ページの先頭行へ戻る
 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

8.8.1 メール転送機構の制限

このオプションは、MIMEゲートウェイのメール転送機構(POP3/IMAP4クライアントなどからの送信メールを外部のSMTPサーバに転送する機構)の有効/無効設定をするオプションです。

メール転送機能を無効と設定した場合は、外部(インターネット)からMIMEゲートウェイに届いたメールのうち、受信者がTeamWARE Officeのユーザあてのメールだけが受信されます。TeamWARE Office以外の受信者が指定されたメールは、MIMEゲートウェイに届いた時点で受信拒否されます。そのため、TeamWARE OfficeをSPAMメールなどの踏み台として利用されることを防止できます。

no_relayの値には、"0"または"1"を指定できます。それぞれ、以下の動作をします。

MIMEゲートウェイのインストール直後は、メール転送機構は無効(no_relay=1)と設定されます。

no_relayオプションを省略した場合は、"0"と同じ動作をします。

オプションの設定方法を、以下に示します。

操作方法
  1. TeamWARE Officeサーバを停止します。

  2. MIMEゲートウェイがインストールされているサーバのインストールディレクトリ配下にある、to.iniファイルをテキストエディタで開きます。

  3. to.iniファイルに、以下の行を追加します。

    [MIME]
    no_relay = 0

    ※ [MIME]セクションがすでに存在する場合は、[MIME]セクションの下に"no_relay = 0"を追加してください。

  4. to.iniファイルを保存し、テキストエディタを終了します。

  5. TeamWARE Officeサーバを起動します。

注意

メール転送機構を無効にすると、TeamWARE Officeに接続されたPOP3/IMAP4クライアントが、送信先サーバとしてTeamWARE Office(MIMEゲートウェイ)を使用している場合、POP3/IMAP4クライアントからTeamWARE Office外部へのメール送信ができなくなります(メールを送信した時点でエラーとなり、送信が拒否されます)。このため、POP3/IMAP4クライアントの送信先サーバをTeamWARE OfficeではなくSMTPサーバを使用するように、POP3/IMAP4クライアントの設定を変更する必要があります。