_UNIT (料金が固定の時間単位で計算される場合)。
id - (必須。データ型: string) 料金設定を特定する一意の名称。
UsagePeriod
購入済サービスの実際の利用期間を示します。利用期間は、サービス利用部門がサービスを購入した時点で開始し、購入済サービスを解約した時点で終了します。
UsagePeriod要素は、PriceModel要素内に格納されます。
A UsagePeriod要素には、以下の属性があります。
startDate - (データ型: long) 期間の開始時刻。開始時刻は、ミリ秒で示されます。計算の起点になる時刻は、1970年1月1日の0時0分です。
startDateIsoFormat - (オプション。データ型: dateTime) startDate同等です。ただし、ISO 8601フォーマット(YYYY-MM-DDThh:mm:ss.fffZ)で示されます。
endDate - (データ型: long) 期間の終了時刻。終了時刻は、ミリ秒で示されます。計算の起点になる時刻は、1970年1月1日の0時0分です。
endDateIsoFormat - (オプション。データ型: dateTime) endDateと同等です。ただし、ISO 8601フォーマット(YYYY-MM-DDThh:mm:ss.fffZ)で示されます。
例:
<PriceModel calcurationMode="PRO_RATA" id="14001"> <UsagePeriod endDate="1306879200000" endDateIsoFormat="2011-05-31T22:00:00.000Z" startDate="1304755088065" startDateIsoFormat="2011-05-07T07:58:08.065Z"/> ... </PriceModel
GatheredEvents
現在の購入済サービスの利用期間中に発生したすべての請求対象イベントの料金を示します。これには、たとえば、アプリケーションへの利用者のログイン、ログアウトや、特定のトランザクションの完了、特定のデータの作成または削除などが含まれます。どのようなイベントが利用可能なのかは、アプリケーションの実装と統合の方法に依存します。
GatheredEvents要素は、PriceModel要素内に格納されます。
A GatheredEvents要素には、以下の下位要素が格納されます。
Event
GatheredEventsCosts
Event
各イベントに対応するEvent要素が、GatheredEventsに格納されます。
Event要素には、以下の属性があります。
id - (必須。データ型: string) 技術サービス定義に指定されたイベントID。
Event要素には、以下の下位要素が格納されます。
Description
SingleCost
NumberOfOccurence
CostForEventType
Description
イベントの説明が格納されます。
SingleCost
料金設定で定義された、イベントの料金を示します。イベントに段階料金が定義されている場合には、この属性は省略されます。
A SingleCost要素には、以下の属性があります。
amount - (必須。データ型: decimal) イベント1回当たりの料金。
NumberOfOccurence
イベントが何回発生したかを示します。
NumberOfOccurence要素には、以下の属性があります。
amount - (必須。データ型: long) イベントの発生回数。
CostForEventType
請求期間中のイベントの料金の総計を示します。
A CostForEventType要素には、以下の属性があります。
amount - (必須。データ型: decimal) イベントの料金の総計。イベントの料金の総計は、1回当たりの料金(SingleCost)に発生回数(NumberOfOccurence)を掛けることで算出されます。イベントにロールベースの料金または段階料金が設定されている場合には、それらの料金も加算されます(“RoleCosts”および“SteppedPrices”を参照)。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。
GatheredEventsCosts
このGatheredEvents要素中の全イベントの料金の総計を示します。
A GatheredEventsCosts要素には、以下の属性があります。
amount - (必須。データ型: decimal) イベントの料金の総計。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。
例:
<PriceModel calcurationMode="PRO_RATA" id="14001"> ... <GatheredEvents> <Event id="USER_LOGOUT_FROM_SERVICE"> <Description xml:lang="en">Logout of a user from the service.</Description> <SingleCost amount="100.00"/> <NumberOfOccurrence amount="3"/> <CostForEventType amount="300.00"/> </Event> ... <GatheredEventsCosts amount="1200.00"/>
</GatheredEvents> ... </PriceModel>
PeriodFee
この利用期間中での購入済サービスの利用料金を示します。
各購入済サービスに対して、サービス単価を定義することができます。
月単位、週単位、1日単位、または1時間単位の期間がサポートされています。サービス単価は、利用者、イベント、またはその他の使用データには左右されません。
料金の計算は、価格モデルで選択された費用計算オプションに依存します(“PriceModel”を参照)。
PeriodFee要素は、PriceModel要素内に格納されます。
