Symfowareのバックアップ運用では、次のディレクトリの設定が必要です。
リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリ
作業ディレクトリ
リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリ
リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリは、バックアップ時に作成されるリカバリ制御ファイルの格納先です。
リカバリ制御ファイルに必要な容量は、1業務ボリュームを1世代分バックアップすると約1MBになります。
N個の業務ボリュームをM世代保存する場合に必要な容量は、次のようになります。
運用形態 | 必要な容量(単位 MB) |
---|---|
スナップショット型高速バックアップ | N×M |
同期型高速バックアップ | N×(M+1) |
バックアップ運用開始時にリカバリ制御ファイル出力先ディレクトリを設定していない場合は、以下のディレクトリを使用します。
通常(非クラスタ)運用の場合
<環境設定ディレクトリ>\etc\SymfoWARE\Recovery |
クラスタ運用の場合
<論理ノード用環境設定ディレクトリ>\etc\SymfoWARE\Recovery |
作業ディレクトリ
作業ディレクトリは、リストア時にデータベースのリカバリー作業を行うための作業ディレクトリです。
バックアップ運用開始時に作業ディレクトリを設定していない場合は、以下のディレクトリを使用します。
<環境設定ディレクトリ>\var\SymfoWARE |