ここでは、L-Serverテンプレートの作成について説明します。
物理L-Serverテンプレートの作成は、「8.1.2.1 物理L-Serverテンプレートの作成」を参照してください。
仮想L-Serverテンプレートの作成は、「8.1.2.2 仮想L-Serverテンプレートの作成」を参照してください。
以下の手順で物理L-Serverテンプレートの作成を行います。
RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[編集]を選択します。
[L-Serverテンプレート編集]画面が表示されます。
[L-Serverテンプレート編集]画面で、<作成>ボタンをクリックします。
[L-Serverテンプレートの作成]ダイアログが表示されます。
[L-Serverテンプレートの作成]ダイアログで、以下の情報を設定します。
基本情報を入力します。
L-Serverテンプレートの名前を入力します。
先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定します。
L-Serverテンプレートのラベルを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を指定します。
L-Serverテンプレートのコメントを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を指定します。
サーバ種別を選択します。
物理L-Serverテンプレートを作成する場合、"物理"を選択します。
サーバ種別が"物理"の場合、サーバの"モデル名指定"、"CPU、メモリ指定"が表示されます。
"モデル名指定"を選択するとモデル名を指定するフィールドが表示されます。
"CPU、メモリ指定"を選択すると、次の画面でCPUとメモリ情報を設定できます。
モデル名を選択します。
表示されるモデル名は以下のとおりです。
- PRIMERGY BX620 S4
- PRIMERGY BX620 S5
- PRIMERGY BX620 S6
- PRIMERGY BX920 S1
- PRIMERGY BX920 S2
- PRIMERGY BX922 S2
- PRIMERGY BX924 S2
- PRIMERGY BX960 S1
- PRIMERGY RX100 S5
- PRIMERGY RX100 S6
- PRIMERGY RX200 S4
- PRIMERGY RX200 S5
- PRIMERGY RX200 S6
- PRIMERGY RX300 S4
- PRIMERGY RX300 S5
- PRIMERGY RX300 S6
- PRIMERGY RX600 S4
- PRIMERGY RX600 S5
- PRIMERGY TX150 S6
- PRIMERGY TX150 S7
- PRIMERGY TX200 S5
- PRIMERGY TX200 S6
- PRIMERGY TX300 S4
- PRIMERGY TX300 S5
- PRIMERGY TX300 S6
- PRIMEQUEST 1000
- Other PC servers
基本情報を設定したあと、<次へ>ボタンをクリックします。
CPUとメモリ情報を入力します。
CPU周波数を選択します。0.1~10の範囲で入力します。
L-Serverに割り当てるCPU数を入力します。
1~240の範囲で入力します。
L-Serverに割り当てるメモリ容量を入力します。
0.1~8192の範囲で入力します。
基本情報を設定したあと、<次へ>ボタンをクリックします。
NICの情報を入力します。
L-Serverに割り当てるNICを指定します。
インデックス
L-Serverに割り当てるNIC定義を識別する番号です。
以下の範囲で設定します。
0~31
<追加>ボタンをクリックすると、NICが追加できます。
<削除>ボタンをクリックすると、NICが削除できます。
ネットワーク数
NICに設定できるネットワークリソース数(NumOfNetworkLinks)を指定します。インデックスごとに指定します。
以下の範囲で指定します。
1~4098
NICの冗長化グループを指定します。NICの冗長化が必要な場合に指定します。
NICグループは、16まで追加できます。
インデックス
NICの冗長化グループのインデックスを入力します。以下の範囲で設定します。
0~15
ネットワーク数
NICの冗長化グループに含まれるネットワークリソース数(NumOfNetworkLinks)を入力します。
以下の範囲で指定します。
1~4098
省略した場合、NICおよびNICの冗長化グループに1つのネットワークリソースが設定されます。
<追加>ボタンをクリックすると、NIC グループが追加できます。
<削除>ボタンをクリックすると、NIC グループが削除できます。
NIC
NICの冗長化グループを構成するNICのインデックスを選択します。グループには2つのNICを指定する必要があります。
NICの情報を入力したあと、<次へ>ボタンをクリックします。
ディスクの情報を入力します。
ディスクサイズを入力します。
以下の範囲で入力します。
0.1~2048
<追加>ボタンをクリックすると、ディスクが追加できます。
<削除>ボタンをクリックすると、ディスクが削除できます。
ディスクは、ディスク番号0~59までの60個追加できます。
接続形態を選択します。
- FC
- iSCSI
