機能説明
本コマンドは、Active Directoryと連携するために必要となる環境情報を設定する際に使用します。
記述形式
dtpadset.exe | [ /n|/y /dActive Directoryドメイン名 /sActive Directoryサーバ名 |
オプション
オプションを何も指定せずに実行した場合、現在の設定情報を表示します。
Active Directory連携機能を使用するかどうかを指定します。
/n: Active Directory連携機能を使用しません。
/y: Active Directory連携機能を使用します。
Active Directoryサーバのドメイン名を指定します。本オプションは/yオプションを指定した場合は省略できません。指定できる文字列は4~36文字の半角英数字および「.」、「-」、「_」です。
接続するActive Directoryサーバ名を指定します。本オプションは/yオプションを指定した場合は省略できません。指定できる文字列の長さは1~128バイトで、先頭および末尾の半角空白は無視されます。文字列に半角空白、「&」、「^」、「|」、「<」、「>」を含む場合は、オプション全体を「"」で括ってください。また、文字列に「"」を使用する場合は「"""」と指定してください。
接続するActive Directoryサーバの管理者ログインIDを指定します。本オプションは/yオプションを指定した場合は省略できません。指定できる文字列の長さは1~128バイトで、先頭および末尾の半角空白は無視されます。文字列に半角空白、「&」、「^」、「|」、「<」、「>」を含む場合は、オプション全体を「"」で括ってください。また、文字列に「"」を使用する場合は「"""」と指定してください。
接続するActive Directoryサーバの管理者ログインパスワードを指定します。本オプションは/yオプションを指定した場合は省略できません。指定できる文字列の長さは1~128バイトです。文字列に半角空白、「&」、「^」、「|」、「<」、「>」を含む場合は、オプション全体を「"」で括ってください。また、文字列に「"」を使用する場合は「"""」と指定してください。
復帰値
0: 正常終了
0以外: 異常終了
コマンド格納場所
CSの以下のフォルダ
CSのインストールディレクトリ\bnserv\bin |
実行に必要な権限/実行環境
Administrator権限を持つユーザーで実行してください。
CSインストールPC上で実行してください。
使用例
以下の環境情報を登録して、Active Directory連携機能を使用します。
Active Directoryドメイン名: ad_domain.local
Active Directoryサーバ: ADSERVER
Active Directory管理者ログインユーザーID: admin
Active Directory管理者ログインパスワード: adminpwd
"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\bnserv\bin\dtpadset.exe" /y /dad_domain.local /sADSERVER /uadmin /padminpwd |
実行結果/出力形式
オプションを何も指定せずに実行した場合は、以下の形式で現在の設定情報を表示します。
Use Active Directory=YES |
備考.Active Directory管理者ログインパスワードは表示されません。
[項目の説明]
項目名 | 説明 |
---|---|
Use Active Directory | Active Directory連携機能の使用状態を出力します。 |
Domain Name | Active Directoryドメイン名を出力します。 |
Server Name | Active Directoryサーバを出力します。 |
Login User ID | Active Directory管理者ログインユーザーIDを出力します。 |
処理が失敗した場合は、エラーメッセージが出力されます。詳細は、“3.3.10 Active Directory連携環境設定コマンドで出力するメッセージ”を参照してください。