ETERNUS ディスクアレイのOPC機能を用いて、業務ボリュームから未使用のバックアップボリュームにコピーします。
スナップショット型高速バックアップは、次のように処理が行われます。
「12.2.2.1 swstbackup(バックアップ実行コマンド)」を実行する(図の1)と、業務ボリュームと同容量の未使用バックアップボリュームが、未使用バックアップボリューム管理領域から選択されます。
バックアップによりバックアップボリュームの数が保存世代数を超える場合は、最も古いバックアップボリュームの履歴が削除され、そのボリュームが未使用バックアップボリュームとして選択されます。
選択した未使用バックアップボリュームに業務ボリュームの内容をコピーします。論理コピーが瞬時に行われ、ハードウェアで物理コピーが開始されます。(図の2~4)
バックアップ履歴情報を設定します。
スナップショット型高速バックアップはバックアップ実行コマンドを実行した時点で完了します。実際のデータは、ETERNUS ディスクアレイのOPC機能によって内部的にコピーされます。
なお、スナップショット型高速バックアップでは、QuickOPC機能を使用することで、前回のバックアップ時点からの差分データだけを物理コピーすることによって、より高速なスナップショット型バックアップ運用が可能です。QuickOPC機能の詳細は、「第6章 QuickOPC機能によるバックアップ運用」を参照してください。
注意
すべてのバックアップボリュームが世代管理されており、未使用バックアップボリューム管理領域からバックアップボリュームを獲得できない場合は、バックアップできません。