PeriodFee要素には、以下の属性があります。
basePeriod - (必須。データ型: string) 料金の基準になる期間。設定されるのは、MONTH(月), WEEK(週), DAY(日), HOUR(時)のいずれかです。
basePrice - (必須。データ型: decimal) 料金設定で定義された、基準期間ごとのサービス単価。
factor - (必須。データ型: float) 購入済サービスの期間ごとの料金の計算に使用する係数。
この係数は、購入済サービスの利用期間を基準期間(basePeriod)で割ることで算出されます。サービス単価(basePrice)にこの係数を掛けることで、料金の総計(price)が算出されます。
price - (必須。データ型: decimal) 購入済サービスの期間料金の総計。この値は、サービス単価(basePrice)に係数(factor)を掛けることで算出されます。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。
例:
<PriceModel calcurationMode="PRO_RATA" id="14001"> ... <PeriodFee basePeriod="MONTH" basePrice="10.00" factor="0.4020212567204301" price="4.02"/>
... </PriceModel>
UserAssignmentCosts
購入済サービスに割り当てられた利用者に対する料金を示します。
購入済サービスに割り当てられた利用者それぞれに対して請求期間ごとにサービス利用部門が支払う必要がある料金を定義することができます。月単位、週単位、1日単位、および1時間単位の期間がサポートされています。利用者単位のサービス単価は、アクセス種別がログインアクセス、ユーザーアクセスのサービスに対してのみ定義することができます。
料金の計算は、価格モデルで選択された費用計算オプションに依存します(“PriceModel”を参照)。
UserAssignmentCosts要素は、PriceModel要素に格納されます。
A UserAssignmentCosts要素には、以下の属性があります。
basePeriod - (オプション。データ型: string) 料金の基準になる期間。設定されるのは、MONTH(月), WEEK(週), DAY(日), HOUR(時)のいずれかです。
basePrice - (オプション。データ型: decimal) 料金設定で定義された、利用者単位のサービス単価と基準期間。
factor - (オプション。データ型: float) 利用者の割り当てに対する料金を計算するために使用する係数。この係数は、UserAssignmentCostByUser要素内で示された各利用者に対する係数を足し合わせることで算出されます。サービス単価(basePrice)にこの係数を掛けることで、料金(price)が算出されます。
numberOfUsersTotal - (オプション。データ型: long) 利用期間中に購入済サービスに割り当てられた利用者数。
total - (データ型: decimal) 利用者の割り当てに対する料金の総計で、ロールベースの料金と段階料金を含みます。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。ロールベースの料金と段階料金の詳細については、“RoleCosts”と“SteppedPrices”を参照してください。
price - (オプション。データ型: decimal) 利用者の割り当てに対する料金。この値は、サービス単価(basePrice)にこの係数を掛けることで算出されます。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。
UserAssignmentCosts要素内には、以下の下位要素が格納されます。
UserAssignmentCostsByUser
利用者が購入済サービスに割り当てられた利用期間の割合を示します。
A UserAssignmentCostsByUser要素には、以下の属性があります。
factor - (必須。データ型: float) 該当の利用者が購入済サービスに割り当てられた利用期間の割合。個々の利用者の割り当ての係数を足し合わせることで、利用者の割り当てに対する料金の総計が産出されます。
userId - (必須。データ型: string) 利用者ID.
例:
<PriceModel calcurationMode="PRO_RATA" id="18000"> ... <UserAssignmentCosts basePeriod="MONTH" basePrice="19.00" factor="0.5337726052867383"
numberOfUsersTotal="2" total ="50.00" price="10.14">
<UserAssignmentCostsByUser factor="1.0499215949820788E-4" userId="admin"/>
<UserAssignmentCostsByUser factor="0.5336676131272401" userId="miller"/>
</UserAssignmentCosts> ... </PriceModel>
OneTimeFee
サービスに対する初期導入価格を示します。
初期導入価格は、購入済サービスの最初の請求期間でサービス利用部門が支払う必要がある料金を定義します。この料金は、最初の請求期間に対する料金の総計に算入されます。初期導入価格は、利用者数、イベント、またはその他の利用データには左右されません。
OneTimeFee要素は、PriceModel要素内に格納されます。
A OneTimeFee要素には、以下の属性があります。
amount - (必須。データ型: decimal) 初期導入価格の総計。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。.
