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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.1 運用ガイド テープサーバオプション編
ETERNUS

5.7.5 TSM管理クライアントおよびTSMのサーバ名の登録

TSM管理クライアントおよびTSMのサーバ名の登録を行います。「5.7.4 データベースとログファイルのフォーマット」で使用したシェル変数および環境変数を、そのまま使用します。
手順を以下に示します。

  1. TSMサーバデーモンを手動で起動します。起動に成功すると、“TSM> ”というプロンプトが表示されます。

    # cd $TSMDB
    # /opt/tivoli/tsm/server/bin/dsmserv
      :
      :
    TSM>

    注意

    ここでの設定を行うためには、TSMサーバデーモンは手動で起動する必要があります。自動起動されていても設定は行えませんので注意してください。

  2. TSMの管理者のIDとパスワードを登録します。

    TSM> register admin <管理者ID> <管理者パスワード> passexp=<パスワードの有効期限>

    TSMの<管理者ID>および<管理者パスワード>には、「5.6.1.2 TSM連携定義ファイルの設定」で設定した値を使用します。
    <パスワードの有効期限>には0(無期限)を指定します。

    以下に実行例を示します。

    TSM> register admin admin admin passexp=0
    TSM>
  3. 管理者への権限を付与します。

    TSM> grant authority <管理者ID> class=system

    <管理者ID>には、上記で設定した管理者IDを指定します。以下に実行例を示します。

    TSM> grant authority admin class=system
    TSM>
  4. TSMのサーバ名を設定します。

    TSM> set servername <サーバ名>

    TSMの<サーバ名>には、クライアントシステムオプションファイル(dsm.sys)で設定したSERVERnameの値を指定します。以下に実行例を示します。

    TSM> set servername tapeserver1
    TSM>
  5. TSMサーバデーモンを停止します。

    TSM> halt

    注意

    haltコマンドは、TSMサーバデーモンを起動したプロンプト上で実行してください。シェルのコマンドプロンプトではありません。

参照

TSM管理クライアントおよびTSMのサーバ名の登録に関する詳細は、『Tivoli Storage Manager for Sun Solaris 管理者ガイド』および『Tivoli Storage Manager for Sun Solaris 管理者解説書』を参照してください。