接続形態に"FC"を選択した場合、<追加>ボタンをクリックするとディスクが追加できます。<削除>ボタンをクリックするとディスクが削除できます。
ディスク情報を入力したあと、<次へ>ボタンをクリックします。
サーバの冗長化、生存監視、運用位置、FC接続パターンの情報を入力します。
L-Serverに割り当てるサーバの冗長性について選択します。
冗長性を有効にする場合、"HA"を選択します。
冗長性を有効にしない場合、"None"を選択します。
生存監視の有効/無効を設定します。
L-Serverに割り当てるサーバを電源OFF時に自動的に解放するかを指定します。
設定しない場合、" "を選択します。
自動的に解放する場合、"true"を選択します。
自動的に解放しない場合、"false"を選択します。
デフォルトは、" "が選択されています。
予備サーバの検索論理を指定します。
設定しない場合、" "を選択します。
モデル名の一致したサーバから、物理サーバの名前順で選択する場合、"name_order"を選択します。
性能値が同等以上、かつ性能差が最も少ないサーバを選択する場合、"keep_spec"を選択します。
デフォルトは、" "が選択されています。
FC接続パターンファイルのファイル名を指定します。
マネージャー環境の以下のディレクトリに配置したFC接続パターンファイルのファイル名のリストがプルダウンで表示されますので、選択してください。
【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data\fc_connection_pattern
【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/fc_connection_pattern
FC接続パターンファイルがない場合には、" "が選択されます。
デフォルトは、" "が選択されます。
L-Serverテンプレートを作成した後にFC接続パターンファイルを作成する場合には、直接入力することもできます。先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列を指定します。
入力した情報を確認するダイアログが表示されます。
"新しいテンプレートを作成しますか?"が表示されたら、内容を確認したあと、<作成>ボタンをクリックします。
参照
[テンプレートの作成]ダイアログで入力できる範囲は、「ServerView Resource Orchestrator リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「2.2.1 物理L-Serverテンプレート」を参照してください。
以下の手順で仮想L-Serverテンプレートの作成を行います。
RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[編集]を選択します。
[L-Serverテンプレートエディター]画面が表示されます。
[L-Serverテンプレートエディター]画面で、<作成>ボタンをクリックします。
[テンプレートの作成]ダイアログが表示されます。
[テンプレートの作成]ダイアログで、以下の情報を設定します。
基本情報を入力します。
L-Serverテンプレートの名前を入力します。
先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定します。
L-Serverテンプレートのラベルを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を指定します。
L-Serverテンプレートのコメントを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を指定します。
サーバ種別を選択します。
仮想L-Serverテンプレートを作成する場合、"VM"を選択します。
VM種別を選択します。
以下のVM種別が表示されます。
- VMware
- Hyper-V
- RHEL-Xen
- RHEL-KVM
- Oracle VM
基本情報を設定したあと、<次へ>ボタンをクリックします。
オーバーコミット機能の設定を行います。
基本情報のVM種別が以下の場合に設定できます。
VMware
Hyper-V
RHEL-KVM
オーバーコミット機能の利用について選択します。
オーバーコミット機能を利用する場合、"true"を選択します。
オーバーコミット機能を利用しない場合、"false"を選択します。
デフォルトは、"false"が選択されています。
CPUとメモリ情報を入力します。
基本情報のVM種別が以下の場合に設定できます。
VMware
Hyper-V
RHEL-KVM
CPUのアーキテクチャーを選択します。"IA"が選択できます。
CPU周波数を入力します。0.1~8.0の範囲で入力します。
【Oracle VM】
0.3~8.0の範囲で入力します。
L-Serverに保証されるCPUリソースの最小値を入力します。オーバーコミット機能を利用する場合に入力します。
0~CPU性能の範囲で入力します。
省略時は、L-Server作成時に、"0"が設定されます。
CPUリソースの配分を決める相対的な配分比を入力します。
VMwareの場合に指定できます。
オーバーコミット機能を利用する場合に入力します。
1~1000000の範囲の整数を入力します。
省略時は、L-Server作成時に、CPU数 * 1000が設定されます。
CPU割当優先度を指定します。
Hyper-Vの場合に指定できます。