baseAmount - (必須。データ型: decimal) 料金設定で定義された初期導入価格。
factor - (必須。データ型: long) 初期導入価格を計算するために使用する係数。この料金は一度しか発生しないため、この係数は最初の請求期間では1となり、以前の請求期間で初期導入価格が既に請求されている場合は0となります。
例:
<PriceModel calcurationMode="PRO_RATA" id="14001"> ... <OneTimeFee amount="10.00" baseAmount="10.00" factor="1"/>
... </PriceModel>
PriceModelCosts
現在の利用期間での購入済サービスに対する料金の総計を示します。割引が設定されている場合には、料金の正味金額はDiscount要素に格納されます(“Discount”を参照)。
PriceModelCosts要素は、PriceModel要素内に格納されます。
A PriceModelCosts要素には、以下の属性があります。
currency - (必須。データ型: string) 料金を計算するために使用する通貨のISOコード。
grossAmount - (必須。データ型: decimal) 料金の総額。正味金額(amount)に付加価値税(“VAT”を参照)を加算することで算出します。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。
amount - (必須。データ型: decimal) 購入済サービスに対する料金の正味金額。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。.
例:
<PriceModel calcurationMode="PRO_RATA" id="14001"> ... <PriceModelCosts currency="EUR" grossAmount="990.00" amount="900.00"/>
</PriceModel>
Parameters
購入済サービスに対して定義されているパラメーターの料金を示します。
料金設定には、サービスのパラメーターとオプションの料金を定義することができます。どのようなパラメーターやオプションが利用可能であるかは、アプリケーションの実装と統合方法に依存します。
サービス提供部門は、パラメーターとオプションのそれぞれについて料金を定義し、それらが購入済サービス単位で請求されるのか、購入済サービスに割り当てられた利用者単位で請求されるのかを指定することができます。数値パラメーターは料金の乗数になります。論理型のパラメーターについては、値が真であれば乗数は1となります。それ以外の場合には、乗数は0となります。
料金の計算は、価格モデルで選択された費用計算オプションに依存します(“PriceModel”を参照)。
時間単位の料金の場合には、サービス利用部門は、たとえその時間単位の途中でパラメータやオプションの値を変更としても、常にその時間単位の開始時点で有効だったパラメータに対して課金されます。
数値パラメーターについては、購入済サービス単位で段階料金を適用することができます。パラメーターの値に応じて、異なる料金を定義することができます。
Parameters要素は、PriceModel要素内に格納されます。
Parameters要素には、以下の下位要素が格納されます。
Parameter
ParametersCosts
Parameter
各パラメーターに対応するParameter要素が、Parameters要素内に格納されます。
Parameter要素には、以下の属性があります。
id - (必須。データ型: string) パラメーターのID。
Parameter要素には、以下の下位要素が格納されます。
ParameterUsagePeriod
ParameterValue
PeriodFee
UserAssignmentCosts
ParameterCosts
Options
ParameterUsagePeriod
パラメーターに対する実際の利用期間を示します。パラメーターの利用期間の開始は、利用者が料金設定のパラメーターを指定し、サービスを購入した時点です。パラメーターの値が変更された場合には、その時点で利用期間が開始になります。
A ParameterUsagePeriod要素には、以下の属性があります。
startDate - (データ型: long) 期間の開始時刻。開始時刻は、ミリ秒で示されます。計算の起点になる時刻は、1970年1月1日の0時0分です。
startDateIsoFormat - (オプション。データ型: dateTime) startDate同等です。ただし、ISO 8601フォーマット(YYYY-MM-DDThh:mm:ss.fffZ)で示されます。
endDate - (データ型: long) 期間の終了時刻。終了時刻は、ミリ秒で示されます。計算の起点になる時刻は、1970年1月1日の0時0分です。
endDateIsoFormat - (オプション。データ型: dateTime) endDateと同等です。ただし、ISO 8601フォーマット(YYYY-MM-DDThh:mm:ss.fffZ)で示されます。
ParameterValue
パラメーターの料金とデータ型を示します。
ParameterValue要素には、以下の属性があります。
amount - (必須。データ型: string) 料金設定で定義されたパラメーターの料金。
type - (必須。データ型: string) パラメーターのデータ型。BOOLEAN, INTEGER, LONG, STRING, ENUMERATIONのうちのいずれかの値が設定されます。
PeriodFee
利用期間中の、パラメーターの使用に対する料金を示します。
PeriodFee要素には、以下の属性があります。
basePeriod - (必須。データ型: string) 料金の基準になる期間。設定されるのは、MONTH(月), WEEK(週), DAY(日), HOUR(時)のいずれかです。
