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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.2 運用ガイド
ETERNUS

12.4 レプリケーション管理のコマンド

本節では、レプリケーション管理のコマンドによる操作について説明しています。

注意

レプリケーション管理のすべてのコマンドはAdministratorsグループに属しているユーザーだけが実行可能です。
そのほかのユーザーでコマンド実行した場合は、「swsrp0601」のメッセージを出力しエラー終了します。

注意

コマンド実行時の動作環境

コマンド実行に必要な動作環境は下表のとおりです。

表12.19 レプリケーション管理のコマンド実行時の動作環境

コマンド名

AdvancedCopy Manager動作環境

swsrpcancel

運用管理サーバ(Storage管理サーバ)で-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバ(Storageサーバ)のデーモン/サービスが動作していなければならない。
管理対象サーバがWindowsかつEC運用の場合は、複写先管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない(-mオプション、-tオプションを指定する場合を除く)。
EC等価状態のサーバ間レプリケーションの場合は相手サーバが動作していなければならない(-mオプションを指定する場合を除く)。

swsrpchsync

運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swsrpdelvol

管理対象サーバで実行する場合、運用管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、運用管理サーバのデーモン/サービス、および処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
サーバ間レプリケーションの場合は、通信先管理対象サーバのサービス・デーモンが動作していなければならない(-dオプションを指定する場合を除く)。

swsrprecbuffstat

運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swsrprecbuffset

管理対象サーバで実行する場合、運用管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、運用管理サーバのデーモン/サービス、および処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swsrpmake

運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
管理対象サーバがWindowsかつサーバ内レプリケーションかつEC運用の場合は、管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
サーバ間レプリケーションの場合は通信先管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない(-mオプション、-tオプションを指定する場合を除く)。

swsrprecoverres

運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
管理対象サーバがWindowsの場合は管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
-rオプションを指定する場合は、運用管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swsrprevsync

運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swsrpsetvol

管理対象サーバで実行する場合、運用管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、運用管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
サーバ間レプリケーションの場合は通信先管理対象サーバのサービス・デーモンが動作していなければならない。

swsrpstartsync

運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
管理対象サーバがWindowsの場合は管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
サーバ間レプリケーションの場合は相手サーバが動作していなければならない(-mオプションを指定する場合を除く)。

swsrpstat

運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swsrpvolinfo

運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

注意

クラスタ運用の場合

クラスタ運用におけるコマンドは、次の手順で実行します。

  1. 必要に応じて、環境変数SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定します。環境変数の設定方法は以下のとおりです。

    set SWSTGNODE=論理ノード名
  2. コマンドを実行します。

クラスタ運用におけるコマンドと、環境変数設定の要否およびコマンドを実行するノードは下表のとおりです。コマンドを実行する際の注意事項は備考欄に記述しています。

表12.20 クラスタ運用時のコマンド

コマンド

環境変数の要否

コマンド実行ノード

備考

swsrpsetvol

必要

業務稼働ノード

swsrpvolinfo

必要

業務稼働ノード

swsrpdelvol

必要

業務稼働ノード

swsrprecbuffstat

必要

業務稼働ノード

swsrprecbuffset

必要

業務稼働ノード

swsrpstartsync

必要

業務稼働ノード

swsrpmake

必要

業務稼働ノード

swsrpstat

必要

業務稼働ノード

swsrpcancel

必要

業務稼働ノード

swsrpchsync

必要

業務稼働ノード

swsrprevsync

必要

業務稼働ノード

swsrprecoverres

必要

業務稼働ノード