機能説明
CTのキッティング展開を行なう場合、雛形となる1台のCTをインストールし、そのハードディスクイメージをコピーして展開します。その後、本コマンドでCTの動作環境の変更を行います。
記述形式
DtpKitingCT.exe | [-pc PC名] [-id ユーザーID] [-sv 接続先サーバ名] [-ps Proxyサーバ名] [-pn Proxyポート番号] |
オプション
PC名を変更する場合に指定します。指定できる文字数は最大20バイトです。半角英数字が使用できます。日本語、空白、および以下の特殊文字は指定できません。
「+」、「*」、「?」、「<」、「>」、「,」、「;」、「:」、「\」、「/」、「"」、「|」
ユーザーIDを変更する場合に指定します。指定できる文字数は最大20バイトです。半角英数字、および半角記号の「-」、「@」、「.」、「_」が使用できます。英字を指定する場合は、大文字/小文字が区別されます。
接続サーバ名を変更する場合に指定します。指定できる文字は、最大256バイトです。英数字、「-」、「.」を指定できます。
Proxyサーバ名を指定します。指定できる文字は、最大256バイトです。英数字、「-」、「.」を指定できます。
Proxyサーバへ通信を行うためのポート番号を指定します。
ポート番号には、1~65535までの数値を指定できます。
復帰値
0: 正常終了
0以外: 異常終了
コマンド格納場所
Systemwalker Desktop PatrolのインストールDVD-ROMの以下のフォルダ
utilities\tool\kitting |
実行に必要な権限/実行環境
CTインストールPC上で実行してください。
注意事項
本コマンドを実行するには、CTがインストールされているか、インストールイメージが展開されている必要があります。この時、以下の点に注意してください。
CTのインストール先が、レジストリに正しく設定されていること
レジストリキー「InstallPath」の値として、CTのインストール先が設定されていることを確認します。
レジストリパス | HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\ |
レジストリキー | InstallPath |
雛形となるCTの環境設定として、接続サーバの値は空欄にしておくこと
接続サーバの値は、以下の手順で確認してください。
スタートメニューから、[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol CT]-[環境設定]を選択します。
[環境設定]ダイアログボックスで、[サーバ切替え]タブを選択します。
項目名「接続サーバ」の欄を確認します。
本コマンドを実行するPCにおいて、CTの[環境設定]画面が起動されていないことを確認してください。
本コマンドでCTの動作環境を変更した場合は、PCを再起動してください。またはサービス「ITBudgetMGR(INV)」を再起動してください。
本コマンドを使用する場合は、コマンドが格納されているフォルダ配下の“DtpKitingCT.dat”を“DtpKitingCT.exe”と同じフォルダに格納してください。
使用例
PC名を“p0001”に変更します。
"C:\tmp\DtpKitingCT.exe" -pc p0001 |
PC名を“p0001”に、ユーザーIDを“u0001”に、接続サーバを“s0001”に変更します。
"C:\tmp\DtpKitingCT.exe" -pc p0001 -id u0001 -sv s0001 |
実行結果/出力形式
コマンドが正常に実行された場合は、以下のメッセージが出力されます。
OK: update success |
処理が失敗した場合は、エラーメッセージが出力されます。詳細は、“3.1.9 CTの動作環境変更で出力するメッセージ”を参照してください。