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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理者編 (リソース管理)

2.3.1 物理L-Server向け定義情報(XML)

ここでは、物理L-ServerのXML定義について説明します。

階層指定を行う場合、<Resources>タグを<Folder>タグに変更してください。

「例 リソースフォルダーまたはテナントフォルダー配下にL-Serverを作成」を参照してください。

物理L-ServerのXML定義は以下のとおりです。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<Resources>
  <LServer name="L-Server名" label="ラベル">
    <Comment>コメント</Comment>
    <TemplateLink name="L-Serverテンプレート名"/>
    <ServerImageLink name="イメージ名" version="イメージ世代"/>
    <FCConnectionPattern>FC接続パターン</FCConnectionPattern>
    <ServerType>サーバ種別</ServerType>
    <Model>モデル名</Model>
    <BootType>ブートモード</BootType>
    <CPU>
      <CPUPerf>CPU性能</CPUPerf>
      <NumOfCPU>CPU数</NumOfCPU>
    </CPU>
    <Memory>
      <MemorySize>メモリ容量</MemorySize>
    </Memory>
    <PXENetworkLink name="PXEブート用ネットワーク名"/>
    <Disks>
      <Disk name="ディスク名" type="ディスク接続形態">
        <DiskIndex>ディスク番号</DiskIndex>
        <Exist>事前作成LUN</Exist>
        <DiskLink name="事前作成LUNのディスク名"/>
      </Disk>
      <Disk>
        <DiskLink name="事前作成LUNのディスク名" />
        <DiskIndex>ディスク番号</DiskIndex>
      </Disk>
      <Disk>
        <Exist>事前作成LUN</Exist>
        <DiskLink name="事前作成LUNのディスク名" />
        <DiskIndex>ディスク番号</DiskIndex>
      </Disk>
      <Disk name="ディスク名" type="ディスクの接続形態">
        <DiskIndex>ディスク番号</DiskIndex>
        <DiskSize>ディスク容量</DiskSize>
        <From>
          <VirtualStorage name="仮想ストレージのリソース名"/>
          <Pool name="ストレージプール名"/>
        </From>
      </Disk>
    </Disks>
    <NICGroups>
      <NICGroup>
        <NICGroupIndex>NIC冗長化グループのインデックス</NICGroupIndex> 
        <NetworkLinks>
           <NetworkLink name="Network名" index="ネットワークのインデックス" vlan_mode="VLANのモード">
            <IpAddress auto="IP自動設定" address="IPアドレス"/>
          </NetworkLink>
        </NetworkLinks>
        <NICLinks>
          <NICLink>NICグループに含まれるNICの番号</NICLink>
        </NICLinks>
      </NICGroup>
    </NICGroups>
    <NICs>
      <NIC>
        <NICIndex>NIC番号</NICIndex>
          <NetworkLinks>
            <NetworkLink name="Network名" index="ネットワークのインデックス" vlan_mode="VLANのモード">
              <IpAddress auto="IP自動設定" address="IPアドレス"/>
            </NetworkLink>
          </NetworkLinks>
        <MacAddress auto="MACアドレス自動選択" MACアドレスのアドレスセットリソースまたはアドレスプール/>
      </NIC>
    </NICs>
    <HBAs>
      <HBA>
        <HBAIndex>HBA番号</HBAIndex>
        <WWN auto="WWN自動選択" WWNのアドレスセットリソースまたはアドレスプール/>
      </HBA>
    </HBAs>
    <IOVirtualOptionPool name="アドレスプール"/>
    <Policy>
      <Redundancy>冗長性</Redundancy>
      <Priority>優先度</Priority>
      <Repurpose>サーバの自動解放(true|false)</Repurpose>
      <SpareSelection method="予備サーバ検索論理" />
      <FCSinglePath>SANのパスの状態</FCSinglePath>
      <AliveMonitoring>生存監視設定(true|false)</AliveMonitoring>
    </Policy>
    <Primary>次に起動するサーバ</Primary>
    <From>
      <PhysicalServer name="物理サーバ名"/>
    </From>
    <From>
      <Pool name="サーバプール"/>    または
      <PhysicalServer name="物理サーバ"/>
    </From>
    <Spare>
      <Pool name="予備設定サーバプール"/>
    </Spare>
    <Allocation>リソースの割当</Allocation>
    <OSSetting>
      <ComputerName>コンピュータ名、ホスト名</ComputerName>
    </OSSetting>
  </LServer>
</Resources>
表2.3 物理L-ServerのXML指定項目一覧

