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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.1 運用ガイド テープサーバオプション編
ETERNUS

2.1.4 運用に必要な資源

2.1.4.1 動的ディスク容量

AdvancedCopy Managerテープマネージャーを運用するには、インストール対象のサーバのディスクに、「2.1.3.1 静的ディスク容量」のほかに以下の空き容量が必要です。

表2.6 テープマネージャーの運用に必要なディスク容量

項番

ディレクトリ

必要量
(単位:バイト)

運用内容

1

fixed configuration directory

((10K+3K×(a+1))×b)+(50K×c×2)

Symfowareバックアップ運用を行わない場合に必要な容量です。
算出した値を20MBの倍数で切り上げてください。

((13K+3K×(a+1))×b)+(50K×c×3)

Symfowareバックアップ運用を行う場合に必要な容量です。
算出した値を20MBの倍数で切り上げてください。

2

fixed configuration directory

30M

必須容量です。

3

variable configuration directory

256M

必須容量です。

4

ETERNUS SF TSM database directory

(a+1)×b×700

Symfowareバックアップを行わない場合に必要な容量です。
算出した値を4MBの倍数で切り上げ、さらに1MBを加算します。これはTSMのデータベースをフォーマットするときの値としても利用します。今後のバックアップ運用変更を加味し、十分に余裕のある値を見積もってください。

(a+1)×(b×2)×700

Symfowareバックアップを行う場合に必要な容量です。
算出した値を4MBの倍数で切り上げ、さらに1MBを加算します。これはTSMのデータベースをフォーマットするときの値としても利用します。今後のバックアップ運用変更を加味し、十分に余裕のある値を見積もってください。

(p+1)×r×700

ファイル単位バックアップを行う場合に必要な容量です。
ファイル単位バックアップ以外の見積りに、本値を合算してください。
算出された値を4MBの倍数で切り上げ、加算します。この値は、TSMデータベースをフォーマットするときにも利用します。
今後のバックアップ運用変更を加味し、十分に余裕のある値を見積もってください。

(q+1)×s×700

NASバックアップを行う場合に必要な容量です。
NASバックアップ以外の見積りに、本値を合算してください。
算出された値を4MBの倍数で切り上げ、加算します。この値は、TSMデータベースをフォーマットするときにも利用します。
今後のバックアップ運用変更を加味し、十分に余裕のある値を見積もってください。

300M

NASディレクトリ単位/ファイル単位リストアを行う場合に必要な容量です。
NASバックアップ時、TSMではNASからTOC(目次情報)を取得します。その一時領域として、約300MB使用するため、事前に容量を確保する必要があります。

512M

必須容量です。

5

なし

(担当CM0を割り当てているRAIDグループの論理ユニット)×2つ
(担当CM1を割り当てているRAIDグループの論理ユニット)×2つ
合計4つ必要(負荷分散のため)

以下のディスクアレイ装置を使用する場合に必要な容量です。

  • ETERNUS DX60/DX60 S2, DX80/DX80 S2, DX90/DX90 S2

  • ETERNUS DX400/DX400 S2 series

  • ETERNUS2000

  • ETERNUS4000

ディスクアレイ装置へのI/Oを行うためのアクセスボリュームとして使用します。

論理ユニット×4つ(負荷分散のため)

上記のディスクアレイ装置以外を使用する場合に必要な容量です。
ディスクアレイ装置へのI/Oを行うためのアクセスボリュームとして使用します。

注意

上記のディスク容量には、AdvancedCopy Managerのマネージャーまたはエージェントに必要な容量は含まれていません。

2.1.4.2 メモリ容量

AdvancedCopy Managerテープマネージャーを運用するには、インストール対象のサーバに以下のメモリ容量が必要です。

表2.7 運用時に必要なメモリ容量

項番

必要量
(単位:バイト)

運用内容

1

256M

必須容量です。

2

32M×c×2

Symfowareバックアップを行わない場合に必要な容量です。

3

32M×c×3

Symfowareバックアップを行う場合に必要な容量です。

c :同時に実行するバックアップ、リストア、およびテープへのコピーの数を合算した値です。Symfowareバックアップ運用の場合、データベーススペース数を合算した値です。

注意

上記のメモリ容量には、AdvancedCopy Managerのマネージャーまたはエージェントに必要な容量は含まれていません。

2.1.4.3 スワップ容量

AdvancedCopy Managerテープマネージャーを運用するには、以下のスワップ容量が必要です。

表2.8 運用時に必要なスワップ容量

項番

必要量
(単位:バイト)

運用内容

1

128M

必須容量です。

2

16M×c×2

Symfowareバックアップを行わない場合に必要な容量です。

16M×c×3

Symfowareバックアップを行う場合に必要な容量です。

c :同時に実行するバックアップ、リストア、およびテープへのコピーの数を合算した値です。Symfowareバックアップ運用の場合、データベーススペース数を合算した値です。

注意

上記のスワップ容量には、AdvancedCopy Managerのマネージャーまたはエージェントに必要な容量は含まれていません。