[Mail]セクションは、Webサービスのメール機能の設定を定義します。
MailWarningNumキー
大量のメールを保管しているユーザを特定する場合に利用します。
指定可能な値は0から2147483647で、指定した数を超えるメールが存在するフォルダを開いた場合に、システムイベント112120の警告メッセージが次の形式で出力されます。
112120 Too Many Messages. Mail List Count = <フォルダ内のメール数> error
ユーザを特定するためには、上記メッセージ行に続く「WWW:1001」で始まる行の右側に表示されるログイン名を利用します。
メッセージの出力例を、以下に示します。
#tohttp# WARNING 2005-09-04 21:21.00 pid:1504/2348 5e0/92c 128
112120 Too Many Messages. Mail List Count = 1258 error
>WWW:1000 10.61.1.192
>WWW:1000 GET /mail/list.ja?service=mail&type=inbox&C=M001 HTTP/1.0
>WWW:1001 <ログイン名>
標準設定値は、512です。0を指定した場合は、本メッセージは出力されません。
指定例を、以下に示します。
MailWarningNum = 512 |
MoveMsgToAllFoldersキー
メールをフォルダへ移動させる際の、標準フォルダ(受信メールフォルダまたは送信メールフォルダ)への移動の許可を指定します。
標準設定値は"1"です。
0 | : | 標準フォルダへの移動を許可しません。 |
1 | : | 標準フォルダへの移動を許可します。 |
GroupCheckキー
メール送信時に宛先にグループが指定されていた場合に警告の対象とするか否かを指定します。1を指定した場合には、12.15 メールの誤送信防止機能が有効となります。
標準設定値は"0"です。
0 | : | グループを警告の対象としません。 |
1 | : | グループを警告の対象とします。 |
AddressCheckキー
メール送信時に宛先に外部のインターネットアドレスが指定されていた場合に警告の対象とするか否かを指定します。1を指定した場合には、12.15 メールの誤送信防止機能が有効となります。
標準設定値は"0"です。
0 | : | 外部のインターネットアドレスを警告の対象としません。 |
1 | : | 外部のインターネットアドレスを警告の対象とします。 |
NoCheckBaseAddressキー
AddressCheckキーに1が指定されていた場合に警告の対象としないインターネットベースアドレスを定義します。メッセージルータのセットアップで指定したインターネットベースアドレスをすべて指定することにより、外部のインターネットアドレスに対し警告することができます。
1行に1つのインターネットベースアドレスを定義し、複数指定する場合には、複数行記述してください。NoCheckBaseAddressキーの指定は、100行まで可能です。101行以上指定した場合には、101行目以降の指定は無効となります。
‘@’で始まる定義方法と、’.’で始まる定義方法ができます。定義が、’.’で始まっている場合には、サブドメインとして扱います。比較方法は、後方一致です。
指定例を以下に示します。
[Mail] GroupCheck = 1 AddressCheck = 1 NoCheckBaseAddress = @aaa.fujitsu.co.jp NoCheckBaseAddress = .fujitsu.com |
上記の指定をした場合、以下のような動作となります。
メールの送信先が、グループまた外部のインターネットアドレスの場合に警告されます。
ベースアドレスが、”@aaa.fujitsu.co.jp”の宛先の場合には警告されません。
ベースアドレスが、”.fujitsu.com”で終わる宛先の場合には警告されません。
注意
AddressCheckキーに"1"を指定した場合でも、グループ内のメンバーのアドレスはチェックされないため、グループ内に外部のインターネットアドレスが含まれていても警告されません。
NoCheckBaseAddressキーは、AddressCheckキーが”1”の場合にだけ有効です。