要素名

説明

取り得る値、または例

L-Server名 (*1、*2、*3)

(LServer name)

L-Serverの名前

先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列を指定します。

ラベル (*1、*2)

(LServer label)

L-Serverのラベル

(省略可)

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を指定します。

コメント (*1、*2)

(Comment)

L-Serverのコメント

(省略可)

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を指定します。

L-Serverテンプレート名 (*2)

(TemplateLink name)

L-Serverで使用するL-Serverテンプレート名

(省略可)

作成済みのL-Serverテンプレートのリソース名を指定します。

イメージ名 (*2)

(ServerImageLink name)

L-Serverの起動ディスクに配付するクローニングイメージ名

(省略可)

作成済みのクローニングイメージのリソース名を指定します。

リソースフォルダーを含む名前を指定してください。
参考情報については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「10.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」を参照してください。

イメージ世代 (*2)

(ServerImageLink version)

L-Serverの起動ディスクに配付するクローニングイメージの世代

(省略可)

整数を指定します。

省略した場合、最新の世代が使用されます。

FC接続パターン

(FCConnectionPattern)

FC接続パターンファイル

下記ディレクトに配置したFC接続パターンファイルのファイル名を指定します。(拡張子.rcxpropは除く)

FC接続パターンファイルの詳細は、「導入ガイド CE」の「D.5.1 定義ファイル」を参照してください。

【Windows】

インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data\fc_connection_pattern

【Linux】

/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/fc_connection_pattern

FC接続パターンファイルのファイル名は先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列で定義します。

サーバ種別 (*4)

(ServerType)

L-Serverに割り当てるサーバの種別

"Physical"を指定します。

モデル名 (*2、*4)

(Model)

L-Serverに割り当てるサーバのモデル名

L-Serverに割り当てるサーバのモデル名を指定します。

サーバのモデル名は、サーバリソースツリーのサーバリソースを選択し、[リソース詳細]タブのモデル名を確認して指定します。

以下を指定した場合、モデル名は指定できません。

  • CPU性能

  • CPU数

  • メモリ容量

ブートモード (*1、*2、*3、*5)

(BootType)

L-Serverのブート方法

L-Serverのブート方法を指定します。

  • Disk

    L-Serverに接続されたディスクからブートする場合に指定します。

  • PXE

    PXE(Preboot eXecution Environment)によるネットワークブートする場合に指定します。

rcxadm lserver setコマンドでも指定できます。
詳細は、「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。

CPU性能 (*1、*2、*3、*4)

(CPUPerf)

L-Serverに割り当てるサーバのCPU性能

ギガヘルツを単位として、0.1~10.0の小数第一位までの数値を指定します。

指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「10.2.2 [サーバ]タブ」を参照してください。
モデル名を指定した場合、CPU性能は指定できません。

CPU数 (*1、*2、*3、*4)

(NumOfCPU)

L-Serverに割り当てるサーバのCPU数

"1"以上の整数を指定します。

指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「10.2.2 [サーバ]タブ」を参照してください。

コマンドを利用した作成または変更の場合、指定できる値の上限はありません。

モデル名を指定した場合、CPU数は指定できません。

メモリ容量 (*1、*2、*3、*4)

(MemorySize)

L-Serverに割り当てるサーバのメモリ容量

ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を指定します。

指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「10.2.2 [サーバ]タブ」を参照してください。
モデル名を指定した場合、メモリ容量は指定できません。

PXEブート用ネットワーク名 (*1、*2、*3、*5)

(PXENetworkLink name)

L-ServerをPXEブートするネットワークリソース名

(省略可)

PXEブートする場合に作成済みのネットワークリソース名を指定します。

rcxadm lserver setコマンドでも指定できます。
詳細は、「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。

