Systemwalker Service Catalog Managerは、オンプレミス型アプリケーションをSaaS(Software as a Service)として提供し、クラウド環境上でビジネスとして提供するために必要なすべての機能群を提供します。アカウントとサービス購入の管理、オンラインサービスの提供、請求・支払サービス、レポート作成機能など、ただちに利用できる機能を提供します。
Systemwalker Service Catalog Managerは、PaaS(Platform as a Service)やクラウドプラットフォームを利用するビジネスに必要なあらゆる機能をコンポーネントとして提供します。サービス利用部門とソフトウェアベンダーの双方がクラウドコンピューティングの利点を活用できるよう支援します。
Systemwalker Service Catalog Managerのフレームワークでアプリケーションをサービスとして配備・利用する際は、以下のような組織が関係します。
技術サービス開発部門(社内のアプリケーション開発部門、パブリッククラウドの場合は独立系ソフトウェアベンダーなど)は、自らのアプリケーションをクラウドで使用しSystemwalker Service Catalog Managerに統合するための技術調整を行います。Systemwalker Service Catalog Managerにアプリケーションを技術サービスとして登録します。
サービス提供部門(社内の情報システム部門、パブリッククラウドの場合は独立系ソフトウェアベンダー、販売業者など)は、Systemwalker Service Catalog Managerの技術サービスを活用するためのサービス、すなわちサービスを定義します。サービス提供部門はサービスをサービスポータルに公開します。
サービス利用部門は、サービス提供部門またはサービス利用部門自身がSystemwalker Service Catalog Managerに登録します。サービス利用部門は1つまたは複数のサービスに申し込むことができます。サービス利用部門が指名する利用者はサービス購入の条件に基づいてアプリケーションを利用できます。
サービスポータル運用部門は、サービス提供部門がサービスを公開するサービスポータルの管理・カスタマイズを担当します。
システム運用管理部門は、Systemwalker Service Catalog Managerのインストール・保守を担当します。
異なる組織のアプリケーション開発者が、Systemwalkere Service Catalog ManagerのWebインターフェースを使用して、Systemwalker Service Catalog Managerの機能を利用したり、外部のシステムをSystemwalker Service Catalog Managerに統合したりすることができます。
ほかに、サービスポータル上のサービスを定義したサービス提供部門が、ほかのユーザや組織と協力してサービスの提供・販売を行う、というシナリオが考えられます。
サービス仲介部門は、サービスポータルにサービス提供部門のサービスを提供することで、サービス提供部門がサービス利用部門との関係を構築することを支援します。この場合のサービス契約は、サービス利用部門とサービス提供部門との間で交わされます。
サービス提供代行部門は、サービス提供部門がサービス利用部門向けに定義したサービスに独自の利用条件を付加して提供します。この場合のサービス契約は、サービス利用部門とサービス提供代行部門との間で交わされます。
それぞれの組織の開発者は、Sytemwalker Service Catalog ManagerのWebサービスインターフェースを利用することで、Systemwalker Service Catalog Managerの機能を使用するアプリケーションを実装したり、外部システムとSystemwalker Service Catalog Managerを統合したりできます。