[Live Help Clientセットアップ]画面で選択されている項目が、現在使われている通信方式です。サポートされている通信方式は、次の通りです。
サポートセンター
IPアドレス指定
モデム
複数の通信方式を同時に選択することはできません。
設定を変更するには次の操作を行ってください。
通信方式を変更したい場合、希望の通信方式のオプションボタンを選択する。
Live Helpセッションに使うIPアドレスを選択したり、Live HelpセッションへのアクセスをIPアドレスまたはホスト名で制限したりしたい場合は、[TCP/IPの設定]ボタンをクリックする。
注意
[通信方式]で[モデム]を選択した場合、[セキュリティ]の[OS認証方式を使用する]はグレー表示され、選択できなくなります。
Live Helpでローカルエリアネットワーク(LAN)や広域ネットワーク(WAN)を利用するには、ネットワークに関連した項目を選択してください。ネットワークに関連した選択項目には、以下があります。
サポートセンターを選択すると、セッションに使うサポートセンターを選択するドロップダウンリストボックスが有効になります。
注意
このオプションを使うには、[Live Help CM]プログラムの導入が必要になります。導入方法については“Live Help ユーザーズガイド”を参照してください。
ファイアウォールを越えてインターネット接続をする場合は[Live Help Connect]コンピュータが必要になります。導入方法については、“Live Help Connect管理者ガイド”を参照してください。
エキスパートは、あなたのコンピュータに接続するためにあなたのコンピュータのIPアドレスを入力する必要があります。([Live Help CM]プログラムおよび[Live Help Connect]コンピュータを導入する必要はありません)
利用する方式を選択したら、[OK]ボタンをクリックしてください。
[Live Help Client]プログラムは、TCP/IPセッションを実行するにあたって、Windows(R)のダイヤルアップネットワークを活用できます。[Live Help Client]プログラムの設定を変更する必要はありません。ダイヤルアップネットワークの設定が正しく、またTCP/IP接続が必要になったとき、Windows(R)がダイヤルアップネットワークを使うように設定されていれば、[Live Help Client]プログラムはセッションを開いたり、セッションに参加したりするとき自動的にダイヤルアップネットワークを起動します。(設定方法については、ご利用のWindows(R)の資料を参照してください。)
注意
IPv6ネットワークへのダイヤルアップ接続はできません。
[Live Help Clientセットアップ]画面の[TCP/IPの設定]ボタンをクリックすると、[TCP/IPの設定]画面が表示されます。
ここでは、以下の2つの設定を行うことができます。
コンピュータにTCP/IPをサポートする複数のネットワークアダプタがインストールされている(マルチホームコンピュータと呼ばれます)場合に、Live Helpセッションに使うアダプタを選択するための設定です。Live Helpはネットワークアダプタを認識し、選択できるようにします。必要に応じて、Live Helpセッションで使用するIPアドレスを選択してください。[<Windowsのデフォルト>]を選択して、ネットワークアダプタの選択をWindows(R)に任せることもできます。
IPv6アドレスを表示する際は、グローバルユニキャストアドレスが割り当たっている場合は、グローバルユニキャストアドレスを表示し、グローバルユニキャストアドレスが割り当たっていない場合は、ユニークローカルユニキャストアドレスを表示します。
IPv4/IPv6デュアルスタック環境では、次の3種類の設定が可能です。
IPv4のみの接続を待ち受ける場合、接続を待ち受けるIPv4アドレスを選択してください。
IPv6のみの接続を待ち受ける場合、接続を待ち受けるIPv6アドレスを選択してください。
IPv4/IPv6両方の接続を待ち受ける場合、接続を待ち受けるIPv4アドレスとIPv6アドレスのペアを選択してください。
注意
「<Windowsのデフォルト>」が選択されている場合、Live Helpは、Windows(R)が最初に検出したネットワークアダプタを使用してセッションを行おうとします。必ずしも、ユーザがLive Helpのセッションで利用したいと思っているネットワークアダプタのIPアドレスが使われるわけではありません。
クライアントのセッションに参加しようとするエキスパートコンピュータ([Live Help Expert]プログラムが動作するコンピュータ)をIPアドレスまたはホスト名で制限するセキュリティ機能です。デフォルトでは、[Live Help Client]プログラムはすべての接続を許可するように構成されています。クライアントが開催するセッションへのアクセスを制限するには、アクセスを許可するIPアドレスまたはホスト名を設定してください。
注意
接続制限リストは、IPアドレス指定や[Live Help CM]プログラムを使用して接続するときだけ有効です。モデムや[Live Help Connect]プログラムを使用して接続する場合は、IPアドレスまたはホスト名で接続を制限することはできません。