ディスク名 (*2)

(Disk name)

L-Serverに割り当てるディスク名

(省略可)

先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定します。

省略時は、自動生成されます。

ディスク接続形態 (*2、*4)

(Disk type)

L-Serverに割り当てるディスクの接続形態

  • FC

    ファイバーチャネル接続のディスクを割り当てる場合に指定します。

  • iSCSI

    iSCSI接続のディスクを割り当てる場合に指定します。

ディスク番号が"0"の場合だけ設定できます。
省略時は、"FC"が設定されます。

ディスク番号 (*2、*4)

(DiskIndex)

L-Serverに割り当てるディスクの番号

"0"から始まる整数を指定します。

0: ブートディスク
0以外: データディスク

0~59の範囲で指定してください。
ディスクの接続形態で"iSCSI"を指定した場合、"0"を指定してください。

事前作成LUN (*2)

(Exist)

L-Severに割り当てるディスクが、ストレージ管理製品で事前に作成されたLUN、または本製品で自動作成されたLUNであることを指定

(省略可)

  • true

    ストレージ管理製品で事前に作成されたLUN、または本製品で自動作成されたLUNの場合に指定します。

  • false

    本製品でLUNを自動作成する場合に指定します。

ストレージ管理製品で事前に作成されたLUN、または本製品で自動作成されたLUNを接続する場合、省略できません。

事前作成LUNのディスク名 (*2)

(DiskLink name)

L-Serverに割り当てる、ストレージ管理製品で事前に作成されたLUN、または本製品で自動作成されたLUNのディスク名

(省略可)

割り当てるディスクの名前を指定します。

ディスク容量 (*2、*4)

(DiskSize)

切り出すディスクの容量

ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を指定します。

指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「10.2.3 [ディスク]タブ」を参照してください。

仮想ストレージのリソース名 (*2)

(VirtualStorage name)

L-Serverに割り当てるディスクを切り出す仮想ストレージ
ストレージプールと同時指定された場合、本属性を優先します。

(省略可)

作成済みの仮想ストレージのリソース名を指定します。

ストレージプール名 (*2)

(Pool name)

L-Serverに割り当てるディスクを作成する仮想ストレージを抽出するリソースプール

(省略可)

作成済みのストレージプールのリソース名を指定します。

異なる階層で、同じ名前のストレージプールが存在する環境では、名前が特定できるように、階層を指定する必要があります。
リソースフォルダー/リソースプール

NICGroups

(NICGroups)

NICの冗長化グループ定義の集合

(省略可)

NICの冗長化が必要な場合に指定します。

1つ以上のNICGroupタグを指定します。

NICの冗長化グループ (*2、*4)

(NICGroup)

NICの冗長化のグループ

NIC冗長化のグループを指定します。

NICLinkに指定されたインデックスをもつNICのIPアドレス、Network名は無視されます。

NIC冗長化グループインデックス (*2)

(NICGroupIndex)

NICの冗長化インデックス

NIC冗長化のインデックスを指定します。

NICGroupごとに指定します。
"0"からの連番で指定してください。

Network名 (*2)

(NetworkLink name)

L-Serverが接続するネットワーク名

作成済みのネットワークリソース名を指定します。

ネットワークリソースが、管理LANリソース、またはiSCSI用のネットワークリソースの場合、vlan_modeに"untagged"を指定してください。

ネットワークのインデックス (*2、*4)

(NetworkLink index)

ネットワークのインデックス

ネットワークのインデックスを指定します。

インデックスは"0"から始まります。

IPアドレス (*2)

(IpAddress)

L-Serverに割り当てるIPアドレス

(省略可)

以下の方法で指定できます。
<IpAddress auto="false" address="xxx.xxx.xxx.xxx"/>
IPアドレスを直接指定します。

<IpAddress auto="true"/>
ネットワークリソースに設定してあるアドレス範囲から自動で割り当てられます。
IpAddressタグを省略した場合も、ネットワークリソースに設定してあるアドレス範囲から自動で割り当てられます。

NICグループに含まれるNICの番号群 (*2、*4)

