外部のアプリケーションやシステムをSystemwalker Service Catalog Managerに統合するのが、アプリケーション開発者の作業です。これは、通常、以下の組織のために行います。
技術サービス開発部門向け: アプリケーションをSaaSモデルで提供できるように対応させ、アプリケーションとSystemwalker Service Catalog Managerが連携するために必要なサービスとインターフェースを実装します。これには、アプリケーションに応じて、プロビジョニングサービスの実装、アプリケーションのログインおよびログアウト動作の適応作業、イベントの生成および送信機能の提供、Systemwalker Service Catalog Managerから実行可能な操作の実装、などが必要になります。
サービス提供部門またはサービス利用部門向け: Sysmtemwalker Service Catalog Manager上の特定の処理の実行を制御するため、Systemwalker Service Catalog Managerを外部のプロセス制御システムと統合します。これには、Systemwalker Service Catalog Managerに設定された適切なトリガー経由で起動される通知サービスを実装する必要があります。詳細については、Systemwalker Service Catalog Managerのオンラインヘルプを参照してください。
これらの作業を実施するためには、Systemwalker Service Catalog Managerの公開Webサービスのインターフェースを使用します。このインターフェースとそのドキュメント、追加のリソースとテンプレート、サンプル、ユーティリティは、Systemwalker Service Catalog Managerのインテグレーションパッケージ(fujitsu-bss-integration-pack.zipファイル)で提供されています。これらのリソースについての詳細なドキュメントは、Javadocとして提供されています。インテグレーションパッケージのreadme.htmを開くことにより、Javadocやリソースにアクセスできます。
Systemwalker Service Catalog Managerに統合されたアプリケーションや外部システムとSystemwakjer Service Catalog Managerとの通信上の機密を維持するため、証明書を利用できるようになっています。
ほかにも、開発者は外部の会計システムなどが提供する請求データの処理を行う必要があります。サービス提供部門・サービス提供代行部門・サービス仲介部門・サービスポータル運用部門・システム運用管理者は、Systemalker Service Catalog Managerを利用して売上配分データやサービス利用部門に対する請求データをXMLファイルにエクスポートできます。こうしたファイルから、追加処理に必要なデータを抽出できます。