ページの先頭行へ戻る
 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

6.7 Taskサービス

ここでは、Taskサービスについて説明します。

Taskサービスのインストール

Taskサービスは、サーバのインストール時にインストールします。また、TeamWARE Officeの運用を開始したあとでも、Taskサービスを追加できます。ただし、インストールできるサーバは、サイト内に1つのみです。インストール方法については、"グループウェア機能 インストールガイド"を参照してください。

Taskサービスの削除

サーバからTaskサービスを削除できます。Taskサービスを削除すると、そのサーバのTaskサービスを使用していた全ユーザのタスクリストが削除されます。一度削除したタスクリストは復元できないため、十分注意してください。 Taskサービスを削除する方法については、"グループウェア機能 インストールガイド"を参照してください。

ディスク使用量の管理

Taskサービスが頻繁に使用され始めると、発信するタスクの数、レポートの数および添付するファイルのサイズは急激に増加します。したがって、ある程度の制限を設け、不要にディスクを消費しない運用を行う必要があります。

システム管理者は、ユーザ用タスクリストのサイズに制限を設けるなどして、ディスク使用量の増加を防ぎます。以下に設定可能なパラメータを示します。この数値は、AdminおよびDirectoryで変更可能です。Adminで設定する項目の詳細については、"14.4.3 サービスの詳細情報"を参照してください。Directoryで設定する項目の詳細については、"Web拡張機能"のDirectory管理ヘルプを参照してください。

発信タスク、およびそれに対するレポートが、最大タスクリストサイズまたはユーザごとのタスクリストの最大値を超えて保有されると、新たなタスクの発信ができなくなります。

また、システム管理者は、管理者用ツールを使用して、サーバにあるユーザのタスクリストから古くなったタスクを強制的に削除できます。保存期間月数を設定して、それより古いタスクを削除します。これにより、サーバディスクの空き容量を増やすことができます。
管理者用ツールについては、"付録M 管理者用ツール"を参照してください。

Taskサービスの利用状況の監視

Taskサービスは、システムイベントログ、および、監査イベントログの各種情報を採取しています。各種ログの採取を有効にすることにより、システム管理者は、 Taskサービスの利用状況を監視できます。

システムイベントログの採取方法、および監査イベントログの採取方法と参照方法については、"14.7 ログ情報の表示"を参照してください。

Taskサービスのメンテナンス(資源の一括削除)

Taskサービスのメンテナンスには、タスクリストに残っているタスクを強制的に削除する作業があります。タスクを強制的に削除することにより、Taskデータベースのディスク使用量を削減できます。詳細については、"14.5.5 Taskサービスのメンテナンス"を参照してください。

キャッシュサイズの変更

大規模なデータベースをもつセンタなどでは、Taskデータベースのインデックスキャッシュの容量を変更する必要があります。インデックスキャッシュの値を大きくすると、Taskデータベースへのアクセス速度が早くなります。しかし、値を大きくしすぎるとメモリ不足が発生するため、メモリの空き容量を確認して値を決定する必要があります。キャッシュサイズの見積もりについては"16.2 インデックスキャッシュサイズの設定"を参照してください。

この値は、[to config]コマンドで変更できます。変更方法を以下に示します。 [to config]コマンドの詳細については、"C.4 サービスのセットアップ"を参照してください。

  1. TeamWARE Officeサーバを停止します。

  2. [to config]コマンドを起動して、エキスパートモードを選択します。

  3. オプションセットアップで“サービス”を選択します。

  4. サービスセットアップで“Taskサービス”を選択します。

  5. キャッシュサイズの変更メニューで新しい値を設定します。

  6. TeamWARE Officeサーバを再起動します。

Taskデータベースの移動

Taskデータベースを[to config]コマンドで別のディスクに移動できます。事前に、移動先のディスクに十分な空き容量があることを確認してください。

データベースの移動方法を以下に示します。[to config]コマンドの詳細については、“C.4 サービスのセットアップ”を参照してください。

  1. TeamWARE Officeサーバを停止します。

  2. [to config]コマンドを起動して、エキスパートモードを選択します。

  3. オプションセットアップで“サービス”を選択します。

  4. サービスセットアップで“Taskサービス”を選択します。

  5. Taskデータベースのパス名変更メニューで新しいパス名を指定します。

  6. TeamWARE Officeサーバを再起動します。