接続制限リストは、クライアントが開催しているセッションへのアクセスを許可するコンピュータのIPアドレスとホスト名で構成されます。左の欄には、IPアドレス、IPアドレスの範囲、あるいはホスト名が表示されます。右の欄には、リストの各エントリに関するコメントが表示されます。リスト中の項目を区別するため、IPアドレス指定とIPアドレスの範囲指定の場合は先頭に"#"アイコンが、ホスト名の場合は顔のアイコンが表示されます。
リストは、アルファベット順にソートされ、まずIPアドレスが、次にホスト名が表示されます。リストボックスの各欄の幅は変更可能で、エントリが表示しきれない場合は、スクロールバーが表示されます。
接続制限リストのエントリを編集するには、[TCP/IPの設定]画面の[追加]、[変更]、または[削除]ボタンをクリックしてください。
接続制限リストにエントリを追加するには、[追加]ボタンをクリックしてください。[追加]画面が表示されます。この画面には、リストに追加するエントリの形式を選択する3つのオプションボタンがあります。
IPv4アドレス
このオプションを選択すると、セッションに参加できるコンピュータをIPv4アドレスで1台指定できます。アドレスは、"###.###.###.###"形式で入力します。[OK]ボタンをクリックした時点で、アドレスが検証されます。
IPv4アドレスの範囲
このオプションを選択すると、セッションに参加できるコンピュータをIPv4アドレスの範囲で登録できます。このオプションは、あるサブネットにあるすべてのコンピュータが接続する可能性があるような場合に便利です。アドレスは、"###.###.###.###"形式で入力します。[OK]ボタンをクリックした時点で、アドレスが検証されます。
IPv6アドレス
このオプションを選択すると、セッションに参加できるコンピュータをIPv6アドレスで1台指定できます。アドレスは、RFC5952形式で入力します。[OK]ボタンをクリックした時点で、アドレスが検証されます。
IPv6アドレスの範囲
このオプションを選択すると、セッションに参加できるコンピュータをIPv6アドレスの範囲で登録できます。このオプションは、あるサブネットにあるすべてのコンピュータが接続する可能性があるような場合に便利です。アドレスは、RFC5952形式で入力します。[OK]ボタンをクリックした時点で、アドレスが検証されます。
このオプションを選択すると、セッションに参加できるコンピュータをホスト名で1台指定できます。この名前には以下のいずれかを指定します。
hostsファイルに記載がある場合は、そのホスト名
hostsファイルに記載がない場合は、DNSサーバに登録されているホスト名(NSLOOKUPコマンドにより確認できます)
hostsファイルにもDNSサーバにも登録されていない場合は、NetBIOS名(NBTSTATコマンドでUnique[00]として表示される名前)
注意
接続許可リストには、hostsファイル、"NSLOOKUP"、または"NBTSTAT"で取得できるホスト名と完全に一致するホスト名を登録する必要があります。ドメイン名付きのホスト名(例: "yamamoto.fujitsu.com")に対し、接続許可リストに単独のホスト名(例: "yamamoto")を登録しても接続できません。
NAT環境でLive Help ExpertのIPアドレスが変換される場合、指定するIPアドレスは、Live Help Expertの物理IPアドレスを指定してください。
ワイルドカード文字を使うこともできます。例えば、セッションへのアクセスを"fujitsu.com"ドメインのすべてのコンピュータに許可する場合、ホスト名として"*.fujitsu.com"を追加することができます。
[コメント]テキストボックスは、各エントリに関するコメントを表示するために使ってください。
IPアドレス、IPアドレスの範囲、またはホスト名を指定したら、[OK]ボタンをクリックしてエントリを追加してください。[キャンセル]ボタンをクリックして、エントリの追加をやめることもできます。
接続制限リストのエントリを変更するには、[変更]ボタンをクリックしてください。[変更]画面が表示されます。この画面は基本的に[追加]画面と同一ですが、選択したエントリの情報(IPアドレス、IPアドレスの範囲、またはホスト名)が入力されています。
必要な変更を加えたら、[OK]ボタンをクリックして変更を保存してください。[キャンセル]ボタンをクリックして、エントリの変更をやめることもできます。
接続制限リストのエントリを削除するには、[削除]ボタンをクリックしてください。削除を確認するメッセージボックスが表示されます
モデム接続を選択すると、[Live Help Client]プログラムはモデムを使用してエキスパートコンピュータと接続します。
モデム接続では、接続方法として、[着信待ち]と[ダイヤル発信]のいずれかを選択できます。
エキスパートからの接続を待つには、このオプションを選択します。この場合、あなたが[Live Help Client]プログラムを起動した時点で、モデムが[自動応答]モードになり、エキスパートからの呼び出しを待ちます。
エキスパートのコンピュータにダイヤルし、接続するようにするには、[ダイヤル発信]を選択します。ダイヤル発信が選択されると、[Live Help Client]プログラムは、エキスパートコンピュータの電話番号を入力する画面を表示し、指定された番号にダイヤルします。
このダイアログボックスには、モデムを選択するドロップダウンリストボックスもあります。あなたのコンピュータに複数のモデムがインストールされている場合、セッションに使うモデムを選択できます。
注意
モデムを選択した場合、[セキュリティ]の[OS認証方式を使用する]はグレー表示され、選択できなくなります。