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Systemwalker Desktop Keeper  トラブルシューティングガイド
Systemwalker

3.7 運用環境の設定・変更に関するトラブル

1. SQL Serverサービスが起動しなくなりました。OSの起動時、およびサービスの手動起動でも起動しません。


対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因

SQL Serverのサービス起動時にログオンに失敗している可能性があります。

SQL Serverのサービスのログオンがローカルシステムアカウントではなく、通常のアカウント(administratorなど)を使用する設定になっていた場合、アカウントのパスワードが変更されると今までログインできていたものがログインに失敗し、その結果、サービスの起動ができない結果となります。


  【対処方法】

サービスログオンをローカルシステムアカウントに設定してください。


2. 管理サーバ再起動時、「LVDB-ERR003 データベースのオープンに失敗しました。SWDB.iniファイルの内容を確認してください。」と表示され、管理サーバのサービスが起動しません。


エラーメッセージ

「[LVDB-ERR003] データベースのオープンに失敗しました。SWDB.iniファイルの内容を確認してください。」

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因 1

Desktop Patrolなど、サーバ機能を持ったアプリケーションがSQL Serverと依存関係にあった場合、OSの起動時にSQL Server上のメモリを大量に確保しようとします。Systemwalker Desktop Keeperも同様にメモリを確保しようとします。 その結果SQL Serverがメモリを確保できずにサービス停止したものと考えられます。


  【対処方法】

搭載メモリを増設してください。


◆ 原因 2

OS起動時、SQL Serverが前回の状態から復旧動作を行っていることが原因でSQL Serverの起動より先にSystemwalker Desktop Keeperのサービスが起動してしまい、Systemwalker Desktop Keeperがタイムアウトとなってしまった可能性があります。


  【対処方法】

起動時のタイムアウトを長めに設定し、動作を確認してください。SWDB.iniファイルのConnectionTimeoutの値を変更してください。


3. 「データベースのオープンに失敗しました。」のエラーが出力され、サービスを起動できません。


エラーメッセージ

「[LVDB-ERR003] データベースのオープンに失敗しました。DB設定ファイルの内容を確認して下さい。」

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因

データベースが一杯となり自動拡張しようとしたが、自動拡張量の指定が大きいなどの理由で所定の時間内に拡張できなかったため、今回の現象が発生しています。

SQL Serverのログには、以下の情報が連続して出力されています。

データベース 'DTKDB' のファイル 'DTK_dat' の自動拡張が取り消されたか、29359 ミリ秒後にタイムアウトしました。小さな値の FILEGROWTH を設定するか、別のサイズを設定するには、LTER DATABASE を使用してください。

  【対処方法】

以下の手順で、自動拡張量を小さくしてください。

  1. [スタート]-[プログラム]-[Microsoft SQL Server]-[Enterprise Manager]を選択して、Microsoft® SQL Serverの「Enterprise Manager」を起動します。

  2. 「Enterprise Manager」の画面左のツリービューにおいて、[コンソールルート]-[Microsoft SQL Servers]-[SQL Server グループ]-[(local)(Windows NT)]-[データベース]-[DTKDB(Desktop Keeperのデータベース名)]を選択します。

  3. [DTKDB(Desktop Keeperのデータベース名)]を右クリックし、[プロパティ]を選択します。

  4. 表示された画面の[データファイル]タブの[ファイル拡張]を少なく設定してください。


4. リモートデスクトップ接続でサーバ設定ツール、バックアップツール、リストアツールを操作した場合、エラーが発生しました。


エラーメッセージ

V13.3.0以降の場合:

エラーは発生しません。

V13.2.0の場合:

「[xxxx-ERRyyy] このプログラムはターミナルサービスを使用するリモート接続機能からは使用できません。」
  xxxx,yyy:エラー番号の英数字です。

V13.0.0の場合:

エラーメッセージは表示されず、データベースアクセスに失敗します。


対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因

Systemwalker Desktop Keeperが使用しているデータベースの制限のため、リモートデスクトップ接続をしている場合にデータベースに対してコマンドが実行されるとエラーになります。


  【対処方法】

リモートデスクトップ接続ではなく、直接、サーバを操作してください。または、Live Helpなどのリモート接続ソフトを使用してください。


5. リモートデスクトップ接続によるリモート操作を行ったところ、Systemwalker Desktop Keeperでログが取得できません。


対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因

Systemwalker Desktop Keeperは、実端末上で行った操作に対してだけ、操作ログを取得します。したがって、リモートデスクトップで操作した内容を、ログとして取得することができません。

