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Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレンスマニュアル
Systemwalker

1.27 dtppcmst.exe(PC登録

機能説明

導入時や接続前など、PCがCSでまだ管理されていない状態において、ポリシーグループ作成用に事前に複数台のPCをアップロード登録するコマンドです。


記述形式

dtppcmst.exe

/s|/d /fファイル名 /eエラーファイル名


オプション

/s|/d

PCリストのアップロード(登録・更新)、または、アップロード(削除)を指定します。

/s:アップロード(登録・更新)

/d:アップロード(削除)

/fファイル名

アップロード登録・更新または削除するPCリストファイル名を指定します。

パスに空白が含まれる場合はパス全体を引用符で囲んでください。また、文字列長は引用符を除いて最大256バイトまでです。

PCリストファイルについては、“2.5.1 PCリストファイル”を参照してください。

/eエラーファイル名

エラー情報を出力するエラーファイル名を指定します。本オプションは省略できません。

エラーファイル名の拡張子を.dtlとするファイル名は使用できません。

エラーファイルは絶対パスで指定し、パスに空白が含まれる場合はパス全体を引用符で囲んでください。また、文字列長は引用符を除いて最大256バイトまでです。


復帰値

0:正常終了

0以外:異常終了

コマンド格納場所

CSの以下のフォルダ

CSのインストールディレクトリ\bnserv\bin

実行に必要な権限/実行環境

注意事項

使用例

PCリストをアップロード登録する場合

"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\bnserv\bin\dtppcmst.exe" /s /fC:\mast\pcmst.csv /eC:\mast\err.csv


実行結果/出力形式

エラーファイルは、PCリストファイルと同じ形式となります。エラー詳細ファイル(エラーファイル名の拡張子.dtl)を参照し、エラーファイルの該当箇所に対して、対処・修正することにより、登録・更新・削除に失敗したPCについて、エラーファイルを次回のアップロードファイルとして使用できます。

エラー詳細ファイルの例を以下に示します。

コメント行
コメント行
3,PC名,不正データ
4,PC名,項目長エラー


ファイル形式

No

項目

説明

1

行数

エラーファイル内の行番号

2

項目

異常原因となった項目名

3

内容

異常の内容


エラー内容

異常の内容

原因

対処

ダブルクォートの整合性

項目が正しくダブルクォートで括られていません。

項目を正しくダブルクォートで括ってください。

無効なデータ

データの項目数が不足しています。

項目数が正しいか確認して、必要な項目を記載してください。

項目長エラー

項目の長さが不当です。または、必須項目であるにも関わらず空で記載されています。

項目の長さや項目を確認し、正しい項目に修正してください。

不正データ

項目として使用できない文字が含まれています。

項目を確認し、項目として使用できる文字に修正してください。

キーデータ無し

ユーザーID、部門コードまたはビルコードが指定されていません。

項目が正しいか確認して、必要な項目を記載してください。

該当データなし

更新対象や削除対象のPCが存在しません。

削除対象とするPCが正しいか確認し、不要であれば、エラーファイルから該当行を取り除いてください。

データベースエラー

データベースに異常が発生している可能性があります。

データベースに異常がないか確認し、異常原因を取り除いてください。

重複エラー

PCリストファイルに指定されたPC名およびユーザーIDが、インベントリで収集済みのPC名およびユーザーIDと同じ場合、すでに該当PCは管理済みとなっているため、PC登録することはできません。

PC名およびユーザーIDに誤りがないか確認し、不要であれば、エラーファイルから該当行を取り除いてください。

処理が失敗した場合は、エラーメッセージが出力されます。詳細は、“3.3.5 PC登録コマンドで出力するメッセージ”を参照してください。