Linkexpress クラスタシステム導入説明書
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第3章 PRIMECLUSTERシステムにおける設定と運用> 3.1 SolarisおよびLinux上の設定と運用

3.1.4 業務の運用方法に関する注意事項

スタンバイ運用で作成されたPRIMECLUSTERシステムで業務定義を運用する際の注意事項について説明します。

■ノード切替えで業務再開できない業務について

以下に示す業務については、ノード切替えによる業務の業務再・再スケジュールはできません。

ノード切替えで業務再開できない業務については、手動で業務をキャンセルし、再実行してください。また、再スケジュールできない業務については、手動で業務を実行してください。

■手動で業務の再開を実行する方法について

業務が実行されている最中にノード切替えが発生すると、実行中のイベントが異常完了し、業務は中断状態になります。中断状態になった業務を再開する方法は以下のとおりです。

なお、DB格納をともなう業務に対しては、事前にDBサービスのリセット(lxrstsvコマンド)を-fオプションで実行してください。

■運用資源のディスク配について

PRIMECLUSTERシステムの場合、運用資源は、運用ノードから待機ノードに業務を引き継ぐことができるよう考慮する必要があります。各運用資源のディスク配置は以下の観点で行ってください。

■自側ジョブ起動イベンについて

自側ジョブ起動イベントに対して、必ずjobtimeオペランドでジョブ結果待ち時間を指定してください。業務定義ウィンドウでは"ジョブ結果待ち時間"に値を設定することで指定できます。


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