リソースプール操作について説明します。
作成
以下の手順で、リソースプールを作成します。
オーケストレーションツリーでルートフォルダーまたはリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[作成]-[プール]を選択します。
[プールの作成]ダイアログが表示されます。
以下の項目を設定します。
リソースプールの名前を入力します。
先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
リソースプールの利用者にわかるように、リソースの違い、性能の違い、用途の違いなど、リソースプールを作成した観点を含む名前を付けることをお勧めします。
リソースプールのリソースプール種別を選択します。
VMプール
サーバプール
ストレージプール
ストレージプールに対して、シン・プロビジョニング属性の設定をする場合、「ストレージプールに対するシン・プロビジョニング属性の設定」を参照してください。
ネットワークプール
アドレスプール
イメージプール
L-Server作成時にリソースを自動選択する場合のリソースプールの優先度を選択します。
"1"から"10"の値を選択してください。小さい値ほど優先度が高くなっています。デフォルトは"5"が選択されています。
リソースプールのラベルを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。
コメントを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。
<OK>ボタンをクリックします。
作成されたリソースプールがオーケストレーションツリーに表示されます。
ストレージプールに対するシン・プロビジョニング属性の設定
ストレージプールに対するシン・プロビジョニング属性の設定は、以下の方法で行います。
【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data
【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data
pool.rcxprop
thin_provisioning=pool1,pool2,... |
シン・プロビジョニングの属性を設定するストレージプール名を設定します。
ストレージプールは複数指定できます。複数指定する場合、カンマ(",")区切りで指定します。
階層化されたストレージプールは、フォルダー名も含めて絶対パスで指定します。
オーケストレーションツリーの直下のストレージプールは、ストレージプール名だけ指定します。
例
定義ファイルの例を以下に示します。
thin_provisioning=StoragePool/folder/StoragePool |
注意
ストレージプールのシン・プロビジョニング属性の設定有無は、ストレージプールを作成した時点で決まります。
ストレージプール作成時に設定された定義ファイルを読み込み、thin_provisioningキーが指定されている場合、
シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールとして作成されます。
thin_provisioningキーが指定されていない場合、シン・プロビジョニングの属性が設定されていないストレージプールとして作成されます。
ストレージプールの作成後、以下の操作を実行しても、作成済みのストレージプールのシン・プロビジョニング属性の設定または設定解除はできません。
thin_provisioningキーの値の変更
ストレージプール名の変更
シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールを作成する場合、事前に設定ファイルのthin_provisioningキーに、作成予定のストレージプール名を指定しておく必要があります。
設定変更
以下の手順で、リソースプールの設定を変更します。
オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。
[プールの設定変更]ダイアログが表示されます。
変更したい項目を修正します。
<OK>ボタンをクリックします。
リソースプールの設定情報が変更されます。
移動
以下の手順で、リソースプールをほかのリソースフォルダーに移動します。
オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[別フォルダへ移動]を選択します。
[プールの移動]ダイアログが表示されます。
移動先リソースフォルダーを選択します。
<OK>ボタンをクリックします。
対象のリソースプールが移動先リソースフォルダーに移動します。
テナントを利用してリソースを隔離する場合、移動が制限される場合があります。
詳細は、「第13章 リソースフォルダーとテナントの操作」を参照してください。
削除
以下の手順で、リソースプールを削除します。
リソースプールを削除すると、リソースプール内のリソースも併せて削除されます。
以下のリソースは、リソースプールからリソース登録が解除されます。
VMホストリソース
物理サーバリソース
仮想ストレージリソース
ディスクリソース
ネットワークデバイス
物理イメージリソース
事前にリソースプール内のリソースを別のリソースプールに移動することをお勧めします。
オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。
[プールの削除]ダイアログが表示され、削除されるリソースプール名が表示されます。
削除対象のリソースプールにリソースが登録されている場合、"含まれているリソース"にそれらが一覧で表示されます。内容を確認し、"含まれている全てのリソースをあわせて削除する"チェックボックスにチェックを入れてください。
<OK>ボタンをクリックします。
対象のリソースプールが削除されます。