(NICLink)

NICグループに含まれるNICの番号

NICグループに含まれるNICの番号を指定します。

NICの番号が複数ある場合、NICの番号ごとにNICLinkを指定してください。
冗長化の組を指定します。
NIC番号は、NICGroupタグを越えて指定できません。

物理L-Serverの場合、「導入ガイド CE」の「4.2.3.5 管理対象サーバへの事前設定」で決定したラックマウント型サーバまたはタワー型サーバの場合のNIC番号から1を引いた値を指定します。

「導入ガイド CE」の「4.2.3.5 管理対象サーバへの事前設定」で、ラックマウント型サーバの背面の左端のNIC番号を"1"と決定した場合、ここでは"0"を指定してください。

NIC

(NIC)

NICの定義

NICを冗長化しない場合、NetworkLinkタグとNetworkLinksタグを指定します。

NICをネットワークに接続しない場合、NetworkLinkタグとNetworkLinksタグを指定する必要はありません。
子要素は、以下のタグになります。

  • IpAddressタグ

  • NetworkLinkタグ

  • NetworkLinksタグ

  • MacAddressタグ

  • NICIndexタグ

NIC番号 (*2、*4)

(NICIndex)

L-Serverに割り当てるNIC定義を識別する番号

0~31の、"0"から始まる整数を指定します。
NICタグごとに"0"からの連番になっているか確認してください。
NIC番号(NICIndex) + 1は、[L-Serverの作成]ダイアログの[基本情報]タブのネットワーク(NIC)番号に対応しています。

物理L-Serverの場合、「導入ガイド CE」の「4.2.3.5 管理対象サーバへの事前設定」で決定したラックマウント型サーバまたはタワー型サーバの場合のNIC番号から1を引いた値を指定します。

「導入ガイド CE」の「4.2.3.5 管理対象サーバへの事前設定」で、ラックマウント型サーバの背面の左端のNIC番号を"1"と決定した場合、ここでは"0"を指定してください。

VLANのモード (*2)

(NetworkLink vlan_mode)

VLANのモード

(省略可)

VLANのモードを指定します。

以下の方法で指定できます。

  • アンタグVLANでの通信

    vlan_mode="untagged"

  • タグVLANでの通信

    vlan_mode="tagged"

vlan_modeを省略した場合もタグVLANでの通信になります。

MACアドレス (*2)

(MacAddress)

L-Serverに割り当てるMACアドレス

(アドレスプールが指定されている場合、省略可)

以下の方法で指定します。

  • MACアドレス直接指定
    <MacAddress auto="false">MACアドレス形式</MacAddress>
    MACアドレス形式には、ハイフン("-")またはコロン(":")で区切られたMACアドレスを指定します。
    ("xx-xx-xx-xx-xx-xx"または"xx:xx:xx:xx:xx:xx")

  • 自動割当て
    <MacAddress auto="true" from="MACアドレスセットリソース"/>
    または
    <MacAddress auto="true" pool="アドレスプール名"/>
    MACアドレスのアドレスセットリソースに設定しているMACアドレスの範囲、または指定したアドレスプールに登録されているMACアドレスの範囲から自動で割り当てられます。

HBA番号 (*2)

(HBAIndex)

L-Serverに割り当てるHBA定義を識別する番号

"0"から始まる整数を指定します。

0~1の範囲で指定してください。

WWN (*2)

(WWN)

L-Serverに割り当てるWWN

(アドレスプールが指定されている場合、省略可)

以下の方法で指定します。

  • WWN直接指定
    <WWN auto="false">WWN形式</WWN>
    WWN形式にはコロン(":")で区切られたWWNを指定します。
    ("xx:xx:xx:xx:xx:xx")

  • 自動割当て
    <WWN auto="true" from="WWNアドレスセットリソース"/>
    <WWN auto="true" pool="アドレスプール名"/>
    WWNのアドレスセットリソースに設定しているWWNの範囲、または指定したアドレスプールに登録されているWWNの範囲から自動で割り当てられます。

アドレスプール名 (*2)

(IOVirtualOptionPool name)

