CT稼働状況ログファイルは、デフォルト設定では以下の場所に格納されます。
格納先フォルダ(注)
CSインストールディレクトリ\FJSVsbinv\ct_trace |
格納先として指定したフォルダ配下にCTごとの“ユーザーID+PC名+上位サーバ名”のフォルダを自動作成し、CT稼働状況ログの管理を行います。
CT稼働状況ログファイル
dpsysdYYYYMMDD.log |
CTで採取したCT稼働状況ログを日付単位のファイルで作成します。
注) SVPolicy.exe(サーバ環境設定)コマンドを使用して、CT稼働状況ログファイルの格納先と管理日数を変更できます。
ファイル形式
CT稼働状況ログファイルは、以下の書式に従ったCSV形式(SJISコード)の情報です。また、CT稼働状況ログファイルはCT単位で管理されています。
データは行単位(改行まで)です。
各項目をカンマ「,」で区切ります。
項番 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
1 | ユーザーID | CTの[環境設定]画面の[利用者識別情報]タブで定義されたユーザーID |
2 | PC名 | CTの[環境設定]画面の[利用者識別情報]タブで定義されたPC名 |
3 | 接続サーバ名 | CTの[環境設定]画面の[サーバ切替え]タブで定義された接続サーバ名 |
4 | 日時 | フォーマット:YYYY/MM/DD hh:mm:ss.xxx |
5 | 種別 | 情報種別 |
6 | 機能概要 | 下記の稼働記録の“機能概要”が出力されます。 |
7 | 機能詳細 | 下記の稼働記録の“機能詳細”が出力されます。 |
8 | 処理結果 | OK : 成功です。 |
9 | 文字列 | 文字列 |
注1)NG(復帰値)に設定される復帰値の値は、以下を参照してください。
注2)RC(復帰値)に設定される復帰値の値は、配信したソフトウェアを自動実行した、そのソフトウェアの復帰値となります。
Windowsの稼働記録
機能概要 | 機能詳細 | 意味 |
---|---|---|
WINDOWS | SUSPEND | Windowsがサスペンド状態になりました。(注1) |
RESUME | Windowsがサスペンド状態から復帰しました。(注1) | |
BATTERYMODE | PCがバッテリ運用へ移行しました。 | |
ACLINEMODE | PCがAC運用へ移行しました。 | |
LOGON | Windowsへログオンしました。 | |
LOGOFF | Winodwsからログオフしました。 | |
SWITCHUSER | ユーザー切替えを行いました。(注2) | |
USERLOCK | Windowsがユーザーロック状態となりました。 | |
NETWORK | CONNECT | PCがLANに接続しました。 |
DISCONNECT | PCがLANから切断されました。 |
注1) Windows® 8の場合、[コントロールパネル] - [ハードウェアとサウンド] - [電源オプション] - [電源ボタンの動作の選択] - [シャットダウン設定]の[高速スタートアップを有効にする (推奨)]にチェックが入っていると、Windowsシャットダウン時およびWindows起動時にも出力されます。
注2) スクリーンセーバーやレジュームから復帰する際にパスワード入力要求の設定を行っている場合、復帰時にログが出力されます。
Systemwalker Desktop Patrolの稼働記録
機能概要 | 機能詳細 | 意味 |
---|---|---|
DTP | SVCSTART | サービス:ITBudgetMGR(INV)が開始状態となりました。 |
SVCSTOP | サービス:ITBudgetMGR(INV)が停止状態となりました。 | |
POLICY | RECEIVE | ポリシーの受信を行いました。 |
UPDATE | 受信したポリシーの反映を行いました。 | |
INVENTORY | COLLECT | インベントリ収集を行いました。 |
UPLOAD | 収集したインベントリ情報を接続サーバに通知しました。 | |
RESEND | 未送信のインベントリ情報を送信しました。 | |
PATCH | START | セキュリティパッチの適用を開始しました。 |
DOWNLOAD | セキュリティパッチのダウンロードを行いました。 | |
APPLY | セキュリティパッチの適用を行いました。 | |
STATUS | セキュリティパッチの適用が完了しました。 | |
ATPCH | START | Systemwalker Desktop Inspectionからの要求により、セキュリティパッチの適用を開始しました。 |
CONTENTS | START | ソフトウェアのダウンロードを開始しました。 |
DOWNLOAD | ソフトウェアのダウンロードを行いました。 | |
APPLY | ソフトウェアを実行しました。 | |
STATUS | ソフトウェアの実行が完了しました。 | |
UPDATER | DOWNLOAD | アップデータのダウンロードを行いました。 |
REBOOT | SELECT | 再起動要求を行いました。 |
STATUS | 再起動が行われず、保留状態となっています。 |
エラー番号 | エラー原因 |
---|---|
対処 | |
-1 | 接続サーバ(CSまたはDS)からダウンロードしたパッチデータ(ZIPファイル)の解凍に失敗しました。 |
PCの負荷状態により、現象が発生している可能性があるため、PCの負荷状態を確認してください。 当エラーが再度発生する場合は、システム管理者に連絡してください。 システム管理者の対処 ソフトウェアの登録に失敗している可能性があるため、解凍に失敗したソフトウェアをメインメニューから再度登録してください。 | |
-3 | ソフトウェアダウンロード時にディスクの空き容量が不足したため、ソフトウェアのダウンロードを行っていません。 |
製品が導入されているドライブの空き容量を確認してください。 | |
-13 | ダウンロードしたソフトウェアを実行する際に、「指定したユーザー権限」の設定値への権限偽装に失敗しました。 |
ポリシーで定義したユーザー名が、PCに登録されているか確認してください。また、パスワードも合わせて確認してください。 |
ファイル出力例
ファイル名:dpsysd20070517.log
user01,pc01,server01,2007/05/17 14:52:53.221,INFO,PATCH,STATUS,OK(3010),MS07-021緊(930178)をWindowsVistaに適用 |