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Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレンスマニュアル
Systemwalker

1.24 dtplocaldic.exe(ユーザー資産ソフトウェア辞書作成

機能概要

本コマンドは、各PCで収集された「プログラムの追加と削除」の情報からソフトウェア辞書の定義を作成し、ソフトウェア辞書のユーザー定義に追加するコマンドです。

ライセンス管理を行うソフトウェアの追加を行う際に、必要に応じて適時実行します。


記述形式

dtplocaldic.exe

[/g ソフトウェア辞書グループ名] [/u ユーザーID] [/p PC名] [/a] [/d]


オプション

/g ソフトウェア辞書グループ名

管理するグループ名を指定します。指定できる文字は、60バイトまでです。

指定されたグループ名はメインメニューの以下の位置に追加されます。

[環境設定]-[監査ソフトウェアの設定]画面の[ソフトウェア辞書]-[ユーザー定義]-[グループ名]ツリー

本オプションを省略した場合は、メインメニューの以下のグループ名がデフォルト値として使用されます。

[環境設定]-[監査ソフトウェアの設定]画面の[ソフトウェア辞書]-[ユーザー定義]-[導入ソフトウェア]ツリー

/u ユーザーID

指定したユーザーIDの「プログラムの追加と削除」の情報をもとに、ソフトウェア辞書の定義の作成を行います。ユーザーIDで絞込みを行うことで、すべてのユーザーの情報と比較して、作成される定義の情報量を少なくできます。

/p PC名

指定したPC名の「プログラムの追加と削除」の情報をもとに、ソフトウェア辞書の定義の作成を行います。PC名で絞込みを行うことにより、ライセンス管理モデルPCのような運用を行えます。

/a

ソフトウェア辞書に同一のソフトウェア名が存在した場合でも、ソフトウェア名を変名して追加します。変名後のソフトウェア名の末尾には“(Duplicate)”が付加されます。

/d

ソフトウェア辞書に同一のソフトウェア名が存在した場合、その追加できなかった定義のソフトウェア名を標準出力します。/aオプションを同時に指定した場合は、変名したソフトウェア名を標準出力します。

ポイント

ライセンス管理モデルPCについて

ライセンス管理対象のソフトウェア製品が導入済みのPCを表します。

ライセンスを管理したいソフトウェア製品をあらかじめ特定のPCにインストールしておき、インベントリ収集しておきます。ユーザー資産ソフトウェア辞書作成コマンドでこのPC名を指定して実行することで、ライセンス管理対象とするユーザー定義の情報量を少なくできます。


復帰値

0: 正常終了

0以外: 異常終了


コマンド格納場所

CSの以下のフォルダ

CSのインストールディレクトリ\FJSVsbtrs\bin


実行に必要な権限/実行環境

注意事項

使用例

“user01”、“PC01”の「プログラムの追加と削除」の情報をもとに、グループ名“部門資産アプリ”でユーザー定義を作成します。

"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbtrs\bin\dtplocaldic.exe" /g 部門資産アプリ /u user01 /p PC01


実行結果/出力形式

実行後、以下のメッセージを出力します。

処理が失敗した場合は、エラーメッセージが出力されます。詳細は、“3.3.12 ユーザー資産ソフトウェア辞書作成コマンドで出力するメッセージ”を参照してください。