ただし、V14.0.0以降ではWindows Vista®、Windows® 7、Windows Server® 2008においてリモートデスクトップ接続した場合の内容をログとして取得できます。

また、V14.2以降では、リモートデスクトップ接続した場合の内容をログとして取得できます。


  【対処方法】

V14.2以降へバージョンアップしてください。


6. fsw11ej7コマンドの/C /Iオプションで管理サーバを変更しましたが、再起動しないでいると変更前の管理サーバにログを送信しています。


対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因

再登録コマンドを実行し、クライアント(CT)を再起動する契機によって、変更後のサーバが認識されるためです。


  【対処方法】

fsw11ej7コマンドの/Rオプションでクライアント(CT)の再登録を行ったのち、クライアント(CT)を再起動してください。


7. Systemwalker Desktop Keeperのクライアント導入後、印刷ができなくなりました。また、ネットワークへの接続ができなくなりました


対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因

印刷禁止機能を利用するには、Systemwalker Desktop Keeperのクライアント(CT)はプリンタサーバと常に接続している必要があります。プリンタサーバにクライアント系OS(Windows® XPやWindows 2000 Professionalなど)を使用していると、サーバの最大接続数(10)をすぐに超えてしまうためです。


  【対処方法】

BE V12.0L10の場合:

プリンタサーバにはサーバ系OS(Windows 2000 Server、Windows Server 2003など)を使用してください。

V12.0L20以降の場合:

8. 管理サーバのIPアドレスやコンピュータ名を変更したら、動作しなくなりました。


対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因

Systemwalker Desktop Keeperでは、管理サーバのIPアドレスおよびコンピュータ名を変更した場合はデータベースのIPアドレスおよびコンピュータ名を変更しなければなりません。

また、クライアント(CT)、管理コンソール、ログビューア(~V13.3)についても設定の変更が必要です。


  【対処方法】

統合管理サーバ/管理サーバについて

V12.0L20以前の場合は、以下の手順で、統合管理サーバ/管理サーバのIPアドレスとコンピュータ名を変更してください。

  1. データベースのIPアドレスおよびコンピュータ名を変更します。

    変更箇所は管理サーバ、または、統合管理サーバにより異なります。

    2階層構成の管理サーバ、および統合管理サーバの場合、PHYSICALNODELISTテーブルの「IPADDRESS」、「NAME」を変更します。

    3階層構成の管理サーバの場合、自サーバと統合管理サーバの情報を持っているため、変更する方のPHYSICALNODELISTテーブルの「IPADDRESS」、「NAME」を変更します。

V12.0L20からマニュアルに上記設定方法を記載しています。

V13.0.0以降の場合は、サーバ設定ツールで変更可能です。

クライアントについて

変更のあった管理サーバに登録されている全クライアント(CT)にて、接続先の管理サーバの変更を行い、再登録を実施してください。

また、V14.0.0以降では管理サーバでファイルを使用して変更することもできます。

詳細な手順については、“Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編”の“CT環境を変更する”を参照してください。

管理コンソール、ログビューア(~V13.3について

管理コンソールおよびログビューアについても管理サーバのIPアドレスを変更する必要があります。

V12.0L10の場合は、管理コンソールおよびログビューアを再インストールすることにより設定を変更してください。

V12.0L20以降の場合は、コントロールパネルの[プログラムの変更と削除]で、[Systemwalker Desktop Keeper 管理コンソール]および[Systemwalker Desktop Keeper ログビューア]の[変更]ボタンをクリックし、設定を変更してください。

9. LANケーブルが接続されていない状態で、ログビューア、または、管理コンソールが動作しません。


対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因

LANケーブルが接続されていない場合、階層化サービス接続エラーとなります。

これは、Systemwalker Desktop KeeperがIPで通信を行っているためです。管理サーバに接続しようとしますが、LANケーブルが接続されていないためにエラーとなります。


