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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)

12.2 リソースプールの操作

リソースプール操作について説明します。


作成

以下の手順で、リソースプールを作成します。

  1. オーケストレーションツリーでルートフォルダーまたはリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[作成]-[プール]を選択します。

    [プールの作成]ダイアログが表示されます。

  2. 以下の項目を設定します。

    名前

    リソースプールの名前を入力します。
    先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

    リソースプールの利用者にわかるように、リソースの違い、性能の違い、用途の違いなど、リソースプールを作成した観点を含む名前を付けることをお勧めします。

    種別

    リソースプールのリソースプール種別を選択します。

    優先度

    L-Server作成時にリソースを自動選択する場合のリソースプールの優先度を選択します。
    "1"から"10"の値を選択してください。小さい値ほど優先度が高くなっています。デフォルトは"5"が選択されています。

    ラベル

    リソースプールのラベルを入力します。
    日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。

    コメント

    コメントを入力します。
    日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。

  3. <OK>ボタンをクリックします。

    作成されたリソースプールがオーケストレーションツリーに表示されます。


ストレージプールに対するシン・プロビジョニング属性の設定

ストレージプールに対するシン・プロビジョニング属性の設定は、以下の方法で行います。

定義ファイルの格納場所

【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data

【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイルの名前

pool.rcxprop

定義ファイルの書式

thin_provisioning=pool1,pool2,...

thin_provisioning

シン・プロビジョニングの属性を設定するストレージプール名を設定します。

ストレージプールは複数指定できます。複数指定する場合、カンマ(",")区切りで指定します。
階層化されたストレージプールは、フォルダー名も含めて絶対パスで指定します。
オーケストレーションツリーの直下のストレージプールは、ストレージプール名だけ指定します。

定義ファイルの例を以下に示します。

thin_provisioning=StoragePool/folder/StoragePool

注意

ストレージプールのシン・プロビジョニング属性の設定有無は、ストレージプールを作成した時点で決まります。

ストレージプール作成時に設定された定義ファイルを読み込み、thin_provisioningキーが指定されている場合、

シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールとして作成されます。
thin_provisioningキーが指定されていない場合、シン・プロビジョニングの属性が設定されていないストレージプールとして作成されます。

ストレージプールの作成後、以下の操作を実行しても、作成済みのストレージプールのシン・プロビジョニング属性の設定または設定解除はできません。

  • thin_provisioningキーの値の変更

  • ストレージプール名の変更

シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールを作成する場合、事前に設定ファイルのthin_provisioningキーに、作成予定のストレージプール名を指定しておく必要があります。


設定変更

以下の手順で、リソースプールの設定を変更します。

  1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。

    [プールの設定変更]ダイアログが表示されます。

  2. 変更したい項目を修正します。

  3. <OK>ボタンをクリックします。

    リソースプールの設定情報が変更されます。


移動

以下の手順で、リソースプールをほかのリソースフォルダーに移動します。

  1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[別フォルダへ移動]を選択します。

    [プールの移動]ダイアログが表示されます。

  2. 移動先リソースフォルダーを選択します。

  3. <OK>ボタンをクリックします。

    対象のリソースプールが移動先リソースフォルダーに移動します。

テナントを利用してリソースを隔離する場合、移動が制限される場合があります。
詳細は、「第13章 リソースフォルダーとテナントの操作」を参照してください。


削除

以下の手順で、リソースプールを削除します。

リソースプールを削除すると、リソースプール内のリソースも併せて削除されます。
以下のリソースは、リソースプールからリソース登録が解除されます。

事前にリソースプール内のリソースを別のリソースプールに移動することをお勧めします。

  1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

    [プールの削除]ダイアログが表示され、削除されるリソースプール名が表示されます。

    削除対象のリソースプールにリソースが登録されている場合、"含まれているリソース"にそれらが一覧で表示されます。内容を確認し、"含まれている全てのリソースをあわせて削除する"チェックボックスにチェックを入れてください。

  2. <OK>ボタンをクリックします。

    対象のリソースプールが削除されます。