basePrice - (オプション。データ型: decimal) 料金設定で定義された、基準期間ごとのサービス単価。パラメーターに段階料金が定義されている場合には、この属性は省略されます。
factor - (必須。データ型: float) パラメーターを使用する対する料金を産出するために使用する係数。この係数は、利用期間を基準期間(basePerid)で割ることで算出されます。サービス単価(basePrice)にこの係数を掛けることで、料金の総計(price)が算出されます。
price - (必須。データ型: decimal) パラメーターの使用に対する料金。この値は、サービス単価(basePrice)に係数(factorおよびvalueFactor)を掛けることで算出されます。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。
valueFactor - (必須。データ型: float) パラメーターの値に応じて、パラメーターの使用に対する料金の総計を算出するための係数。サービス単価(basePrice)にこの係数を掛けることで、料金の総計(price)が算出されます。この係数はパラメーターのデータ型に応じて設定されます。数値パラメーターに対しては、パラメーターの値が設定されます。論理型のパラメーターに対しては、値が真であればこの係数には1が設定されます。その他の場合には、この係数には1が設定されます。
UserAssignmentCosts
料金設定で定義された利用者ごとの料金に基づいた、購入済サービスへの利用者の割り当てに関する料金を示します。
UserAssignmentCosts要素には、以下の属性があります。
basePeriod - (必須。データ型: string) 料金の基準になる期間。設定されるのは、MONTH(月), WEEK(週), DAY(日), HOUR(時)のいずれかです。
basePrice - (必須。データ型: decimal) 料金設定で定義された、利用者および基準期間ごとのサービス単価。
factor - (必須。データ型: float) パラメーターの使用に対する料金を産出するための係数。この係数は、パラメーターの利用期間を、基準期間(basePeriod)に利用者数を掛けたもので割ることで算出されます。サービス単価(basePrice)にこの係数をかけることで、料金(price)が算出されます。
price - (必須。データ型: decimal) パラメーターの使用に対する料金。この値は、サービス単価(basePrice)に係数(factorおよびvalueFactor)を掛けることで算出されます。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。
total - (データ型: decimal) パラメーターの使用に対する料金の総計で、ロールベースの料金を含みます。小数点以下2桁になるように切り捨てられます。ロールベースの料金の詳細については、“RoleCosts”を参照してください。
valueFactor - (必須。データ型: float) パラメーターの値に応じて、パラメーターの使用に対する料金の総計を算出するための係数。サービス単価(basePrice)にこの係数を掛けることで、料金の総計(price)が算出されます。この係数はパラメーターのデータ型に応じて設定されます。論理型のパラメーターに対しては、値が真であればこの係数には1が設定されます。その他の場合には、この係数には1が設定されます。
ParameterCosts
パラメーターの使用に対する料金の総計を示します。
ParameterCosts要素には、以下の属性があります。
amount - (必須。データ型: decimal) パラメーターの料金。パラメーターとそのオプションに対して、PeriodFee要素とUserAssingmentCostsTotal要素で示された料金を合計することによって算出されます。パラメーターに対してロールベースの料金や段階料金が定義されている場合には、それらも加算されます(“RoleCosts”および“SteppedPrices”を参照)。 値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。.
ParametersCosts
全パラメーターに対する料金の総計を示します。
A ParametersCosts要素には、以下の属性があります。
amount - (必須。データ型: decimal) パラメーターに対する料金の総計。ParameterCosts要素で示された個々のパラメーターに対する料金を合計することによって算出されます。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。
例:
<Parameters> ...
<Parameter id="MAX_FOLDER_NUMBER2">
<ParameterUsagePeriod endDate="1306879200000" endDateIsoFormat="2011-05-31T22:00:00.000Z"
startDate="1304755088065" startDateIsoFormat="2011-05-07T07:58:08.065Z"/>
<ParameterValue amount="200" type="INTEGER"/>
<PeriodFee basePeriod="MONTH" basePrice="0.00"
factor="0.5337789669205496" price="0.00" valueFactor="200.0"/>
<UserAssignmentCosts basePeriod="MONTH" basePrice="0.00"
factor="0.5337726052867383" total ="0.00" price="0.00" valueFactor="200.0"/>
<ParameterCosts amount="0.00"/>
</Parameter>
...
