ファイル単位バックアップを実現するには、すでに存在するTSMサーバの動作に関する定義であるdsmserv.optファイルを編集し、以下の定義を追加してください。
dsmserv.optファイルが存在する場所は、の「2.1.4.1 動的ディスク容量」で見積もった“ETERNUS SF TSM database directory”(「DB格納ディレクトリ」)です。
COMMmethod TCPip TCPPort 1500 |
各項目の意味は以下のとおりです。
項目 | 意味 |
---|---|
COMMmethod | 通信プロトコルを指定します。以下の記述を行ってください。
|
TCPPort | TCP/IP通信用のポート番号です。以下の記述を行ってください。
1500が使用されている場合は、1024~32767の範囲で空いているポート番号を指定します。 |
なお、「DB格納ディレクトリ/dsmserv.opt」ファイルの編集完了後、TSMサーバデーモンをテープサーバ上で停止、起動を実施してください。
停止と起動の詳細は、「8.3.2 OS停止をしない場合の停止」と「8.2.2 OS稼働状態からの起動」を参照してください。