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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

5.1.2 マネージャ

大規模な組織では、システム管理者が数人のユーザにマネージャの権限を与え、特定の業務について責任を委託します。マネージャが1つのサービスを管理し、システム管理者はシステム全般の管理および保守に専念するためです。

マネージャは、システム稼働時に、サービスを管理する責任をもちます。また、サービス内のオブジェクトに対して、作成、変更、削除を行う権限をもっています。サービスの使用に関する規則を決定したり、アプリケーションを使ってオブジェクトを作成する権限をユーザに与えることもできます。

Directoryマネージャ

Directoryマネージャは、Directoryアプリケーションを使って、テンプレートやユーザアカウントの作成、変更、共用ディレクトリのエントリの削除など、Directoryの保守を行います。また、Directoryの管理権をほかのユーザに与えることができ、管理を担当させることもできます。詳細については、Directoryアプリケーションのオンラインヘルプを参照してください。

Mailマネージャ

Mailサービスには、マネージャの権限を必要とする機能は存在しません。したがって、特別な管理業務はありません。

Libraryマネージャ

Libraryマネージャは、ライブラリやフォルダを作成、削除したり、ライブラリ資源のアクセス権を設定します。

Libraryマネージャが考慮すべき点を以下に示します。

Libraryマネージャは、必要に応じてライブラリやフォルダの変更および削除を行ったり、ユーザにライブラリの所有権を与えて保守を担当させることができます。

Forumマネージャ

Forumマネージャは、フォーラムやサブフォーラムを作成、削除したり、フォーラム資源のアクセス権を設定します。

Forumマネージャは、ユーザがどんな種類の情報を必要としているのか、また誰とコミュニケーションを行う必要があるのかを考慮し、フォーラムやサブフォーラムを作成します。

たとえば、重要な連絡事項を全ユーザに知らせる一般向けフォーラムを作成したり、小規模のユーザグループが討論を行う専門フォーラムを作成したりします。

Forumマネージャが考慮すべき点を以下に示します。

Calendarマネージャ

Calendarマネージャは、設備などのスケジュール管理を行う設備カレンダーを作成したり、変更、削除を行います。また、設備カレンダーのアクセス権限変更を行います。

Taskマネージャ

Taskサービスには、マネージャの権限を必要とする機能は存在しません。したがって、特別な管理業務はありません。

ポイント

大規模な組織では、部署ごとにマネージャを任命すると効率的です。1人のマネージャが、所属部署のサービス管理の責任を負うようにすることをお勧めします。