<ParametersCosts amount="600.00"/>
</Parameters>
Options
パラメーターのオプションに対する料金を示します。
Options要素は、Parameter要素内に格納されます。
各オプションに対応するOption要素が、Options要素内に格納されます。
Option要素には、以下の属性があります。
id - (必須。データ型: string) オプションのID。
Option要素には、以下の下位要素が格納されます。
PeriodFee
UserAssignmentCosts
OptionCosts
PeriodFee
利用期間中の、パラメーターのオプションの使用に関する料金を示します。
PeriodFee要素には、以下の属性があります。
basePeriod - (必須。データ型: string) 料金の基準になる期間。設定されるのは、MONTH(月), WEEK(週), DAY(日), HOUR(時)のいずれかです。
basePrice - (必須。データ型: decimal) 料金設定で定義された、基準期間ごとのサービス単価。
factor - (必須。データ型: float) パラメーターのオプションの使用に対する料金を算出するために使用する係数。この係数は、利用期間を基準期間(basePeriod)で割ることで算出されます。サービス単価(basePrice)にこの係数を掛けることで、料金の総計(price)が算出されます。
price - (必須。データ型: decimal) パラメーターのオプションに対する料金。この値は、サービス単価(basePrice)に係数(factor)を掛けることで算出され、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。
UserAssignmentCosts
利用者のサービスへの割り当てに関するパラメーターのオプションの料金です。これは、料金設定で定義されたそのオプションに対する利用者単位の料金に基づきます。
UserAssignmentCosts要素には、以下の属性があります。
basePeriod - (必須。データ型: string) 料金の基準になる期間。設定されるのは、MONTH(月), WEEK(週), DAY(日), HOUR(時)のいずれかです。
basePrice - (必須。データ型: decimal) 料金設定で定義された、利用者およびパラメーターのオプションの基準期間ごとのサービス単価。
factor - (必須。データ型: float) パラメーターのオプションの使用に対する料金を算出するために使用する係数。この係数は、利用期間を基準期間(basePeriod)で割ることで算出されます。サービス単価(basePrice)にこの係数を掛けることで、料金(price)が算出されます。
total - (データ型: decimal) パラメーターのオプションの使用に対する料金の総計で、ロールベースの料金を含みます。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。ロールベースの料金の詳細については、“RoleCosts”を参照してください。
price - (必須。データ型: decimal) パラメーターのオプションの使用に対する料金。この値は、サービス単価(basePrice)に係数(factor)を掛けることで算出されます。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。
OptionCosts
パラメーターのオプションの使用に対する料金の総計を示します。
OptionCosts要素には、以下の属性があります。
amount - (必須。データ型: decimal) パラメーターのオプションに対する料金の総計で、PeriodFee要素とUserAssingmentconsts要素で示された料金を合計することによって算出されます。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。
例:
<Parameter id="MEMORY_STORAGE"> ... <Options>
<Option id="2">
<PeriodFee basePeriod="MONTH" basePrice="100.00" factor="1.0" price="100.00"/>
<UserAssignmentCosts basePeriod="MONTH" basePrice="0.00" factor="1.0" total ="0.00" price="0.00"/>
<OptionCosts amount="100.00"/>
</Option>
</Options>
... </Parameter>
RoleCosts
サービスロールに対する料金を示します。
アプリケーションにロールが定義されている場合には、異なる利用者に対して特定の権限を与えるためにロールを使用することができます。ロールは、技術サービス定義においてサービスロールとして指定されます。アプリケーションでは、サービスロールを対応する権限にマッピングすることができます。
固定料金の場合には、たとえ利用者のロールの割り当てが期間中に変更されたとしても、常に期間の開始時点で有効だった価格で料金が計算されます。
RoleCosts要素は、UserAssignmentCosts要素内に格納されます(UserAssignmentCosts要素は、PriceModel要素、Parameters要素、またはOption要素の下位要素になります)。
RoleCosts要素には、以下の属性があります。
total - (必須。データ型: decimal) サービスロールに対する料金の総計。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。.