  【対処方法】

LANケーブルを接続してから、ログビューア、または、管理コンソールにログインしてください。


10. 接続している管理サーバを変更したにもかかわらず、以前接続していた管理サーバのCTポリシーが反映されてしまいます。


対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因

管理サーバからクライアント(CT)に対してポリシーを更新する場合、IPアドレスをもとにクライアント(CT)と通信を行います。管理サーバを変更後クライアント(CT)を再起動していないため、クライアント(CT)の情報が変更後の管理サーバに通知されず、クライアント(CT)を認識することができません。このため、以前接続していた管理サーバからポリシーが適用されます。

参考

V13.0.0以降のクライアント(CT)は自分に割り振られた識別IDを元に、正しい管理サーバからの通信かどうかを判断するため、以前の管理サーバのCTポリシーは反映されません。


  【対処方法】

移管前のサーバから該当のクライアント(CT)に対してポリシー配付を実施しないでください。

すでにポリシーを配付している場合は、クライアント(CT)を再起動することによって、接続先管理サーバのポリシーが適用されます。


11. Systemwalker Desktop Keeperバージョンアップ後、旧V/Lで使用していたSQL Serverを停止すると、[SWServerService]と[SWLevelControlService]のサービスも停止してしまいます


対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因

Systemwalker Desktop Keeperのサービスは、V12.0L20まではSQL Serverと依存関係を持ち、V13.0.0からはSymfowareと依存関係を持っています。

Systemwalker Desktop Keeper V13.0.0では、Symfowareサービスの性質上、V12→V13への上書きインストール時にはSQL ServerからSymfowareへのサービス依存関係を変更せず、データベース構築時にサービス依存関係を変更します。また、DB再構築ツールでは、すでにSymfowareと依存関係があることを前提として動作するため、Symfowareと依存関係が構築されていなかったとしても依存関係の変更を行いません。

本現象は、一度データベースの構築を行ったとき、既存障害PG54335が発生しエラーで停止したために依存関係が変更されなかったにもかかわらず、さらにDB再構築ツールで再構築したことによって、依存関係の変更が行われなかったことが原因です。


  【対処方法】

以下の手順でレジストリを変更することにより、依存関係を更新してください。

  1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。

    →[ファイル名を指定して実行]画面が表示されます。

  2. [名前]欄に“REGEDT32”と入力し、[OK]ボタンをクリックします。

    →[レジストリエディタ]画面が表示されます。

  3. 以下のキーを選択します。

    キー名:  「HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\fsw21sj0」
    キー名:  「HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\fsw21sj1」
    文字列値:「DependOnService」

  4. 「DependOnService」に以下の値を設定します。

    「SymfoWARE RDB SWDTK」

  5. [レジストリエディタ]画面を閉じます。


12. エラーが発生し、Symfowareを停止できません


エラーメッセージ

「qdg12426u:RDBIIを停止できません 原因:動作中」

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因

Systemwalker Desktop Keeperが完全に停止する前に、Symfowareの停止処理が行われたため、本エラーが発生しています。


  【対処方法】

バッチコマンドなどでSystemwalker Desktop Keeperのサービスを停止する場合は、Systemwalker Desktop Keeperのサービス(SWLevelControlService、SWServerService)を停止後、5分ほど経過してからSymfoware停止コマンドを実行してください。


13. クライアント(CT)を起動するたびに「S101-ASK001」のメッセージが出力され、「はい」を選択すると自動で再起動となり、ループします。


エラーメッセージ

「[S101-ASK001] 最新のモジュールが提供されています。最新版に更新する場合は、「はい」 を押してください。更新しない場合は「いいえ」を押してください。「はい」を選択し更新が完了すると自動的に再起動するので、アプリケーションを終了させておいてください。」

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因 1

2階層構成で、階層化サービス(SWLevelControlService)が停止しています。


  【対処方法】

階層化サービス(SWLevelControlService)を起動してください。


◆ 原因 2

2階層構成であるが、管理サーバ(=統合管理サーバ)のインストール時に、誤って非統合管理サーバでインストールを実施したためです。

2階層構成の場合、管理サーバは統合管理サーバとしてインストールする必要があります。以下のいずれかを実施した場合は、インストール手順が誤っています。

  【対処方法】

どちらの場合も、以下の手順で再インストールを実施してください。

  1. サーバサービス/階層化サービスをアンインストールします。

  2. 作成したデータベースを削除します。
    Systemwalker Desktop Keeperからはデータベースを削除できません。SQL-SERVERのEnterprise Manager、または、SQLコマンドでDrop Databaseを実行してください。