L-Serverに割り当てるアドレスプール
MACアドレス、WWNと同時に指定された場合、本属性を優先します。

(MACアドレス、WWNが指定されている場合、省略可)

L-Serverに割り当てるアドレスセットリソース(WWN、MACアドレス)を格納するアドレスプールのリソース名を指定します。

アドレスセットリソースのWWN、MACアドレスが設定対象です。

以下の方法で指定できます。
<IOVirtualOptionPool name="アドレスプール名"/>
異なる階層で、同じ名前のアドレスプールが存在する環境では、名前が特定できるように、階層を指定する必要があります。
リソースフォルダー/リソースプール

冗長性 (*1、*2)

(Redundancy)

L-Serverに割り当てるサーバの冗長性

(省略可)

  • None

    なし

  • HA

    冗長化する場合に指定します。

省略時は、"None"が設定されます。
冗長性については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「10.2.2 [サーバ]タブ」を参照してください。

優先度 (*1、*2)

(Priority)

リソース割当て、またはL-Server作成の優先順位

(省略可)

L-Serverを一括電源操作の対象にする場合またはリソースフォルダーのXMLを使用して、複数のL-Serverを一度に作成する場合の優先順位を1~256の範囲で指定します。

値が小さいほど、優先度が高くなります。
省略した場合、"128"が設定されます。
"0"を指定すると、一括電源操作の対象外になります。

サーバの自動解放 (*1、*2、*4、*5)

(Repurpose)

電源OFF時のサーバの自動解放

(省略可)

L-Serverに割り当てるサーバを電源OFF時に自動的に解放するかを指定します。

  • 自動的に解放する場合

    "true"を指定します。

  • 自動的に解放しない場合

    "false"を指定します。

本属性とL-Serverテンプレートの"サーバの自動解放"の値が省略された場合、定義ファイルに設定された値が使用されます。
定義ファイルについては、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「11.8.1 導入」を参照してください。
なお、用途変更を行うL-Serverは、必ず"true"を指定してください。

予備サーバ検索論理 (*1、*2、*4)

(SpareSelection method)

予備サーバの検索論理

(省略可)

  • name_order

    モデル名の一致したサーバから、物理サーバの名前順で選択されます。

  • keep_spec

    性能値が同等以上、かつ性能差が最も少ないサーバが選択されます。

省略時は、"keep_spec"が設定されます。

SANのパス状態 (*1、*2、*3、*4、*5)

(FCSinglePath)

物理L-Server作成後の、SANのパスの状態

物理L-Server作成後の、SANのパスの状態を設定します。

  • true

    シングルパスの場合に指定します。

  • false

    マルチパスの場合に指定します。

省略時は、"false"が設定されます。

rcxadm lserver setコマンドでも変更できます。
詳細は、「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。

生存監視設定 (*1、*2、*4)

(AliveMonitoring)

生存監視設定

(省略可)

  • 生存監視を有効にする場合

    "true"を指定します

  • 生存監視を無効にする場合

    "false"を指定します

省略時は、L-Server作成時に指定しなかった場合、"false"が設定されます。

物理サーバ名 (*1、*2、*5)

(PhysicalServer name)

L-Serverに割り当てる物理サーバ

サーバプールと同時に指定された場合、物理サーバの指定が優先されます。

L-Serverに割り当てる物理サーバを指定します。

サーバプール名 (*1、*2、*5)

(Pool name)

L-Serverに割り当てる物理サーバを作成するリソースプール

作成済みのサーバプールのリソース名を指定します。
異なる階層で、同じ名前のサーバプールが存在する環境では、名前が特定できるように、階層を指定する必要があります。
リソースフォルダー/リソースプール

予備設定サーバプール名 (*1、*2)

(Pool name)

予備設定用のサーバプール

(省略可)

冗長性が設定された場合に有効です。
異なる階層で、同じ名前のサーバプールが存在する環境では、名前が特定できるように、階層を指定する必要があります。
リソースフォルダー/リソースプール

リソースの割当

(Allocation)

L-Serverに割り当てられたリソースの状態

(省略可)

