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Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレンスマニュアル
Systemwalker

1.26 dtpmstcv.exe(マスタ管理情報CSV移行

機能説明

Systemwalker Desktop Patrol V13.0.0より前のバージョンのフォーマットで作成されたCSV形式のマスタ管理情報を、Systemwalker Desktop Patrol V13.0.0以降の新フォーマット形式に移行するコマンドです。


記述形式

dtpmstcv.exe

入力ファイル名


オプション

入力ファイル名:

移行対象ファイルリスト(iniファイル)を指定します。省略できません。

パスに空白が含まれる場合はパス全体を引用符で囲んでください。また、文字列長は、引用符を除いて、最大256バイトまでです。

移行対象ファイルリストの形式は以下のとおりです。

[USER]

EMP_FILE=c:\v12\emp.csv      ・・・・・・    従業員マスタCSV(入力)

SECT_FILE=c:\v12\sect.csv    ・・・・・・    所属マスタCSV(入力)

MAIL_FILE=c:\v12\mail.csv    ・・・・・・    メールマスタCSV(入力)

PASS_FILE=c:\v12\pass.csv    ・・・・・・    パスワードマスタCSV(入力)

OUT_FILE=c:\v13\user.csv     ・・・・・・    新ユーザー管理情報CSV(出力)

[GROUP]

GRP_FILE=c:\v12\grp.csv      ・・・・・・    部門マスタ(入力)

OUT_FILE=c:\v13\grp.csv      ・・・・・・    新部門管理情報CSV(出力)

[ERROR]

ERR_FILE=c:\v13\err.dtl      ・・・・・・    エラー詳細ファイル


復帰値

0:正常終了

0以外:異常終了


コマンド格納場所

CSの以下のフォルダ

CSのインストールディレクトリ\bnserv\bin


実行に必要な権限/実行環境

注意事項

移行対象ファイルリストのOUT_FILEパラメーターで指定された出力ファイルがすでに存在する場合は、上書きまたは異常時に削除されます。以前に作成したファイルが必要な場合は、コマンド実行前に名前を変更するか、別の場所へ移してください。


使用例

移行対象ファイルリスト“C:\mast\dtpmstcv.ini”を指定し、マスタ管理情報を移行します。

"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\bnserv\bin\dtpmstcv.exe" C:\mast\dtpmstcv.ini


実行結果/出力形式

移行元データフォーマットが起因して移行処理に失敗した場合は、移行対象ファイルリストのERR_FILEパラメーターで指定したエラー詳細ファイルに、異常となった原因が出力されます。

エラー詳細ファイルの例を以下に示します。

ファイル:emp.csv 行:90 ダブルクォートが閉じていません。

ファイル:mail.csv 行:50 該当するユーザーID:ABC000001が存在しません。


ファイル形式

No

項目

説明

1

内容

異常の内容


エラー内容

異常の内容

可変情報

原因

対処

ファイル:%s 行:%d ダブルクォートが閉じていません。

%s:入力ファイル名

%d:エラーが存在する行番号

項目が正しくダブルクォートで括られていません。

項目を正しくダブルクォートで括ってください。

ファイル:%s 行:%d 該当するユーザーID:%s が存在しません。

%s:入力ファイル名

%d:エラーが存在する行番号

%s:ユーザーID

入力されたデータのユーザーIDに該当するデータが変換対象の従業員マスタ(旧CSV形式)に存在しません。

変換対象ファイルを見直し、ユーザーIDが正しく定義されているか確認してください。

処理が失敗した場合は、エラーメッセージが出力されます。詳細は、“3.3.2 マスタ管理情報CSV移行コマンドで出力するメッセージ”を参照してください。