ページの先頭行へ戻る
 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

8.8.2 SMTPレスポンダへの接続制限

このオプションは、SMTPレスポンダに接続するサーバ(POP3/IMAP4クライアントからの接続を含む)を制限するオプションです。

to.iniの[MIME]セクションに、"allow_ip_address = IPアドレス"を追加します。指定されたIPアドレスのサーバだけが、SMTPレスポンダに接続できます。

注意

allow_ip_addressによる接続制限機能は、IPv4のIPアドレスに対して制限を行うことができますが、IPv6のIPアドレスに対しては制限を行うことはできません。IPv6のIPアドレスに対して制限を行いたい場合は、OSのファイアウォール機能などを利用して代替してください。

例)

[MIME]
allow_ip_address = 10.123.114.7
allow_ip_address = 10.123.113.*

"allow_ip_address"行は、複数行指定できます。

IPアドレスは、"*"を使用することで範囲指定できます。

例)有効なIPアドレスの記述例

10.*               [10.xxx.xxx.xxxを許可]
10.123.*           [10.123.xxx.xxxを許可]
10.123.113.*       [10.123.113.xxxを許可]

"*"だけを指定したり、途中に"*"を指定することはできません。

以下のような記述はできません。

例)無効なIPアドレスの記述例

*
10.*.113
10.123.11*
10.123.1*1
10.123.*1

allow_ip_addressに指定していないサーバから接続された場合は、以下の警告メッセージがシステムイベントログ(to.log)に出力されます。

070097 SMTP Responder: <IPアドレス> could not connect, because this IP address is not allowed

オプションの設定方法を、以下に示します。

操作方法
  1. TeamWARE Officeサーバを停止します。

  2. MIMEゲートウェイがインストールされているサーバのインストールディレクトリ配下にある、to.iniファイルをテキストエディタで開きます。

  3. to.iniファイルに、以下の行を追加します。

    [MIME]
    allow_ip_address = 10.123.114.7
    allow_ip_address = 10.123.113.*

    ※ [MIME]セクションがすでに存在する場合は、[MIME]セクションの下に"allow_ip_address"行を追加してください。

  4. to.iniファイルを保存し、テキストエディタを終了します。

  5. TeamWARE Officeサーバを起動します。