  • true

    リソースを割り当てる場合に指定します。

  • false

    構成定義だけ作成する場合に指定します。

本属性が省略された場合、定義ファイルに設定した値が使用されます。
定義ファイルについては、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「11.8.1 導入」を参照してください。

コンピュータ名ホスト名 (*2、*6)

(ComputerName)

コンピュータ名、ホスト名

【Windows/Linux】
指定できる値については、「導入ガイド CE」の「D.7.3 [OS]タブ設定」を参照してください。

*1: リソース割当て済み(allocated)、またはサーバが解放された(preserved)状態のL-Serverの変更により、値を変更できます。L-Serverテンプレート名の変更や、L-Serverテンプレート名に指定したL-Serverテンプレートの内容を変更しても、L-Serverの構成は変更されません。
*2: 構成定義だけ作成済み(defined)のL-Serverの変更により、値を変更できます。なお、構成定義だけ作成済みのL-Serverを変更する場合、変更しない情報もすべて記載する必要があります。
*3: *1に加えて、電源OFFのときだけ、値を変更できます。
*4: L-Serverテンプレートを使用しない、またはL-Serverテンプレートで指定した値を使用しない場合に指定します。
*5: 構築済みの物理サーバと関連しているL-Serverの場合、変更できません。
*6: イメージ配付後に行うパーソナライズ情報です。

  • L-Serverテンプレートを使用し、クローニングイメージを配付しないL-Serverを作成

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <Resources>
      <LServer name="first_server">
        <TemplateLink name="small"/>
        <ServerType>Physical</ServerType>
        <Model>PRIMERGY BX920 S2</Model>
        <NICs>
          <NIC>
            <NICIndex>0</NICIndex>
              <NetworkLinks>
                <NetworkLink name="AdminLan" vlan_mode="untagged" index="0"/>
              </NetworkLinks>
          </NIC>
        </NICs>
        <IOVirtualOptionPool auto="true" name="AddressPool"/>
      </LServer>
    </Resources>
  • L-Serverテンプレートを使用し、クローニングイメージを配付するL-Serverを作成

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <Resources>
      <LServer name="second_server">
        <TemplateLink name="small"/>
        <ServerType>Physical</ServerType>
        <Model>PRIMERGY BX920 S2</Model>
        <ServerImageLink name="/ImagePool/master_image"/>
        <NICs>
          <NIC>
            <NICIndex>0</NICIndex>
              <NetworkLinks>
                <NetworkLink name="AdminLan" vlan_mode="untagged" index="0"/>
              </NetworkLinks>
          </NIC>
        </NICs>
        <IOVirtualOptionPool auto="true" name="AddressPool"/>
        <OSSetting>
          <ComputerName>host1</ComputerName>
        </OSSetting>
      </LServer>
    </Resources>
  • L-Serverテンプレートを使用せず、Linuxのクローニングイメージを配付するL-Serverを作成

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <Resources>
      <LServer name="L-Server">
        <ServerImageLink name="/ImagePool/RHEL5"/>
        <ServerType>Physical</ServerType>
        <Model>PRIMERGY BX920 S2</Model>
        <BootType>Disk</BootType>
        <Disks>
          <Disk>
            <DiskIndex>0</DiskIndex>
            <DiskSize>40.0</DiskSize>
          </Disk>
          <Disk>
            <DiskIndex>1</DiskIndex>
            <DiskSize>30.0</DiskSize>
          </Disk>
        </Disks>
        <NICs>
          <NIC>
            <NICIndex>0</NICIndex>
              <NetworkLinks>
                <NetworkLink name="AdminLan" vlan_mode="untagged" index="0"/>
              </NetworkLinks>
          </NIC>
        </NICs>
        <IOVirtualOptionPool auto="true" name="AddressPool"/>
        <HBAs>
          <HBA>
            <HBAIndex>0</HBAIndex>
          </HBA>
        </HBAs>
        <IOVirtualOptionPool auto="true" />
        <Policy>
          <Redundancy>None</Redundancy>
          <Priority>128</Priority>
        </Policy>
        <Repurpose>true</Repurpose>
        <Allocation>true</Allocation>
        <OSSetting>
          <ComputerName>host1</ComputerName>
        </OSSetting>
      </LServer>
    </Resources>
  • リソースフォルダーまたはテナントフォルダー配下にL-Serverを作成