各サービスロールに対するRoleCosts要素内に、RoleCost要素が格納されます。
RoleCost要素には、以下の属性があります。
id - (必須。データ型: string) サービスロールのID。
basePrice - (必須。データ型: decimal) 料金設定で定義されたサービスロールに対するサービス単価。
factor - (必須。データ型: float) サービスロールに対する料金を計算するために使用する係数。この係数は、実際の利用期間に対する割合として算出されます。サービス単価(basePrice)にこの係数を掛けることで、料金(cost)が算出されます。
price - (必須。データ型: decimal) サービスルールの料金。この値は、サービス単価(basePrice)に係数(factor)を掛けることで算出されます。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。.
例:
<Parameter id="MEMORY_STORAGE"> ... <RoleCosts total="0.00">
<RoleCost basePrice="0.00" factor="0.4020087753882915" id="USER" price="0.00"/>
<RoleCost basePrice="0.00" factor="0.8040175186678614" id="ADMIN" price="0.00"/>
</RoleCosts>
... </Parameter>
SteppedPrices
利用者の割り当て、イベント、またはパラメーターに対する、段階料金を示します。
段階料金により、異なる料金係数が適用される範囲を定義することができます。以下のそれぞれに対して、段階の限界値、すなわち範囲の上限が設定できます。
購入済サービスにアクセスする利用者数。たとえば、1番目から10番目の利用者には1000円、11番目から100番目の利用者には利用者当たり800円、101番目以降の利用者には600円の料金が掛かるようにできます。
購入済サービスの利用期間中に発生したイベント数。たとえば、ファイルのダウンロード数が10まではダウンロードごとに100円、それ以降のダウンロードは50円の料金が掛かるようにできます。
数値パラメーターの値。たとえば、ファイルのアップロード数の制限値が100まではファイルごとに100円、それ以降のアップロードはファイルごとに50円の料金がかかるようにできます。
段階料金は、料金設定の他の要素には左右されません。
SteppedPrices要素は、UserAssignmentCosts要素内、イベント要素内、またはPeriodFee要素内に格納されます(UserAssignmentCosts要素はPriceModel要素の下位要素、PeriodFeeはParameters要素の下位要素です)。
SteppedPrices要素には、以下の属性があります。
amount - (必須。データ型: decimal) 1つ直前の段階までの値を含む、すべての料金の合計値。
SteppedPrices要素には、料金の各段階に対応するSteppedPrice要素が格納されます。
SteppedPrice要素には、以下の属性があります。
additionalPrice - (必須。データ型: decimal) 1つ前の段階までの料金の合計。この料金は、1つ前の段階までのlimit属性、freeAmount属性、およびbasePrice属性から算出されます((limit - freeAmount) * price)。最初の段階のadditionalPrice属性の値は、常に0になります。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。.
basePrice - (必須。データ型: decimal) 料金設定で定義された、この段階に対する料金。
freeAmount - (必須。データ型: long) この段階に対して、固定の割引とみなすことが可能な単位の量。たとえば、無償の利用者数。この値は、直前の段階のlimit属性の値に対応します。最初の段階のfreeAmount属性の値は、常に0になります。
limit - (必須。データ型: string) 料金設定で定義された段階の上限値。
stepAmount - (オプション。データ型: decimal) この段階に対する料金の合計値。この料金は、この段階のbasePrice属性、stepTntityCount属性から算出されます。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。.
stepEntityCount - (オプション。データ型: decimal) この段階に対する料金を算出するための係数。
例:
<PriceModel calcurationMode="PRO_RATA" id="350001"> ... <UserAssignmentCosts basePeriod="MONTH" factor="2.707940780619112" numberOfUsersTotal="4" price="1283.18"> <SteppedPrices amount="1283.18">
<SteppedPrice additionalPrice="0.00" basePrice="500.00" freeAmount="0"
limit="2" stepAmount="1000.00" stepEntityCount="2"/>
<SteppedPrice additionalPrice="1000.00" basePrice="400.00"
freeAmount="2" limit="3" stepAmount="283.18" stepEntityCount="0.707940780619112"/>
<SteppedPrice additionalPrice="1400.00" basePrice="300.00"
freeAmount="3" limit="null" stepAmount="0.00" stepEntityCount="0"/>
</SteppedPrices>
</UserAssignmentCosts> ... </PriceModel>
Discount
サービス利用部門に与えられる割引を示します。
割引は、現在および将来の月に対して有効になります。割引の期間を限定することもできます。期限が切れる前に、サービス利用部門はE-mailで通知されます。サービス利用部門は、これにより、対処をおこなったり、サービス提供部門に連絡したりすることができます。
割引は、割引期間内に生成される購入済サービスに対するすべての請求データに対して、通常の合計料金から減額されるパーセント率として定義されます。
Discount要素は、OverallCosts要素とPriceModelCosts要素に格納されます。
Discount要素には、以下の属性があります。
percent - (必須。データ型: float) 正味料金から減額される料金のパーセント率。数値で示されます。
discountNetAmount - (必須。データ型: decimal) 元々の正味料金(netAmountBefreDiscount)から減額された正味割引額。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。.
