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Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレンスマニュアル
Systemwalker

1.10 dtpadmst.exe(Active Directory情報出力)

機能説明

本コマンドは、Active Directoryから情報を取得し、Active Directoryの定義情報や削除情報をDTPのマスタ管理情報の形式で出力するコマンドです。Active Directory上の情報が変更および削除された場合に適宜実行し、DTPのマスタ管理情報に反映します。


記述形式

dtpadmst.exe

/dマスタファイル出力フォルダ [/sOU名]


オプション

/dマスタファイル出力フォルダ

マスタ管理情報ファイルを出力するフォルダを指定します。フォルダは絶対パスで指定し、パスに空白が含まれる場合はパス全体を引用符("")で囲んでください。また、指定できる文字数は引用符を除いて最大200バイトです。

指定されたフォルダに以下の形式でマスタ管理情報ファイルを出力します。なお、指定されたフォルダ配下に同一のファイル名が存在する場合は、上書きします。

マスタ管理ファイル

ファイル名の形式

変更用部門情報マスタ管理ファイル

“modsect_ad.csv”

変更用ユーザー情報マスタ管理ファイル

“moduser_ad.csv”

変更用ビル情報マスタ管理ファイル

“modbldg_ad.csv”

削除用部門情報マスタ管理ファイル

“delsect_ad.csv”

削除用ユーザー情報マスタ管理ファイル

“deluser_ad.csv”

削除用ビル情報マスタ管理ファイル

“delbldg_ad.csv”

/sOU名

抽出対象となるOU名を指定します。階層の区切りはスラッシュ(/)で指定し、空白が含まれる場合は全体を引用符("")で囲んでください。また、指定できる文字数は引用符を除いて最大1024バイトです。

復帰値

0:正常終了

0以外:異常終了


コマンド格納場所

CSの以下のフォルダ

CSのインストールディレクトリ\bnserv\bin


実行に必要な権限/実行環境

注意事項

Active Directory連携機能を使用しない場合、本コマンドは実行する必要はありません。実行した場合はエラーとなります。


使用例

マスタ管理情報を“C:\master\20060420”配下に格納します。

"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\bnserv\bin\dtpadmst.exe" /dC:\master\20060420


実行結果/出力形式

マスタ管理情報の出力が完了した場合、以下の情報を出力します。

Active Directoryからの情報抽出が完了しました。

処理が失敗した場合は、エラーメッセージが出力されます。詳細は、“3.3.9 Active Directory情報出力コマンドで出力するメッセージ”を参照してください。