1~10000の範囲で指定できます。
省略時は、L-Server作成時に、"100"が設定されます。
L-Serverに割り当てるCPU数を入力します。
1~8の範囲で入力します。
【Hyper-V】
1~4の範囲で入力します。
【Oracle VM】
1~32の範囲で入力します。
【RHEL-KVM】
1~64の範囲で入力します。
L-Serverに割り当てるメモリ容量を入力します。
ギガバイトを単位として、0.1~255の範囲で入力します。
L-Serverに保証されるメモリリソースの最小値を入力します。
VMwareの場合に指定できます。
オーバーコミット機能を利用する場合に入力します。
0~メモリ容量の範囲で入力します。
省略時は、L-Server作成時にメモリ容量で指定された値が設定されます。
L-Serverのメモリリソースの配分を決める相対的な配分比を入力します。
VMwareの場合に指定できます。
オーバーコミット機能を利用する場合に入力します。
0~1000000の範囲の整数を入力します。
省略時は、L-Server作成時に、メモリ容量で指定された値 * 1024 * 10が設定されます。
メモリバッファーを指定します。
Hyper-Vの場合に指定できます。
5~2000の範囲で指定できます。
省略時は、L-Server作成時に動的メモリが有効な場合、"20"が設定されます。
メモリ割当優先度を指定します。
Hyper-Vの場合に指定できます。
0~10000の範囲で指定できます。
省略時は、L-Server作成時に、"5000"が設定されます。
初期メモリ量を指定します。
Hyper-Vの場合に指定できます。
0.1~メモリ容量の範囲で指定できます。
省略時は、L-Server作成時に動的メモリが有効な場合、
メモリ容量が設定されます。
Hyper-Vの場合に指定できます。
動的メモリを有効にする場合、"true"を指定します。
動的メモリを無効にする場合、"false"を指定します。
省略時は、初期メモリ量とメモリバッファーの設定値により値が異なります。
初期メモリ量またはメモリバッファーが設定済みの場合、"true"が設定されます。
初期メモリ量とメモリバッファーが未設定の場合、何も設定されません。CPUとメモリ情報を入力したあと、<次へ>ボタンをクリックします。
NICの情報を入力します。
サーバ種別が"VM"の場合、入力します。
NIC数を入力します。
1~10の範囲で入力します。
【RHEL-Xen】
1~15の範囲で入力します。
【Oracle VM】【RHEL-KVM】
1~8の範囲で入力します。
NICの情報を入力したあと、<次へ>ボタンをクリックします。
ディスクの情報を入力します。
ディスクサイズ(単位:GB)を入力します。
以下の範囲で入力します。
0.1~2048(GB)
【Xen】
0.1~999.9(GB)
<追加>ボタンをクリックすると、ディスクを追加できます。
ディスクの数を入力します。
【VMware】
0~55まで指定できます。
【Hyper-V】【Oracle VM】
0~59まで指定できます。
【Xen】
0~251まで指定できます。
【RHEL-KVM】
0~16まで指定できます。
ディスク情報を入力したあと、<次へ>ボタンをクリックします。
サーバの冗長化、生存監視、および運用位置の情報を入力します。
L-Serverに割り当てるサーバの冗長性について選択します。
冗長性を有効にする場合、"HA"を選択します。
冗長性を有効にしない場合、"None"を選択します。
【Xen】【RHEL-KVM】
"None"だけ指定できます。
生存監視の有効/無効を設定します。
"冗長性"を有効にした場合だけ、選択可能です。
【Xen】【RHEL-KVM】【Oracle VM】
生存監視の設定は表示されません。
L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置が変更できるか選択します。
基本情報の"サーバ種別"で"VM"を選択した場合に設定できます。
前回動作していたVMホストと同じVMホストで起動する場合、"Fixed"を選択します。
起動時に最適なVMホストを自動的に選択する場合、"AttachAtBoot"を選択します。
【Xen】
"Fixed"だけ指定できます。
L-Serverに割り当てるサーバを電源OFF時に自動的に解放するかを指定します。
自動的に解放する場合は"true"を指定します。
自動的に解放しない場合は"false"を指定します。
省略時は、値が設定されません。この場合、L-Serverを作成する際に、定義ファイルに設定された値が使用されます。
【RHEL-Xen】
"false"だけ指定できます。指定を省略できます。
<次へ>ボタンをクリックします。
入力した情報を確認するダイアログが表示されます。
"新しいテンプレートを作成しますか?"が表示されたら、内容を確認したあと、<作成>ボタンをクリックします。
参照
[テンプレートの作成]ダイアログで入力できる範囲は、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「2.2.2 仮想L-Serverテンプレート」を参照してください。
注意
ウィザード形式のGUIに従ってテンプレートを設定すると、設定内容は最後の確認画面で確認できます。
設定内容の確認画面は設定値の確認という目的で表示しています。設定内容の確認画面で操作すると表示のずれが生じる可能性があります。確認画面の中では操作しないでください。