サーバNIC定義を登録するために、以下のファイルを作成します。
【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data\nicdefctl\model\シャーシモデル名_プロダクト名.xml (*1)
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data\nicdefctl\host\VMホスト名.xml (*2)
【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/nicdefctl/model/シャーシモデル名_プロダクト名.xml (*1)
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/nicdefctl/host/VMホスト名.xml (*2)
*1: ファイル名として使用するシャーシモデル名とプロダクト名は、サーバNIC定義の対応する要素名の指定値を英小文字表記にしてください。また、ラックマウント型サーバまたはタワー型サーバを使用する場合、作成するファイル名は"プロダクト名.xml"にしてください。なお、プロダクト名は、サーバNIC定義の対応する要素名の指定値を英小文字表記にして、空白を取り除いたものを指定してください。
例
GUIの表示が"PRIMERGY RX300 S6"の場合、"primergyrx300s6"をファイル名として指定します。
*2: ファイル名として使用するVMホスト名は、サーバNIC定義の対応する要素名の指定値と同じ表記にしてください。
サーバNIC定義のXML定義は以下のとおりです。
<Server chassis_model="シャーシモデル名" model="プロダクト名" name="VMホスト名"> <NICGroups> <NICGroup> <NICs> <NIC index="インデックス番号" redundant="現用/待機種別"/> </NICs> <PhysicalLANSegments> <PhysicalLANSegment name="物理LANセグメント名"/> </PhysicalLANSegments> </NICGroup> </NICGroups> </Server> |
要素名 | 説明 | 取り得る値、または例 |
---|---|---|
シャーシモデル名 (Server chassis_model) | シャーシのモデル名 ブレードサーバを使用する場合、指定します。 | シャーシのモデル名として、以下の値を指定します。
|
プロダクト名 (Server model) | サーバのプロダクト名 ブレードサーバ、ラックマウント型サーバまたはタワー型サーバを使用する場合、指定します。 | サーバツリーのサーバの属性の[リソース詳細]タブを選択して表示される、サーバのプロダクト名を指定します。 |
VMホスト名 (Server name) | VMホスト名 VMホスト名を使用する場合、指定します。 | サーバツリーのVMホストの属性の[リソース詳細]タブを選択して表示される、サーバ名を指定します。 |
NIC定義グループ情報 (NICGroups) | NIC定義グループの集合 | 1つ以上のNICGroupタグを指定します。 |
NIC定義グループ (NICGroup) | NIC定義と物理LANセグメントのグループ | 1つのNICsタグと1つのPhysicalLANSegmentsタグを指定します。 |
NIC定義情報 (NICs) | NIC定義の集合 | 1つか2つのNICタグを指定します。 |
インデックス番号 (NIC index) | NICのインデックス番号 | "1"から始まる整数を指定します。
|
現用/待機種別 (NIC redundant) | NICをチーミング構成で使用する場合の現用/待機種別 NIC定義情報にNICが1つだけ指定されている場合、本指定は無効です。 2つのNICに"Active"が指定されている場合、仮想ポートIDベースの負荷分散を行います。仮想ポートIDベースの負荷分散については、VMwareのマニュアル参照してください。 | チーミング構成で使用する場合、現用か待機かを指定します。
|
物理LANセグメント情報 (PhysicalLANSegments) | 物理LANセグメントの集合 | 1つ以上のPhysicalLANSegmentタグを指定します。 サーバのNIC構成を共用する場合、複数のPhysicalLANSegmentタグが必要です。 |
物理LANセグメント名 (PhysicalLANSegment name) | 物理LANセグメントの識別名 | 先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列で指定します。 NIC定義グループ内のNIC定義情報を使用する物理LANセグメントの識別名を指定します。 |
*1: VMwareの場合、VMwareが認識する管理対象サーバのNICの名前(vmnic0、vmnic1、vmnic2...)に対応してインデックス番号は、1から始まる整数(1、2、3...)になります。
例
<Server chassis_model="BX900" model="D3030"> <NICGroups> <NICGroup> <NICs> <NIC index="1" redundant="Active" /> <NIC index="2" redundant="Active" /> </NICs> <PhysicalLANSegments> <PhysicalLANSegment name="A" /> <PhysicalLANSegment name="B" /> </PhysicalLANSegments> </NICGroup> <NICGroup> <NICs> <NIC index="3" redundant="Active" /> <NIC index="4" redundant="Standby" /> </NICs> <PhysicalLANSegments> <PhysicalLANSegment name="C" /> </PhysicalLANSegments> </NICGroup> </NICGroups> </Server> |
サーバNIC定義を変更した場合
サーバNIC定義を変更しても、配備済みの仮想スイッチ、ポートグループ、仮想ブリッジはそのまま運用できます。
サーバNIC定義を変更後、新しく配備する仮想スイッチ、ポートグループ、仮想ブリッジから、サーバNIC定義に従った構成になります。
また、本動作はネットワークリソースから参照する、物理LANセグメントを変更した場合も同様です。
サーバNIC定義に合わせて、配備済みのネットワークを変更する場合、サーバ仮想化ソフトウェアを直接操作して変更してください。