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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 導入ガイド

E.3.1 システム構成

ここでは、サーバ仮想化ソフトウェアとしてHyper-Vを利用する場合のシステム構成について説明します。


システム構成例

Hyper-Vを管理対象サーバとする場合のシステム構成例は以下のとおりです。

図E.9 システム構成例

*1: 必須ソフトウェアについては、「1.4.2.2 必須ソフトウェア」を参照してください。

注意

  • ラックマウント型サーバの構成例は、上記の図からシャーシとマネジメントブレードを削除した構成になります。

  • マネージャー、エージェント、SCVMM、SCVMMエージェントおよびWindowsゲストOSには、Microsoft Updateなどを利用して、最新の更新プログラムを適用してください。VMゲストには、OSごとに提供されている最新の統合サービスをインストールする必要があります。


SCVMM

VMホスト、VMゲストの管理に必要です。

マネージャーと同じ管理サーバ上にも、異なるサーバ上にも配置できます。

ドメインコントローラーと同じサーバ上にも、異なるサーバ上にも配置できます。

SCVMMは本構成のドメインコントローラーのドメインに参加している必要があります。


ドメインコントローラ

マネージャーと同じ管理サーバ上にも、異なるサーバ上にも配置できます。

SCVMMと同じサーバ上にも、異なるサーバ上にも配置できます。


管理対象サーバ

MSFCによりクラスタを構成します。

管理対象サーバはドメインコントローラーのドメインに参加している必要があります。


管理クライアント

SCVMMやVMホストと同一ドメインに参加している必要があります。またSCVMMの管理者コンソールがインストールされている必要があります。


システム構成上の注意点

ネットワーク設定の簡易化

本製品では、L-Serverを作成する際のネットワーク設定を簡易化できます。

利用するハードウェア(ブレードサーバやラックマウント型サーバなど)、およびL-Serverのネットワーク構成を冗長化するかで設定する範囲が異なります。

詳細は、「1.2.7 ネットワークの簡易化」と「4.2.4 本製品でのネットワーク環境に対する事前準備作業」を参照してください。


ネットワーク構成

Hyper-Vを利用する場合のネットワーク構成例は以下のとおりです。

図E.10 ブレードサーバでL-Serverのネットワークを冗長化した場合の設定(Intel PROSetまたはPRIMECLUSTER GLSを利用)

図E.11 ラックマウント型サーバのL-Serverのネットワークの設定

注意

  • ブレードサーバ以外の環境、およびブレードサーバでL-Serverのネットワークを冗長化しない環境では、外部ネットワークの外部接続を手動で設定する必要があります。

    詳細は、「E.3.4 セットアップ」の「ネットワークの手動設定」を参照してください。

  • 本製品は、スイッチモードまたはエンドホストモードの場合に、LANスイッチブレードの設定を行います。

図E.12 ブレードサーバでL-Serverのネットワークを冗長化しない場合の設定


L-Server作成手順

L-Server作成手順は以下のとおりです。

図E.13 本製品導入の流れ

セットアップの事前準備については、「E.3.2 事前準備」を参照してください。
インストールについては、「E.3.3 インストール」を参照してください。
セットアップについては、「E.3.4 セットアップ」を参照してください。
L-Serverの作成については、「E.3.4 セットアップ」の「L-Server作成」を参照してください。