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Interstage Host Access Service V10.0.1 ユーザーズガイド
Interstage

15.2.5 プロパティペイン

シナリオペイン内でルートアイコンまたは各画面アイコンを選択すると、シナリオプロパティまたは選択した画面プロパティが表示されます。

共通項目

選択コンボリスト

開いているシナリオのシナリオプロパティ、または画面プロパティがリストから選択可能です。選択したプロパティの項目と値がペインに表示されます。

シナリオプロパティ項目

接続パス名

シナリオの利用時にホストへ接続するための接続パス名またはグループ名を設定します。接続パス情報の詳細については「13.1.2 接続パス情報の設定」を参照してください。

この項目を省略した場合は、シナリオを呼び出すアプリケーションで指定された接続パスで動作します。

ウェイトタイム

シナリオ画面ごとの処理時間の待ち時間をミリ秒単位で設定します。設定可能な範囲は0~65535000です。指定しない場合は20000ミリ秒が初期値となります。

画面一致上限回数

シナリオ画面が画面一致条件でヒットする回数の上限を設定します。設定可能な範囲は1~65535000です。指定しない場合は100が初期値となります。

ログ出力(ホスト画面)

チェックすることで、シナリオをサーバ実行環境で実行時に現在のホスト画面をログ出力します。出力するホスト画面は24行×80桁の文字列と、状態表示行の文字列です。

ログについての詳細は「第7部 トラブルシューティング」を参照してください。

ログ出力(シナリオ実行)

チェックすることで、シナリオをサーバ実行環境で実行時に画面の一致状態やアクションの実行内容などがログに出力されます。

ログについての詳細は「第7部 トラブルシューティング」を参照してください。

画面プロパティ項目

開始画面

シナリオの最初の画面にチェックします。シナリオの実行を開始すると、開始画面として指定された画面 > シナリオツリーの先頭にある画面 > 例外画面として指定された画面の順に待ち合わせます。

同一シナリオ内の複数画面にこの指定がある場合は、シナリオツリーで表示された画面の上位から処理されます。

終了画面

シナリオの最後の画面にチェックします。終了画面の実行後、シナリオの実行を終了します。

例外画面

「次の画面1~n」の指定に関係なく、常に画面一致条件を確認する場合に指定します。例外画面を実行した後は、この例外画面の前に待ち合わせていた画面に戻ります。

例外画面の検索は、「次の画面1~n」に指定された画面を検索した後に行われます。同一シナリオ内の複数画面にこの指定がある場合は、シナリオツリーで表示された画面の上位から処理されます。

ページング

ページング時に前画面との変更を比較するホスト画面の矩形範囲を指定します。指定した矩形範囲に変更がなければ、その画面をページングの最終画面とみなしページングの終了処理として、アクション設定で[このアクションをページングの最終ページで実行する]にチェックしたアクションが実行されます。

矩形範囲の指定はリストから「範囲選択により指定」を選択後、エミュレータ画面でマウスによる矩形選択を行うか、エミュレータ画面(24行×80桁)の行桁の範囲を直接指定してください。範囲の直接指定は「(row1,col1)-(row2,col2)」の形式で記述してください。

ページング指定を解除する場合は、指定内容を削除して空欄にしてください。このとき、アクション設定で、[このアクションをページングの最終ページで実行する]にチェックがついているアクションの設定は変更されません。正しい設定に変更してください。

row1

矩形上部左端の行

col1

矩形上部左端の桁

row2

矩形下部右端の行

col2

矩形下部右端の桁

例)

指定したい矩形範囲が1行・10桁から15行・50桁の場合は、以下のように記載してください。

(1,10)-(15,50)

参照

次の画面1~n

選択した画面から遷移する画面を指定します。シナリオ記録時には自動的に値が設定されていますので、必要に応じて次に実行したい画面を指定、変更してください。複数画面を選択した場合はインデックス順に処理されます。指定した次の画面が意図した画面となるよう画面一致条件を明確に設定してください。

例えば、業務選択画面から遷移する業務画面が2つあり、選択条件によりどちらかが選ばれる場合に、次の画面1に「業務画面1」を指定、次の画面2に「業務画面2」を指定します。各画面では画面一致条件により、意図した画面のアクションが実行されるよう条件を指定します。

注意

[次の画面1~n]で設定した画面、または[例外画面]がシナリオプロパティの「ウェイトタイム」で指定した時間を経過しても見つからない場合、シナリオの実行は終了します。