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ETERNUS SF Express 15.2/ Storage Cruiser 15.2/ AdvancedCopy Manager 15.2 導入ガイド
ETERNUS

5.2.4 AdvancedCopy Managerエージェント(Linux版)のインストール手順

AdvancedCopy Managerエージェント(Linux版)をインストールする手順は、以下のとおりです。

  1. 作業を行うサーバに、root(スーパーユーザー)でログインします。

  2. 本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック エージェントプログラム & マニュアル」を装置のDVD-ROMドライブに挿入し、DVD-ROM媒体をマウントします。

    以下のコマンド実行例では、DVD-ROMドライブのデバイス名を「/dev/cdrom」としています。DVD-ROMドライブのデバイス名は、装置によって異なります。

    # mount /dev/cdrom <DVD-ROMマウントポイント>
  3. AdvancedCopy Managerエージェントをインストールします。

    以下のコマンドを実行すると、AdvancedCopy Managerエージェントの複数のパッケージを一括インストールします。

    # cd <環境別ディレクトリ>
    # ./swsetup

    上記の<環境別ディレクトリ>は、以下の表を参考にしてください。

    利用環境

    ディレクトリ

    Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for x86)
    Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for EM64T)
    Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for x86)
    Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for EM64T)

    <DVD-ROMマウントポイント>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/rhel4_x86

    Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)

    <DVD-ROMマウントポイント>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/rhel5_x86

    Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)で、Symfoware連携機能を利用する

    Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)で、Symfoware連携機能を利用しない

    <DVD-ROMマウントポイント>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/rhel5_x64

    Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)
    Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)

    <DVD-ROMマウントポイント>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/rhel6_x86

    参考

    swsetupコマンドの代わりにeasysetupコマンドを実行すると、インストール先ディレクトリの設定や/etc/servicesファイルでのポート番号の登録が不要になります。

    • コマンド実行例

      # cd <環境別ディレクトリ>
      # ./easysetup [-o]

      または

      # ./easysetup -p port-number [-o]
    • オプション指定の有無による動作概要

      オプション指定

      動作概要

      なし

      管理対象サーバ(Storageサーバ)で使用するポート番号は、1226(デフォルト)となります。
      stgxfwsサービスのポート番号が/etc/servicesファイルに登録済みの場合、登録済みのポート番号を使用してインストールするため、ポート番号の登録は省略されます。

      -pオプション

      管理対象サーバで使用するポート番号を変更する場合に指定します。ポート番号は、1024~65535の範囲で指定する必要があります。
      stgxfwsサービスのポート番号が/etc/servicesファイルに登録済みの場合、登録済みのポート番号を使用してインストールするため、ポート番号の登録は省略されます。

      -oオプション

      ポート番号とインストール先ディレクトリを、対話形式で設定する場合に指定します。
      stgxfwsサービスのポート番号が/etc/servicesファイルに登録済みの場合、または-pオプションと同時に指定した場合、登録済みのポート番号を使用してインストールするため、ポート番号の問合せが行われません。

    • easysetupコマンドを使用する場合の注意事項

      • インストール先ディレクトリは、デフォルトが採用されます。インストール先ディレクトリのデフォルトは、手順3を参照してください。

      • ほかのソフトウェアによって、stgxfwsサービスのポート番号または-pオプションで指定したポート番号が登録されている場合、ポート番号は登録されません。「6.2.2 ポート番号の設定」を参照し、ポート番号を手動で登録してください。

  4. 以下のメッセージが表示されるので、インストール先のディレクトリを入力します。

    # ./swsetup
    swsetup: Installer is preparing for installation...
    
    +-----------------------------------------------------------+
    |               ETERNUS SF AdvancedCopy Manager             |
    |                            15.2                           |
    |                  Copyright FUJITSU LIMITED 2012           |
    +-----------------------------------------------------------+
    
    Welcome to Setup.
    This program will install "AdvancedCopy Manager" on your system.
    
    Agent setup...
    Default installation settings for this setup are as follows:
            Program install directory          : /opt
            Fixed configuration directory      : /etc/opt
            Modifying configuration directory  : /var/opt
            
    Do you want to change the installation settings? (default: n) [y,n,?,q]

    上記メッセージにおけるディレクトリ名の意味は、以下のとおりです。

    ディレクトリ名

    説明

    Program install directory

    パッケージのインストール先ディレクトリです。
    デフォルトは、/optです。

    Fixed configuration directory

    環境設定用ファイルのインストール先ディレクトリです。
    デフォルトは、/etc/optです。

    Modifying configuration directory

    変更されるファイル(ログファイル、一時ファイルなど)のインストール先ディレクトリです。
    デフォルトは、/var/optです。

    インストール先ディレクトリを変更する場合は、“y”を入力して手順5へ進みます。
    変更しない場合は、“n”を入力する、または<Return>キーを押して、手順6へ進みます。

  5. インストール先ディレクトリを指定します。

    以下のメッセージに対して、インストール先ディレクトリを入力してください。

    Please specify install directory: (default: /opt) [?,q] /acm/opt
    
    Please specify fixed configuration directory: (default: /etc/opt) [?,q]  /acm/etc/opt
    
    Please specify variable configuration directory: (default: /var/opt) [?,q] /acm/var/opt

    入力を終えると、以下のような確認メッセージが出力されます。
    了解する場合には“n”を入力する、または<Return>キーを押してください。
    再度変更したい場合は、“y”を入力して、再入力してください。

    Installation settings for this setup are as follows:
            Program install directory         : /acm/opt
            Fixed configuration directory     : /acm/etc/opt
            Modifying configuration directory : /acm/var/opt
            
    Do you want to change the installation settings? (default: n) [y,n,?,q]
  6. インストール先ディレクトリを入力すると、以下のようなメッセージが表示されます。インストールを継続する場合は“y”を、中断する場合は“n”を入力します。

    Do you want to continue with the installation of this package? [y,n,?]
  7. 手順6で“y”を入力した場合は、インストールが開始されます。

    インストールに成功すると、以下のメッセージが表示されます。

    swsetup: AdvancedCopy Manager was installed successfully.
  8. 以下のコマンドを実行した後、インストールに使用したDVD-ROM媒体を装置から取り出します。

    # cd /
    # umount <DVD-ROMマウントポイント>

以上で、AdvancedCopy Managerエージェント(Linux版)のインストールは終了です。

6.2 AdvancedCopy Managerエージェントのセットアップ」を参照して、AdvancedCopy Managerエージェントをセットアップしてください。