  3. マニュルにしたがって、データベースを作成後、サーバサービス/階層化サービスをインストールします。


◆ 原因 3

3階層構成において、管理サーバから統合管理サーバを判別できていない(LAN抜け、統合管理サーバのSystemwalker Desktop Keeperサービスが未インストール、サービス未動作、設定誤りなど)可能性があります。

クライアント(CT)は、最新モジュールの有無を、管理サーバ経由で統合管理サーバ内の情報と照らし合わせて判断しますが、判断できない状態にあるためです。


  【対処方法】

LANが抜けている、または設定誤りの場合は、統合管理サーバとの疎通を行ってください。IPアドレスが正しく設定されているか、使用するポートが開かれているか、確認してください。

統合管理サーバのSystemwalker Desktop Keeperサービスが未インストールの場合は、サービスをインストールしてください。

階層化サービスが起動していない場合、階層化サービス(SWLevelControlService)を起動してください。


14. サーバサービスを停止させましたが、タイムアウトエラーが発生しました。


エラーメッセージ

「fsw21sj0サービスからのトランザクション応答の待機中にタイムアウト(30000ミリ秒)になりました。」

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因

DB付け込み用スレッドの停止に時間がかかり、SCM(サービスコントロールマネージャ)のタイムアウト値(30秒)を超えたため、エラーが発生しました。


  【対処方法】

タイムアウトとなっていますが、サービス停止処理自体は継続で行っているため、DB付込みスレッドの停止処理が終わり次第サービスも停止するので、対処は不要です。


15. 3階層環境にて管理コンソールから管理サーバに接続した際に、認証エラーが発生しました


エラーメッセージ

[MGLD-ERR004] 認証に失敗しました。ユーザーIDまたはパスワードを確認してください。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因

ユーザーの一元管理により、管理サーバのパスワードが統合管理サーバのパスワードで上書きされていたためです。


  【対処方法】

統合管理サーバのパスワードを入力してください。



16. データ転送コマンドを利用してログアナライザサーバへログ情報を転送する際に、ログアナライザサーバのイベントログ(セキュリティ)に、失敗の監査ログ「ドメイン コントローラがアカウントの資格情報の確認を試行しました。」が出力されます。


エラーメッセージ

以下のイベントログが表示されます。

ログの名前:セキュリティ
ソース:Microsoft Windows security auditing.
イベントID:4776
タスクのカテゴリ:資格情報の確認
キーワード:失敗の監査
内容:ドメイン コントローラがアカウントの資格情報の確認を試行しました。
      認証パッケージ:MICROSOFT_AUTHENTICATION_PACKAGE_V1_0
      ログオン  アカウント:アカウント名(※1)
      ソースワークステーション:コンピュータ名(※2)
      エラーコード:0xc0000064
    ※1:ログアナライザ設定の「共有フォルダ接続用Windowsアカウント」に指定したアカウント名
    ※2:データ転送コマンドを実行したコンピュータ名

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因

以下の条件をすべて満たす場合、上記ログが出力されることがあります。

  【対処方法】

上記環境で運用する場合は、ログアナライザ設定の「共有フォルダ接続用Windowsアカウント」は「ドメイン名\アカウント名」の形式で指定してください。
なお、上記ログが発生しても、データ転送コマンドの実行自体には問題はありません。



17. 管理サーバのイベントログに「RDBの自動容量拡張において必要な空き領域を全く確保できませんでした。」や「自動拡張に失敗しました。」が発生しています。


エラーメッセージ

以下のイベントログが表示されます。

ログの名前:アプリケーション
ソース:SymfoWARE RDB
イベントID:2869
内容:qdg02869u:DSI'DTKDB.XXXXXX_XXXDSI'の'XXX'に対する自動容量拡張に失敗しました 割付け量='XXXX'キロバイト (システム名=SWDTK) 
ログの名前:アプリケーション
ソース:SymfoWARE RDB
イベントID:2866
内容:qdg02866u:DSI'XXXXXX_XXXDSI'の'XXX'に対する自動容量拡張において必要な空き領域を全く確保できませんでした 割付け量='XXXX'キロバイト (システム名=SWDTK) 

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0


◆ 原因

データベース領域が枯渇していることが原因で、データベースからエラーメッセージが発生しています。


  【対処方法】

データベース内のログデータをバックアップ後、ログを削除してください。

詳細な手順については、“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“ユーザー資産を退避する”を参照してください。