netAmountAfterDiscount - (必須。データ型: decimal) 元々の正味料金(netAmountBeforeDiscount)から、正味割引額(discountNetAmount)を差し引いた後の正味料金。この阿智は、PriceModelConsts要素のamount属性の値と同一です(“PriceModelCosts”を参照)。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。.
netAmountBeforeDiscount - (必須。データ型: decimal) 正味割引額(discountNetAmmount)を差し引いた後の正味料金。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。.
例:
<PriceModel calcurationMode="PRO_RATA" id="14001"> ... <PriceModelCosts currency="EUR" grossAmount="990.00" amount="900.00"> <Discount discountNetAmount="100.00" netAmountAfterDiscount="900.00"
netAmountBeforeDiscount="1000.00" percent="10.00"/>
</PriceModelCosts> </PriceModel>
VAT
適用される付加価値税率を示します。
サービス提供部門は、サービス利用部門のすべての料金に適用される基本的な付加価値税率を定義することができます。この基本的な付加価値税率に加えて、国別あるいはサービス利用部門別の付加価値税率を定義することもできます。以下の設定が可能です。
自組織について、付加価値税率のサポートを有効化。
すべてのサービス利用部門のすべての価格に適用されるデフォルトの付加価値税率を定義。
サービスの販売を行う国に対して、その国に固有の付加価値税率を定義。
サービス利用部門に固有の付加価値で税率を定義。これは、たとえば、サービス利用部門が支社を持っており、それが親組織と別の国に存在する場合などに使用します。
付加価値税率の設定により、サービス利用部門に対する料金の計算は以下の影響を受けます。
付加価値税率のサポートが無効になっている場合、料金は正味料金として算出されます。料金の総計に付加価値税は加算されません。
サービス利用部門個別の付加価値税率は、デフォルトの付加価値税率または国別の付加価値税率に優先します。
サービス利用部門個別の付加価値税率が定義されていない場合には、サービス利用部門の組織の所在地の国別の付加価値税率が適用されます。
その他のすべての場合には、サービス提供部門の組織の基本の付加価値税率が適用されます。
VAT要素は、OverallCosts要素とPriceModelCosts要素に格納されます。
VAT要素には、以下の属性があります。
percent - (必須。データ型: float) 付加価値税率のパーセント率。数値で示されます。
amount - (必須。データ型: decimal) 正味料金(PriceModelCosts要素のamount要素)に追加される正味の付加価値税。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。.
例:
<PriceModel calcurationMode="PRO_RATA" id="14001"> ... <PriceModelCosts currency="EUR" grossAmount="990.00" amount="900.00"> <VAT amount="90.00" percent="10.00"/> </PriceModelCosts> </PriceModel>
OverallCosts
現在の請求期間中のすべての購入済サービスに対して、サービス利用部門が支払う必要がある料金の総計が格納されます。料金は、料金設定で指定された通貨で示されます。割引が指定されている場合には、料金の正味額はDiscount要素(“Discount”を参照)で示されます。
OverallCosts要素には、以下の属性があります。
currency - (必須。データ型: string) 料金の計算に使用する通貨のISOコード。
grossAmount - (必須。データ型: decimal) 料金の総額。正味料金(netAmount)に付加価値税(“VAT”を参照)を加算することで算出します。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。.
netAmount - (必須。データ型: decimal) 元々の正味料金(“Discount”を参照)から正味割引額を差し引いた後の正味料金(“Discount”を参照)。値は、小数点以下2桁になるように切り捨てられます。.
例:
<BillingDetails key="10002"> ... <OverallCosts currency="EUR" grossAmount="990.00" netAmount="900.00"/>
</BillingDetails>