機能説明
本コマンドを実行することで、CSに登録されているDSを削除することができます。
本コマンドは、CSに管理されている情報のみ削除します。そのため、DSのアンインストールは別途行う必要があります。
記述形式
DSDelete.exe | -host ホスト名 [-lst] [-dn DN名] |
オプション
削除するDSのホスト名を指定します。
メインメニューの[環境設定]-[サーバの設定と稼働状況]で、削除したいDSのホスト名を確認してください。
削除対象のDS(-hostオプションで指定したホスト名)が重複していた場合、当パラメタを指定して詳細な内容を確認します。確認した内容を元に -dnオプションで削除対象のDSを絞り込みます。
-hostオプションと合わせて指定してください。
使用方法については、実行結果/出力結果を参照してください。
指定したホスト名がCSに複数登録されていた場合、当パラメタを指定して、特定の1つのDSに対して削除を行います。
-lstオプションで確認した内容(文字列)を指定します。
使用方法については、実行結果/出力結果を参照してください。
復帰値
0:正常終了
0以外:異常終了
コマンド格納場所
CSの以下のフォルダ
CSのインストールディレクトリ\FJSVsbtrs\bin |
実行に必要な権限/実行環境
Administrator権限が必要です。
本コマンドはCSで実行する必要があります。
注意事項
Systemwalker Desktop Patrolのサービス(IT BudgetMGR (INV))を停止する必要はありません。
当コマンドで情報削除を行った後、DSをアンインストールしてください。
使用例
DSとして登録されているホスト名(ds1.fujitsu.com)を削除します。
"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbtrs\bin\DSDelete.exe" -host ds1.fujitsu.com |
DSとして登録されているホスト名が2つ存在していた場合に、DN名を指定して削除します。詳細は、実行結果/出力結果を参照してください。
"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbtrs\bin\DSDelete.exe" -host ds1.example.com -dn /0aea26ed11bd363fb3628 |
実行結果/出力形式
コマンドが正常に実行された場合は以下のメッセージが出力され、CSからDSの情報が削除されます。
Command execution succeeded. |
指定したホスト名がない場合は、以下のメッセージが出力されます。
The specified host name does not exist. |
指定したホスト名が複数登録されていると、削除対象を絞り込むために、以下のメッセージが表示されます。当メッセージが表示された場合は、-lstオプションと -dnオプションを指定して、再度実行してください。
"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbtrs\bin\DSDelete.exe" -host ds1.example.com The specified host name overlaps. "C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbtrs\bin\DSDelete.exe" -host ds1.example.com -lst DATA1 HostName:ds1.example.com ServerName:東京本社サーバ DN:/0aea26ed11bd363fb3628 Operation:稼動中(2009/05/31)・・・・・・・・(注1) DATA2 HostName: ds1.example.com ServerName:東京本社サーバ DN:/0aea249211bdaca90f1 ・・・・・・・・・・(注2) Operation:停止中(2009/03/01)・・・・・・・・(注1) "C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbtrs\bin\DSDelete.exe" -host ds1.example.com -dn /0aea249211bdaca90f1・・・(注2) Command execution succeeded. |
注1)DSが稼動中か停止中か、[Operation]で表示されている内容で確認します。
注2)停止中となっているDNをコマンドのパラメタとして指定します。
処理が失敗した場合は、エラーメッセージが出力されます。詳細は、“3.3.16 登録済みDSの削除コマンドで出力するメッセージ”を参照してください。