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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

6.6 Calendarサービス

ここでは、Calendarサービスについて説明します。

Calendarサービスのインストール

Calendarサービスは、サーバのインストール時にインストールします。また、TeamWARE Officeの運用を開始したあとでも、Calendarサービスを追加できます。Calendarサービスは、サイト内のすべてのサーバにインストールすることができます。インストール方法については、"グループウェア機能 インストールガイド"を参照してください。

Calendarサービスの削除

サーバからCalendarサービスを削除できます。Calendarサービスを削除すると、そのサーバのCalendarサービスを使用していた全ユーザのカレンダー情報が削除されます。一度削除したカレンダーは復元できないため、十分注意してください。 Calendarサービスを削除する方法については、"グループウェア機能 インストールガイド"を参照してください。

設備カレンダーの作成

カレンダーには、ユーザごとにもっている個人用カレンダーと、設備ごとに作成できる設備カレンダーの2種類があります。システム管理者やCalendarマネージャは、設備カレンダーを作成できます。

新規設備カレンダーを作成するには、以下のように操作します。

操作方法
  1. Calendarアプリケーションを起動します。

  2. メインウィンドウの[カレンダー]メニューから[新規]コマンドをクリックします。
    [新規設備カレンダー]ウィンドウが表示されます。

  3. [名前]フィールドにカレンダー名を入力します。

  4. [サーバ名]ドロップダウンリストボックスで作成先を選択します。

  5. [所有者]フィールドでカレンダーの所有者を指定します。

  6. [予約の重複を許可する] チェックボックスをオンまたはオフにして、カレンダーで重複予約を許可するかどうかを指定します。

  7. [説明]フィールドにカレンダーの説明を入力します。

  8. 必要に応じて、他ページの値を指定します。

    • 詳細情報…カレンダーに予約を作成できる期間やカレンダーのサイズなどを指定できます。

    • 利用許可…カレンダーの利用許可を指定できます。

  9. [OK]ボタンをクリックします。

設備カレンダーの削除

設備カレンダーを削除するには、以下のように操作します。

操作方法
  1. Calendarアプリケーションを起動します。

  2. メインウィンドウの[カレンダー]メニューから[削除]コマンドをクリックします。
    [カレンダーの削除]ウィンドウが表示されます。

  3. [カレンダーの検索]ボタンをクリックします。
    [カレンダーの検索]ウィンドウが表示されます。

  4. [カレンダーの検索]ウィンドウで設備カレンダーを検索し、[OK]ボタンをクリックします。
    [カレンダーの削除]ウィンドウの[カレンダー]フィールドに、選択したカレンダー名が表示されます。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

ディスク使用量の管理

システム管理者は、ユーザ用カレンダーのサイズに制限を設け、ディスク使用量の増加を防ぎます。以下に設定可能なパラメータを示します。この数値は、AdminおよびDirectoryで変更可能です。Adminで設定する項目の詳細については、"14.4.3 サービスの詳細情報"を参照してください。Directoryで設定する項目の詳細については、"5.4.1 ユーザアカウントの作成"を参照してください。

また、システム管理者は、古くなったカレンダー予約の削除も可能です。削除は、保存月数を設定して、それより古いカレンダー予約を削除します。詳細については、"14.5.4 Calendarサービスのメンテナンス"を参照してください。

Calendarサービスの利用状況の監視

Calendarサービスは、システムイベントログ、および、統計情報の各種情報を採取しています。各種ログの採取を有効にすることにより、システム管理者は、 Calendarサービスの利用状況を監視できます。

システムイベントログの採取方法および参照方法については、"14.7 ログ情報の表示"を参照してください。統計情報の参照方法については、"14.8.2 統計情報の監視"を参照してください。

Calendarサービスのメンテナンス

Calendarサービスのメンテナンスには、カレンダー予約を強制的に削除する作業があります。これにより、Calendarデータベースのディスク使用量を削減できます。詳細については、"14.5.4 Calendarサービスのメンテナンス"を参照してください。

キャッシュサイズの変更

大規模なデータベースをもつセンタなどでは、Calendarデータベースのインデックスキャッシュの容量を変更する必要があります。インデックスキャッシュの値を大きくすると、Calendarデータベースへのアクセス速度が早くなります。しかし、値を大きくしすぎるとメモリ不足が発生するため、メモリの空き容量を確認して値を決定する必要があります。キャッシュサイズの見積もりについては"16.2 インデックスキャッシュサイズの設定"を参照してください。

この値は、[to config]コマンドで変更できます。変更方法を以下に示します。 [to config]コマンドの詳細については、"C.4 サービスのセットアップ"を参照してください。

  1. TeamWARE Officeサーバを停止します。

  2. [to config]コマンドを起動して、エキスパートモードを選択します。

  3. オプションセットアップで"サービス"を選択します。

  4. サービスセットアップで"Calendarサービス"を選択します。

  5. キャッシュサイズの変更メニューで新しい値を設定します。

  6. TeamWARE Officeサーバを再起動します。

Calendarデータベースの移動

Calendarデータベースを[to config]コマンドで別のディスクに移動できます。事前に、移動先のディスクに十分な空き容量があることを確認してください。

データベースの移動方法を以下に示します。[to config]コマンドの詳細については、"C.4 サービスのセットアップ"を参照してください。

  1. TeamWARE Officeサーバを停止します。

  2. [to config]コマンドを起動して、エキスパートモードを選択します。

  3. オプションセットアップで"サービス"を選択します。

  4. サービスセットアップで"Calendarサービス"を選択します。

  5. Calendarデータベースのパス名変更メニューで新しいパス名を指定します。

  6. TeamWARE Officeサーバを再起動します。