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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

8.7.1 MIMEメッセージ保存オプションとは

TeamWARE Officeでは、インターネットでの電子メールをMIMEメッセージと呼びます。MIMEゲートウェイは、インターネットから受信したMIMEメッセージをTeamWARE Officeの内部形式(以後、TeamWARE形式と呼びます)に変換して、Mailデータベースに格納します。POP3クライアントやIMAP4クライアントでメールを受信するときには、POP3サービス/IMAP4サービスがMailデータベースにあるTeamWARE形式のメールをMIMEメッセージに戻した結果を、POP3クライアントやIMAP4クライアントが受信します。

MIMEメッセージ保存オプションとは、MIMEゲートウェイがインターネットから受信したMIMEメッセージを、そのままの形式でMailデータベースに保存しておく機能です。この場合、Mailデータベースには、TeamWARE形式とMIMEメッセージの両方が格納されます。POP3クライアントやIMAP4クライアントでメールを受信するときには、POP3サービス/IMAP4サービスがMailデータベースにあるMIMEメッセージを、そのままPOP3クライアントやIMAP4クライアントが受信するようになります。

図8.6 MIMEメッセージ保存オプションを使用しない場合にMIMEメッセージ保存オプションを使用しない場合、また、図8.7 MIMEメッセージ保存オプションを使用した場合にMIMEメッセージ保存オプションを使用した場合のMIMEメッセージの扱いを示します。

図8.6 MIMEメッセージ保存オプションを使用しない場合

図8.7 MIMEメッセージ保存オプションを使用した場合

ポイント

  • POP3クライアントやIMAP4クライアントから送信するメッセージは、MIMEメッセージです。POP3クライアントやIMAP4クライアントからTeamWARE Officeの利用者に送信したメールは、SMTPサーバを経由してMIMEゲートウェイが受信します。MIMEメッセージ保存オプションを使用している場合、Mailデータベースに格納されるときにMIMEメッセージも一緒に保存されます。

  • IMAP4クライアントを使用してローカルフォルダ上のメールをTeamWARE Officeサーバ上のメールフォルダに移動(または複写)した場合も、MIMEメッセージが保存されます。