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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

12.3 初期化ファイル(http.ini)の変更

初期化ファイルは、TeamWARE OfficeのWebサービスに関するセットアップ情報を格納したファイルです。

WebサービスやWeb拡張機能をインストールすると、TeamWARE Officeのインストールディレクトリに初期化ファイルが作成されます。初期化ファイルには以下の種類が存在します。

表12.2 Webサービスの初期化ファイル

初期化ファイル名

目的

http.ini

標準のWebサービスの初期化ファイル

httpaN.ini

Web拡張機能の初期化ファイル

※Nは数値

http_im.ini

i-mode連携機能の初期化ファイル

http_ez.ini

EZweb連携機能の初期化ファイル

http_jp.ini

Yahoo!ケータイ連携機能の初期化ファイル

初期化ファイルを変更すると、WebブラウザからTeamWARE Officeを利用する場合の動作環境を変更できます。

TeamWARE Officeのシステム管理者は、初期化ファイルの定義内容のうち、以下のセクションを変更できます。

これらのセクションは、テキストエディタなどで直接変更することができます。

なお、次の値は[to config]コマンドで変更します。
詳細については、"C.4.9 Webサービスのセットアップ"を参照してください。

以降で、それぞれのセクションについて説明します。なお、標準WebサービスとWeb拡張機能、各携帯連携機能で説明内容が異なる場合は、それぞれに分けて説明します。

注意

  • 初期化ファイルを変更した場合、TeamWARE Officeサーバを再起動してください。

  • 初期化ファイルの変更に際しては、以下の点に注意してください。不当な定義を行った場合、Webサービスが起動しなくなったり、予期しない異常な動作をする恐れがあります。

    • ここで説明しているセクションとキー以外は、変更しないでください。

    • 特に断りがない限り、同じキーを複数定義しないでください。

    • キーに空の値や、ここで説明している値以外を指定しないでください。

  • 初期化ファイルには、サーバ名を指定するキーがいくつかありますが、これらのキーには完全修飾ドメイン名(ホスト名.ドメイン名)を指定してください。DNSを使用していない場合は、ホスト名またはIPv4のIPアドレスを指定してください。完全修飾ドメイン名およびホスト名には、0から9、AからZ、aからz、およびハイフン(-)を含めることができます。完全修飾ドメイン名には区切り文字としてピリオド(.)も含めることができます。いずれも半角文字で指定します。

  • 初期化ファイルには、サーバ名を指定するキーがいくつかありますが、これらのキーは、同じ形式で指定する必要があります。
    もし、違う形式で指定した場合、画面が正しく表示されない、複数回認証が必要になるなどの不具合が発生することがあります。
    例えば、[Host]セクションのHost_nameキーには、サーバの完全修飾ドメイン名(ホスト名.ドメイン名、FQDN)を指定し、[TopPage]セクションのNewsForumHostnameキーには、ホスト名またはIPv4のIPアドレスを指定するという具合に、違う形式で指定することは避けてください。どちらも同じ形式で指定してください。

  • 標準のWebサービスのプロセスを複数起動させるために新たに初期化ファイル(http_xxx.ini)を作成した場合、その初期化ファイルのすべてのセクション、キーは[to config]コマンドでは内容を変更できません。テキストエディタなどで変更してください。
    標準のWebサービスのプロセスを複数起動させる方法については"12.4 複数プロセスの利用"を参照してください。