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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

8.9.1 コネクションフィルタ

ここでは、コネクションフィルタに含まれる2つの機能(IPフィルタ機能、SMTPフィルタ機能)について説明します。

IPフィルタ機能

IPフィルタ機能は、MIMEゲートウェイのSMTPレスポンダスレッドへの接続を制限する機能です。接続に関する制限機能としては、"8.8 外部からの接続制限"で説明した「allow_ip_address」と「no_relay」がありますが、この機能はそれを拡張したものです。

この機能では、外部からSMTPレスポンダへの接続に対して、IPアドレスをチェックすることにより、「接続」や「Relay」の許可/拒否が設定できます。これにより、見知らぬネットワークからの接続や、中継機能を悪用した不正メールの第三者中継などを防ぐことができます。

注意

IPフィルタ機能による接続制限機能は、IPv4のIPアドレスに対して制限を行うことができますが、IPv6のIPアドレスに対しては制限を行うことはできません。IPv6のIPアドレスに対して制限を行いたい場合は、OSのファイアウォール機能などを利用して代替してください。

SMTPフィルタ機能

SMTPフィルタ機能は、MIMEゲートウェイのSMTPレスポンダスレッドとSMTPサーバ間で会話されるSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を制限する機能です。

この機能により、特定の送信者、受信者アドレスによりメール拒否などが行えるようになります。