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <Folder name="リソースフォルダー名またはテナントフォルダー">
      <LServer name="L-Server名" label="ラベル">
        ...
      </L-Server>
    </Folder>
    表2.4 リソースフォルダーまたはテナントフォルダー配下にL-Serverを作成する場合のXML指定項目一覧

    要素名

    説明

    取り得る値、または例

    リソースフォルダー名またはテナントフォルダー名 (*1)

    (Folder name)

    L-Serverを配置するリソースフォルダーまたはテナントフォルダーの名前

    (省略可)

    階層指定を行う場合、以下のように記載します。

    リソースフォルダー名/リソースフォルダー名
    テナントフォルダー名
    /リソースフォルダー名
    リソースフォルダー名
    /テナントフォルダー名

    *1: L-Serverをリソースフォルダー階層下に作成する場合に指定します。

  • L-Serverの詳細情報から別のL-Serverを作成

    以下の情報を変更します。

    • LServerタグのnameを変更する

    • DiskLinkタグとDiskタグのnameを削除する(既存LUNを割り当てる場合、nameを変更する)

      タグが存在しない場合、追記してください。

    • MacAddress、IpAddressおよびWWNタグを変更する(アドレスを払い出すアドレスプールやリソースを指定する場合)

      タグが存在しない場合、必要に応じて追記してください。

    • Fromタグ内のPhysicalServerやSpareタグ内のPhysicalServerを変更する(タグを指定する場合)

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <Resources>
    <LServer name="P-Server2" id="WIN-66N8JTJM2BD_2853" label="">
      <Comment></Comment>
      <ServerType>Physical</ServerType>
      <Model>PRIMERGY BX920 S1</Model>
      <CPU>
        <CPUArch>ia32</CPUArch>
        <CPUPerf>2.0</CPUPerf>
        <NumOfCPU>0</NumOfCPU>
      </CPU>
      <Memory>
        <MemorySize>0.0</MemorySize>
      </Memory>
      <BootType>Disk</BootType>
      <Disks>
          <Disk name="P-Server2-0-disk0">
            <DiskIndex>0</DiskIndex>
            <DiskSize>20.0</DiskSize>
          </Disk>
      </Disks>
      <NICGroups>
      </NICGroups>
      <NICs>
        <NIC>
          <NICIndex>0</NICIndex>
          <MacAddress auto="true" pool="/AddressPool" />
          <NetworkLinks>
              <NetworkLink name="admin_lan" index="0" vlan_mode="untagged">
                <IpAddress auto="true"/>
              </NetworkLink>
          </NetworkLinks>
        </NIC>
      </NICs>
      <HBAs>
        <HBA>
          <HBAIndex>0</HBAIndex>
          <WWN auto="true" pool="/AddressPool" />
        </HBA>
      </HBAs>
      <ExternalIdentifier></ExternalIdentifier>
      <Current>
        <PhysicalServer name="chassis4-2" id="WIN-66N8JTJM2BD_83" />
      </Current>
      <ExternalProfile/>
      <Policy>
        <Redundancy>None</Redundancy>
        <Positioning>Fixed</Positioning>
        <Exclusion></Exclusion>
        <Priority>128</Priority>
        <Repurpose>false</Repurpose>
      </Policy>
      <Status>
        <ResourceStatus>stop</ResourceStatus>
        <PowerStatus>off</PowerStatus>
        <AllocationStatus>attached</AllocationStatus>
        <MaintenanceMode>active</MaintenanceMode>
        <Resources>allocated</Resources>
        <ServerAllocationStatus>true</ServerAllocationStatus>
        <DiskAllocationStatus>false</DiskAllocationStatus>
        <AddressAllocationStatus>true</AddressAllocationStatus>
      </Status>
      <From>
        <PhysicalServer name="chassis4-2" id="WIN-66N8JTJM2BD_83" />
      </From>
      <Spare>
      </Spare>
    </LServer>
    </Resources>